トカゲや鳥と楽しくお茶する!? 猫だけじゃない、オモシロ動物カフェが増えてる?

ここ数年、猫カフェが増えていますが、最近では、さまざまな動物カフェが誕生しています。一体どんな動物がいるのでしょうか?
この記事をまとめると
- 人気が広がっているうさぎカフェは、外国人旅行者の来店も増加している
- ハリネズミ、ヤギ、猛禽類、爬虫類など、続々と新手の動物カフェが登場
- 動物カフェは飲食店営業許可だけでなく、動物取扱業の登録も必要である
うさぎやハリネズミを抱っこ! とっても癒されます!
かわいい猫たちと間近に触れ合える「猫カフェ」に行ったことはありますか? あまりのかわいらしさに思い切り癒やされて、猫好きでなくてもついつい長居してしまいそうです。しかし今では猫だけでなく、いろいろな動物カフェが人気を集めています。果たして、どんな動物に出会えるのか、ちょっと調べてみました。あなたの大好きな動物や、一度近くで見てみたかった動物のカフェも、あるかもしれませんよ!
猫カフェのお株を奪う勢いで、次々にお店を増やしているのが「うさぎカフェ」です。フワフワ、モフモフのうさぎの様子を眺めながら、のんびりお茶したり、抱っこしたりすることもできます。最近では、外国人旅行者が来店することも多く、うさぎカフェが目的で日本を訪れる人もいるそうです。
海外の多くの国では、うさぎは野性的なイメージが強いので、一緒に遊べるのはとても貴重な体験なのです。中でもオーストラリアでは、うさぎは農作物を食い荒らす害獣という認識があり、ペット飼育を禁止しているところもあります。日本の人懐っこいうさぎと触れ合うために、家族で訪れる人もいるほどの人気です。
ペット愛好者には、「モフモフ」のうさぎ派がいれば、「チクチク」のハリネズミ派もいるようです。六本木にある「HARRY」は、うさぎカフェ「Ms.BUNNY」に併設された「ハリネズミカフェ」。カフェというふれこみですが、触れ合いが目的で、お客さんは入場料を払って入るので、自分で飲食物を持ち込んでもOK。ハリネズミはペットとしての販売もしているので、気に入った子を購入することもできます。抱っこに慣れるまでは、チクチクの針を立てられてちょっぴり痛いらしいですが、リラックスした子は、人のひざの上でうたた寝してしまうこともあるそうです。
ヤギや猛禽類、爬虫類に、昆虫食のお店まで……。進化を続ける動物カフェ
なんと渋谷には、ヤギがお出迎えしてくれるカフェがあります。さくらとショコラの2頭のヤギがテラスの小屋にいる「桜丘カフェ」。一般の動物カフェは触れ合いがメインですが、こちらは料理やドリンクも充実のおしゃれカフェ。テラスに近い席なら、ヤギの姿を間近で見ながら食事が楽しめます。
いろんな鳥のカフェも続々とオープンしています。その中でも特に話題を集めたのが「ふくろうカフェ」です。普段、なかなか間近で見ることができない鳥とあって、鳥にそれほど興味がないという人も来店するとのこと。
いろいろな種類のふくろうがいる店も多く、人馴れしているふくろうなら、触るのはもちろん、肩に乗せることもできます。販売を兼ねているお店もあるので、飼ってみたい人は、一度訪れて、実際に接してみるのがいいかもしれませんね。
三鷹市には、鷹や隼、ふくろうなどの猛禽類愛好者が集まるカフェがあります。「鷹匠茶屋」は、猛禽類のオーナーが集う場所としてオープンしたのですが、今では一般のお客さんたちもたくさん訪れるようになっています。鷹匠でもある店長さんの愛鳥はもちろん、オーナーさんたちが自分の愛鳥を連れて来ることも。もちろん、撮影や触れるには許可が必要です。獰猛で攻撃的という猛禽類のイメージとは真逆の、大人しくて礼儀正しい姿に驚く人も多いそうです。こちらも販売もしています。
爬虫類も人気です。大阪にある爬虫類カフェ「ROCK STAR」は、ヘビ、トカゲ、イグアナ以外にも、ふくろうやモモンガ、カエルにタランチュラ、ペット用のゴキブリなどなど、いろんな動物が接客してくれます。このお店が他の爬虫類カフェと違うのが、昆虫を使った料理やドリンクを楽しめるところ。
バッタやタガメ、サソリやヤモリを、揚げたり焼いたり、お茶漬けにしたりと、趣向を凝らした調理法で提供してくれます。他にも、変わった「昆虫スイーツ」も味わえるそう。未成年にはまだ早いですが、ハブ酒、サソリ酒、スズメバチ酒といった、ネタとしてはおもしろいけれど、飲むのにはちょっと勇気が必要なお酒もありますよ。癒しより、刺激を求める人にはおすすめです!
