猿の調教師
どんな職種?
猿にさまざまな芸を仕込んで観客に披露する猿まわし芸人
日本の伝統芸能である「猿まわし」を行う調教師である。猿にさまざまな芸を仕込んで観客の前で披露する。芸の質のためにも、動物愛護の観点からも、猿を人間の大切な芸のパートナーとして接する心が求められる。商業施設やテーマパークなどでのイベントショー、ストリートでの大道芸パフォーマンス、ドラマやバラエティー・映画・CMなどに出演する場合もある。資格などは特に必要ないが、猿まわしを行う興行団体などで経験を積んでから、猿まわし芸人として芸能プロダクションに所属して活動するケースが多い。
こんな人におすすめ!
パートナーの猿と信頼関係を築き、エンターテイナーとしての技量がある
パートナーである猿と深い信頼関係を築く必要があるため、自分の思い通りにならない相手にも向き合える力が必要とされる。また自身もエンターテイナーとして観客を喜ばせることが得意であることや、ショーの進行なども担うことからトークスキルも求められる。また、猿が観客をけがさせないようにしつけることや、リスクマネジメント力があることも重要だ。
猿の調教師を目指すなら!
- 高校
- 大学・短大・専門学校必要な学び:コミュニケーション学、獣医学、動物看護学、観光学など
- 採用試験就職先:猿まわしを行っている団体・プロダクション、動物園、猿が主役となっている観光地など
- 猿の調教師
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Point1
日本各地で行われる猿まわしショーで、調教師の技を見ることも学びの一つ。調教師の修業期間中はショーの運営業務などを行いながら技の練習を行うことが多いので、一人前の調教師の技を間近で見ることが可能だ。
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Point2
入団希望の団体とコンタクトを取り、入団する。劇場の清掃などの雑用業務を経て、その団体が指定する試験に合格すれば一人前の調教師としてショーに出演するなど活動することができる場合が多い。