政治家も銀行員も!? 異色のキャリアを持つ日本の作家たち

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政治家も銀行員も!? 異色のキャリアを持つ日本の作家たち

2015.07.28

提供元:マイナビ進学編集部

政治家も銀行員も!? 異色のキャリアを持つ日本の作家たち

日本で「作家」の肩書きを持つ人がキャリアをたどってきた業種は多岐に渡ります。銀行員、科学者、医師などの「堅い」職業から、ホステス、喫茶店オーナーなども。日本文学と作家の経歴について紹介します。

この記事をまとめると

  • 日本の作家の中には異色の経歴を持つ人がたくさん
  • 小説のリアリティや豊かな表現は自身の経験から生み出されている
  • 作品を読む時は作家の経歴や時代の風潮を探るとより楽しい!

元都知事の石原氏は小説家でもある?

2012年まで東京都知事を務めた石原慎太郎氏は、実は芥川賞作家でもあることを知っていますか?1955年、まだ大学生だった頃に『太陽の季節』で芥川賞を受賞し、この作品は映画化もされました。若者のリアルを描く、当時としては斬新な表現の数々は大変話題になりました。皆さんのおじいさん、おばあさんの世代にとっては、もしかすると石原慎太郎氏は作家という印象の方が強いかもしれません。

日本の作家の中には、石原氏のように異色のキャリアを持つ人がいるのです。教科書にも載っている『舞姫』の作者、森鴎外もその一人ですね? 彼は医学部卒業後に陸軍軍医となり、軍の命令でドイツ留学をしました。その時の逸話が『舞姫』のモデルになっていることはあまりにも有名です。彼は帰国してから1年半後に『舞姫』を発表するなど、軍医としての仕事と並行して活発な文筆活動を開始しました。

銀行員から学者まで多彩な経歴

もちろん最近も異色のキャリアを持っている作家はいます。例えば、2011年の直木賞作家で、「倍返しだ!」のセリフですっかり有名になったドラマ「半沢直樹」の原作小説を書いている池井戸潤氏は、大学卒業後、ちょうどバブル期に銀行に就職。その後7年間勤めています。彼の銀行を舞台にした小説にリアリティがあるのは、実体験に基づいていたからだったと言えます。『オレたちバブル入行組』という小説のタイトルも、実は彼の経歴そのままだったのですね。

また、アニメ化もされた『精霊の守り人』や『獣の奏者』シリーズの作者で、2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞して話題になった上橋菜穂子氏。彼女は大学卒業後、大学院で文化人類学を学び、世界各地でフィールドワークを行っていた学者でもあります。彼女の作品にはその時に見聞きした伝承などが題材として活かされています。

文学研究の第一歩は作者のキャリアチェックから!

お堅いイメージの経歴ばかりでなく、中には喫茶店のオーナーだったという経歴の人も。これが、国内外で小説の人気が高く、ノーベル文学賞の候補によく挙げられている村上春樹氏です。彼は大学在学中に結婚し、その後昼間はジャズ喫茶、夜はジャズバーとなる店のオーナーとなりました。

このように、最初から作家一筋ではない、異色のキャリアを持つ日本の作家は他にもたくさんいます。例からもわかるように、作品にはそれぞれの経験や、その経験をした時代の風潮が活かされていることが実はとても多いのです。ですから、作家が作品を書くまでの経歴やその時代の風潮を探るのが文学研究の第一歩。文学作品を読む視点が変わって、おもしろいですよ。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「日本文学」
はこんな学問です

古事記や万葉集などの上代文学にはじまって、中古、中世、近世、近現代に至る日本の詩歌、日記、物語、戯曲、小説など、あらゆるジャンルの文学的な表現を研究の対象とする学問である。また、それぞれの文学作品が生み出される背景となった作家の個性、同時代的な価値観、さらには、その時代の流行などの文化的な特徴、その作品が社会に与えたインパクトなどについても多面的に考察する。

「日本文学」について詳しく見る