すっかりお馴染みの猫カフェも、新しいアイデアで勝負!
そしてやはり、猫カフェ人気も健在です。最近では、長居はできないけどちょっとでも猫と触れ合いたい、というお客さんの声に応え、10分や15分単位の料金設定になっているお店が登場。また、いつでも活発にじゃれる姿が見られる、子猫だけのお店もオープン。ますます癒しの空間として、注目を集めています。他にも、捨て猫の里親探しを目的とした、社会貢献型猫カフェも増えてきています。
多種多様な動物カフェは、今後もどんどん登場しそうですね。動物好きな人には、お気に入りの動物と一緒にカフェを始めてみたい、と思う人がいるかもしれませんね。しかし、お店のオーナーになろうと思っても、開業するのももちろんですが、お店を長く続けていくのたいへんです。店舗の確保やスタッフの募集、商品の発注など、お店に関わること全ての責任が自分にかかってくるのです。
さらに動物カフェは、飲食店の営業許可に加えて、ペットショップと同じく、動物取扱責任者の選任と、動物取扱業の登録が必要になります。動物の命を扱うのですから、ずさんな管理はできません。その分、多くのことを自分の手で管理することができるおかげで、お店の運営の中でたくさんのことにチャレンジできるでしょう。お客さんのニーズを読み、時代や流行に合ったサービスを提供できれば、お店を大きくし、複数の店舗を持つことも夢ではありません。
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「ビジネス・経営」を解説
国内外を問わず、幅広いビジネスの現場で企業に利益をもたらす仕事です。それぞれの業界に精通した営業職はもちろん、経営コンサルタントや税理士といった経営をサポートする専門職もあります。後者の仕事をめざすには、法律などの専門知識や文書作成などの技能を磨く他、資格取得や検定合格が必要な場合もあります。
この記事で取り上げた
「ショップ・店オーナー(経営者)」
はこんな仕事です
自分自身で店の所有権を持って経営する仕事。スタッフの勤務時間の調整や仕事の指導、商品の発注・在庫確認、売上管理などを行い、店全体を指揮監督する。売り上げアップのためには消費者視点に立って、どのような商品・サービスを提供するとよいかを考えることが大切。経営場所の立地状態や顧客の年齢層などのマーケティング活動や、従業員の募集、メニュー開発、商品選定など総合的に判断していく。経営者の独創性や工夫によって、売上高の伸びは変わっていく。
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「食・栄養・調理・製菓」を解説
料理や菓子などの調理技術を生かしてサービスを提供したり、栄養に関する知識を生かして豊かな食生活を提供したりする仕事です。栄養に関する知識はもちろん、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、食材や飲料に関する幅広い知識も求められます。
この記事で取り上げた
「カフェオーナー」
はこんな仕事です
カフェを経営するのがカフェオーナーの仕事。資金集めや店舗探し、マーケティング、スタッフの雇用や育成など、カフェに関わる全ての責任を負う。オーナー自らが接客から料理提供まで行う店もあれば、シェフやパティシエを雇って経営のみを担当する場合もある。近年、街中でも多くの店舗を見かけるカフェ業界だが、競争が激しいのも事実。安定した集客のためには来店者のニーズをしっかりくみ取り、リピートしてもらえるサービスやメニューを常に追求・考案することが不可欠だ。
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PICK UP! 「ショップ・店オーナー(経営者)」について学べる学校
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