「マーベル」が人気! 作品の壁を越えて、アメコミ・ヒーローが共演できるのには理由があった?

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「マーベル」が人気! 作品の壁を越えて、アメコミ・ヒーローが共演できるのには理由があった?

2016.03.10

提供元:マイナビ進学編集部

「マーベル」が人気! 作品の壁を越えて、アメコミ・ヒーローが共演できるのには理由があった?

ヒーロー映画でおなじみのアメコミ=アメリカンコミックでは、さまざまなヒーロー同士が共演することがあります。この共演とも関係のある、日本の漫画と異なるある仕組みについてご紹介します。

この記事をまとめると

  • アメコミは日本の漫画と商業システムが大きく異なる
  • 出版社が著作権を持っているために同じ作品を長年続けられる
  • 長く続いているアメコミ漫画は飽きさせないように新鮮なアイデアを生み出している

ヒーローもの映画でおなじみのアメコミは、同じ漫画でも日本とはだいぶ違う!?

スパイダーマン、X-メン、ファンタスティック・フォー、超人ハルク、アイアンマン……。実写化されるたびに大ヒットを飛ばしているヒーローもの映画。その原作となるアメコミことアメリカンコミックスも、日本の漫画と同様に長い歴史があります。日本人とも縁が深いアメコミですが、日本の漫画とは、そもそも出版のシステムがだいぶ違うことをご存じですか?

アメコミの歴史は長く、スーパーヒーローものの第1号、漫画『スーパーマン』が誕生したのは、何と1938年のこと。戦前から続いていたんですね。しかしアメコミは『週刊少年ジャンプ』のように、いくつもの漫画が載っているのではなく、1冊につき1つのタイトルだけ。そして月刊で販売されていることが多いので、低価格で毎週たくさん漫画が読める日本とはだいぶ違います。

アメコミでは2つの大きな出版社があり、それが「DCコミックス」と「マーベルコミックス」。共にヒーロー漫画を扱っており、その内容は勧善懲悪ものが多く単純で豪快です。日本のように、ヒーローものから恋愛、グルメ、不条理ギャグ漫画……といったバラエティに富んだ感じはありません。ちなみに、代表的なのはスーパーマンやバットマンはDCコミックス、アベンジャーズの面々やスパイダーマン、X-メンはマーベルコミックスのヒーローです。

アメコミは出版社が著作権を持ち、分業制で作品が作られている

それ以上に、日本の漫画とアメコミがもっとも異なる点は「著作権」です。日本では『ワンピース』なら尾田栄一郎先生に、『銀の匙』なら荒川弘先生に……といった具体に、漫画の作者が作品の著作権を持っているのが普通です。

著作権は、出版だけでなく作品を使ったあらゆることに関係してきます。映画化・アニメ化するときや、キャラクターグッズを作るときなどには、著作権者の許諾を得ずに作ることはできません。また、作品の連載自体が終わってしまったときは、著作権を持っている作者が認めないと、終わってしまった作品の続きを作ることはできません。

ところが、アメコミでは作品やキャラクターの著作権を持っているのは、作者ではなく出版社。映画化やグッズ作りも出版社の意思で自由に行うことができ、原作者や作画者を変えて、同じキャラクターの作品を作り続けることができるのです。誕生してもうすぐ80年になるスーパーマンの新作が出版され続けているのもそのシステムが理由です。

日本では考えられないシステムですが、そもそもアメコミは分業制で作られており、ストーリーを書くシナリオライター、作画は下絵を描くペンシラー、ペンを入れるインカー、色をつけるカラーリスト、セリフなどの文字を書き込むレタラーなど、たくさんの人が集まって1つの作品を作りあげているのです。

映画に毎回顔を出す、マーベルコミックスの偉大な原作者って?

『アベンジャーズ』のように、キャプテン・アメリカや超人ハルク、アイアンマンら、本来は別の漫画の主人公たちが豪華共演を果たした作品もあります。そんな作品の垣根をまたいでヒーローたちが共演できるのは、彼らが全員、マーベルコミックスのヒーローだから。また、DCコミックスからも『バットマンvsスーパーマン』が公開され、2大ヒーローの対決が大きな注目を集めました。こうした共演も出版社が権利を持っているからこそ実現するんですね。

「じゃあ、もしかしたらスーパーマンとアイアンマンとか、バットマンとスパイダーマンの共演が実現することもある!?」と期待したみなさん、申し訳ありません。それぞれ発行されている出版社が異なるため、それぞれのキャラクターをクロスオーバーさせて一つの作品に登場させるのは、残念ながらとても難しいことでしょう。「大人の事情」というやつでしょうか。

このように、作者ではなく出版社が権利を持っているアメコミですが、出版社の専属シナリオライターとして長年活躍している人もいます。それが、マーベルコミックス作品の原作者であり93歳の現在も活躍しているスタン・リー氏。スパイダーマン、アイアンマン、X-メンなど、マーベルコミックスの人気作品のほとんどのシナリオを手掛けている重鎮です。

このリー氏、マーベル映画にも毎回カメオ出演(短時間のゲスト出演)していることでも知られており、ヒーローに助けられたり、ちょっかいを出したりと、毎回、そこそこ目立つ役で映画に登場しています。マーベルファンの中には、「今回、リーはどこに出るんだ?」とワクワクしながら新作映画を観る人もいるのだとか。

長く続いているアメコミには、人気漫画のヒントがあるかも?

日本でも多くの「漫画原作者」が活躍しています。特に漫画週刊誌が多く出版されている日本では、連載作品を手掛けている漫画原作者の仕事は、絵を描くことよりも、作品を読むことを楽しみにしている読者のため、常に作品のストーリーを考えることです。

アメコミで長期間続いている作品も、常に新鮮なアイデアで読み手を飽きさせないようにしていることが人気を持続させている要因になっています。漫画原作者を目指したい人は、スーパーマンやスパイダーマンなど長く続いているアメコミからヒントを得られるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
広告・出版・マスコミ」を解説

情報を収集・編集し、おもにマスメディアを通じて発信する業界です。放送や新聞は情報を伝達する仕組みの管理・運営も行います。権力を監視したり、社会の不正を明らかにしたりするジャーナリズムとしての機能を担ったり、エンターテインメントを広く提供したりするなど、メディアにより役割はさまざま。一般の人が触れられない情報に接し、社会への影響力も大きいため、高い倫理観が求められます。

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この記事で取り上げた
「芸能・エンタテインメント」
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テレビ・映画・演劇・音楽業界などで多種多様なパフォーマンスを提供し、娯楽を与える芸能・エンタテインメント。一般的にはメディアなど、表舞台で活躍する人たちを総称し、芸能人と呼ばれることが多いが、その裏方でそれらの人たちを支える大勢のスタッフも芸能・エンタテインメント業界の一員だ。また、コンピュータグラフィックス(CG)で描かれ、ネット上で活動するバーチャルアイドルなど、エンタテインメントは人とデジタルとの競合も見逃せない。

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