キャスティングディレクター(映画)
どんな職種?
映画に出演する俳優をキャスティングする仕事
映画の監督やプロデューサーから依頼を受けて、出演する俳優をキャスティングする仕事。最終的な決定を下すのは監督やプロデューサーだが、出演者の選択肢として作品のイメージに沿った俳優をリストアップする重要な役割を担っている。映画製作ではあらかじめ撮影スケジュールや予算が設定されているため、細かな条件について事前に俳優が所属するプロダクションや事務所と交渉を行っておく必要がある。したがって複雑な芸能界のビジネス慣習やルールを学んだ上で、豊かなコミュニケーション能力の発揮が求められる。
こんな人におすすめ!
監督やプロデューサーの意向をくみ取って、適材適所を実現できる
監督やプロデューサーの要求を的確に理解し、俳優の個性をつかんで役に当てはめるため、情報収集力に加え、想像力がある人に向いている。脚本の意図や監督の方向性を細かくくみ取る理解力も求められる。映画や演劇などの知識や、俳優が所属する事務所との交渉スキルなどもあると仕事をスムーズに進められる。
キャスティングディレクター(映画)を目指すなら!
- 高校
- 大学・短大・専門学校必要な学び:舞台・演劇・舞踊学、文芸学など
- 採用試験就職先:映画製作会社、映像プロダクション、芸能事務所など
- キャスティングディレクター(映画)
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Point1
映画製作に関わるさまざまな知識を勉強しておくと、監督やプロデューサーとの意思疎通を円滑に行うことができる。
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Point2
日本ではまだ従事する人の数が少ない職種で、特に決まった道があるわけではないが、映画製作や劇団運営に関する仕事に就き、キャスティングの現場で経験を積むことで、人脈を広げて仕事の依頼を増やす方法が考えられる。