アニメーター
どんな職種?

セル画を重ねて完成させるアニメの絵を描くのが仕事
セルアニメの作品をつくるにあたって、何百枚もの透明なシートに連動する静止画を描き、アニメ動画に仕立てる。種類は「原画」と「動画」の2つ。原画マンが連続するポーズ(中割り)を描き、動画マンがそのつながりを描く。着色は領域外。原画マンは、監督や演出家がつくった絵コンテを基にカメラワークや背景画、ラフをつくり、動きの速さを想定した分割の指示も行う。技量が認められ、作画監督を経て数々の人気作品を手がける売れっ子や、監督になる人もいる。
こんな人におすすめ!
スムーズな動画を描く力量と何百枚も描き続ける根気が必須
アニメ動画のクオリティーはアニメーターの力量次第。なめらかでスピード感ある動画を描く技術が求められる。微妙な表情や動きにキャラクターの個性が出るため、デッサン力と一枚一枚精密に描き分けるセンスも必要。100枚単位のセル画を描かなくてはならないため、徹夜が続く。ギャランティーは完全出来高制なので、厳しい条件下でも描き上げるなど、仕事への思い入れもカギとなる。

アニメーターを目指すなら!
- 高校
- 大学・短大・専門学校必要な学び:マスコミ学、メディア学など
- 採用試験就職先:アニメ制作会社、プロダクションなど
- アニメーター
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Point1
特にこの資格があればなれるというのものはない。まずはデッサン力を磨くことから始め、アニメの専門教育を行う学校でアニメーター技能を身に付ける。
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Point2
独学にせよ専門学校に通うにせよ、作品を描きため、自分の作品集(ポートフォリオ)をつくることが大切。制作会社に連絡して作品集を持って売り込むのが一般的だ。