ケガの治療方法に新説が! 傷ができても「乾かさない」治療法って?

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ケガの治療方法に新説が! 傷ができても「乾かさない」治療法って?

2016.03.09

提供元:マイナビ進学編集部

ケガの治療方法に新説が! 傷ができても「乾かさない」治療法って?

ケガをしたとき、傷を消毒をしてガーゼを当てて乾かす……といった治療は誰もが経験あると思います。しかし最近では、傷を「乾かさない」治療法があるのだとか。一体どういうことなのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 傷を乾かさない治療法、「湿潤療法」が注目されている
  • 人間に本来備わっている、自己治癒力を引き出すといわれている
  • 治療は決して自己判断で行わずに、病院での診断を受けるように

乾かさずに傷を治す?「湿潤療法」って何!?

毎日、部活で一生懸命運動している人にとっては、転んだり、ぶつかったり、どうしてもケガはつきものです。ひざやひじを擦りむいたりすることも日常茶飯事かもしれません。

そんなときには、ケガをした箇所を消毒してからガーゼを当てて乾かすのが治療の一般的なイメージですが、近年では乾かさずに治す「湿潤療法」が注目されているようです。どのような治療法なのか詳しくご紹介します。

もともと、人間や動物には、ケガや病気をしたときに、自らケガを治そうとする「自己治癒力」が備わっています。そのおかげで、小さなすり傷や切り傷程度ならば、放っておいても治ってきます。野生の動物を見ても、ケガを負った場合は自分で傷をなめて治していますよね。

すり傷ややけどを負った際に一般的に行われる、消毒して、薬を塗り、ガーゼを当てる治療方法は、ガーゼをはがすときに、せっかく再生した皮膚を壊してしまうことがあるといいます。一方で、湿潤療法は、傷を乾かさずに水分をキープして潤わせた状態で治療するため、痛みも少なく、後々に傷跡が残りにくく綺麗に治る、という考えのもと行われています。

これは、傷口から出てくる体液を保持することで、体液中に含まれる細胞の成長や再生を行う成分の働きを促すことができるからです。湿潤療法はうるおい療法(モイストヒーリング)とも呼ばれており、人間の身体が本来持っている自己治癒力を最大限に生かした治療法なのです。

傷口にガーゼを貼ると、せっかく出てきた体液を吸い取って乾燥させてしまう

湿潤療法では、まず傷口に異物や細菌が残っていると感染の原因となるため、傷口を水で洗浄し、傷口に付着した石や砂・ごみなどをしっかり洗い流します。洗った後も出血しているような場合には、清潔なティッシュ・タオルなどで傷口を押さえて血を止めます。その後、傷の乾燥を防ぐために、市販の湿潤療法用絆創膏や防水絆創膏などを貼って傷を保護します。

こうした治療は、ケガの状態によっては素人が見よう見まねで行ってしまうと、ばい菌が入り感染してしまい悪化する場合があります。応急処置をする必要があるときは別として、本格的な治療は決して自己判断で行わずに、病院で診断を受けるようにしましょう。

過去の常識は現在では非常識になっている場合もある

「医学」を学ぶことで、このような傷への対処の仕方などを知ることができます。医学の研究は年々進歩しており、過去に常識だった治療法が現在では常識でなくなっている場合もあります。湿潤療法も、そうした医学の研究から使われるようになった治療法の一つです。

将来医師の道を選ぼうと思っている人は、医療がどのように進歩していて現在ではどのような治療法が主流なのかを学んでおくことで、現代の医療についてより関心を高めることができるでしょう。


参考:
東洋化学株式会社|湿潤療法について
http://www.toyokagaku.com/moist/
やけどケア.jp|湿潤療法・ラップ療法・モイストヒーリングとは
http://yakedocare.client.jp/moist_01.html
京都逓信病院|湿潤療法により、痛くなく、早く、きれいに傷を治す
http://www.hospital.japanpost.jp/kyoto/health/kizu.html
NPO法人 創傷治癒センター|WHCニュース
http://www.woundhealing-center.jp/whatsnew/110406.php
やけどケア.jp|湿潤療法のやり方・方法・準備・手順
http://yakedocare.client.jp/moist_02.html

この記事のテーマ
医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」を解説

病気やケガなどによる身体機能や生理機能の変化を治療し、健康な生活が送れるようにするのが、医療の役割です。今日のように高齢化が進んだ社会では、健康で長生きできるようなサポートも重要です。これらの役割を担うのが、医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの専門家です。医師であれば解剖学や病理学、薬剤師であれば薬学など、それぞれが専門的な知識と技術を身につけ、連携することで医療の質を向上させる方法も学びます。

「医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「医学」
はこんな学問です

病気を予防して健康を維持することや、病気を治療して健康を取り戻すことを通じて、人の命を守り人生の質を向上させることを目的とした学問である。専門分野としては、人の体の機能と構造について研究し、病気の原因を明らかにする「基礎医学」、衛生学や法医学・犯罪学など医学と社会の関わりについて考察する「社会医学」、基礎医学の成果に基づいて実際に病気を治療するための研究を行う「臨床医学」などがある。

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