イメージがあまりよくない? イギリス料理ってどんなものがあるの?

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イメージがあまりよくない? イギリス料理ってどんなものがあるの?

2016.03.09

提供元:マイナビ進学編集部

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イメージがあまりよくない? イギリス料理ってどんなものがあるの?

イギリスの作家、サマセット・モームはかつて「イギリスでおいしい料理を食べたければ、朝食を3回食べるのがよい」という皮肉に満ちた言葉を残しました。みなさんは「イギリスの料理」といえば、どんなイメージを思い浮かべますか? その由来を解説します。

この記事をまとめると

  • なぜか料理に対する印象が良くないイギリス
  • イギリス料理が発展しなかった理由として、食への関心の度合いや産業革命などの影響が挙げられるという
  • 産業革命がきっかけで生まれた、「イングリッシュブレックファスト」という食文化もある

ブラッドソーセージがイギリス料理のイメージをダウンさせている!?

海外旅行に行ったら、その国や土地の郷土料理を食べるということは楽しみの一つですよね。日本にも世界の料理を味わえるお店はありますが、やっぱり現地で食べると違うもの。現地で、その土地ならではの郷土料理を食べたことは、いい思い出にもなります。

しかし、国や地域によっては口に合わなかったり、有名な伝統料理を食べてがっかりすることもあるようです。観光地としては人気なのに、食事自体に対して良いイメージを持たれない、イギリスのような国もあります。

イギリス料理の中でも、伝統料理のソーセージであるブラックプディング(ブラッドソーセージ)は、好き嫌いが大きく分かれるようです。ブラッドソーセージは、普通のソーセージの材料に豚の血を加えているため、見た目がややグロテスクに感じる人もいる上に、生臭さを隠すためにスパイスを大量に使っているので、味に強いクセがあります。人によっては、よい印象を持たない要因の一つかもしれません。

かつては大英帝国として世界のトップに立ったこともあるイギリス。フィッシュアンドチップスやグレービーソースといった料理もたくさんあるはずなのに、なぜ料理の印象が良くない国として定着してしまったのでしょうか。それには、理由がいくつかあるようです。

イギリス料理が発展しなかったのは昔の習慣のせい?

イギリスでは、国民の食事への関心が、イギリス料理の発展に影響を与えたといわれています。

例えばイギリスでは、14歳前後になるとサーヴァント(住み込みで働く若者)としてほかの家庭で家事や労働をするという風習がありました。しかし、早くに親元を離れてしまうと、親から料理を教わる機会も減ります。そんな背景があって、イギリスの伝統料理は受け継がれることがなくなってしまったのです。

それから、18世紀にはじまった産業革命も、イギリスの料理が発展しなくなった大きな理由の一つです。産業革命前は、多くのイギリス人が農村に住み、野菜を作ったり家畜を育てたりして自給自足の生活をしていました。しかし、産業革命が起こると都市へ移住する人が増え、自給自足をすることがほぼなくなってしまったのです。農業をする人が減ってしまったイギリスでは手に入る野菜の種類も減り、労働者たちはパンやオートミールをメインに、たまにベーコンやチーズを食べるくらいの質素な食事をしていました。働くためのエネルギー補給は、砂糖をたっぷり入れた紅茶でまかなっていたそうです。つまり、イギリス人は食事を楽しむものではなくエネルギー補給をするためのものと捉えていたのです。それでは、イギリス料理が発展するはずもありません。

イングリッシュブレックファストが浸透したきっかけも産業革命

しかし、イングリッシュブレックファストやアフタヌーンティーなど、世界的に人気を誇る食文化もイギリスにはあります。イングリッシュブレックファストとは、紅茶やコーヒー、ジュースなどの飲み物と、パンやシリアル、卵料理、さらに肉料理を組み合わせたイギリス風の朝食のことです。またアフタヌーンティーは、午後の時間に紅茶とお菓子・軽食を楽しむお茶会のことです。

イングリッシュブレックファストという食文化が生まれたきっかけも、産業革命でした。それまでは上流階級と下流階級しかなかったのですが、産業革命によって富を得た中流階級層ができたのです。中流階級の人たちは上流階級の人たちの文化を真似して、ベーコンやソーセージ、ハッシュポテト、トーストなどボリュームたっぷりの朝食をとるようになります。このボリュームたっぷりの朝食は丸一日働く労働者たちにも受け入れられるようになり、やがてイギリスの代表的な食文化になっていきます。産業革命はイギリスの食文化の発展を妨げましたが、一方で現代にも残る食文化を生み出していたのですね。


このような食文化を深く学ぶことができる学問を、食物学と言います。食物学では、食文化はもちろん調理法や食品の栄養、食事と健康の関係など、食に関係するあらゆる知識を身につけていきます。食事はエネルギー補給をするためだけでなく、美味しい食事を楽しくいただくことがとても重要です。そのために、調理法や安全性、演出などを学び、栄養バランスのとれた美味しい食を研究するのが食物学という分野なのです。

管理栄養士やフードコーディネーター、食品開発など食にまつわる職業に就きたい人にとって、食物学はぜひ学んでおきたい学問です。世界では、日本食ブームが続いています。さらに日本食を発展させ、日本独自の文化として継承していくためにも食物学は重要な学問といえるでしょう。

この記事のテーマ
栄養・食物」を解説

食べることから健康な生活にアプローチすることを目的としています。ただ生きるために食べるのではなく、より良く生きるために食べるという考え方です。栄養学は食物に含まれる栄養素について学び、生理学の知識を踏まえ、適切な栄養指導を行います。そのためには栄養学や病理学などの広範な知識も必要です。食物学では人によっては摂取しにくい食材を食べやすくしたり、よりおいしく食べるための調理方法の研究なども行います。

「栄養・食物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「食物学」
はこんな学問です

栄養や食品について専門知識を学び、科学的な視点から食の問題を解決するための学問。食品学、栄養学、調理学を総合的に用いて研究を行う。食品学の視点からは、成分や加工についての専門知識を学び、栄養学の視点からは食品が人の身体にもたらす影響について学ぶ。また、調理学からは加熱や冷凍など食品成分の変化や味について学び、総合的な専門性を身に付ける。生活との関連性が強いことから、家政学、生活科学を併せて学ぶことも多い。

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