あの水原希子さんも!? 3カ国語を話せたら、将来どう役に立つの?

2カ国語を話せる人のことを「バイリンガル」といいますが、世の中には3カ国語以上を使いこなせる人もいるようです。実際にどのようなケースがあるのでしょうか?
この記事をまとめると
- 2カ国語を話せる人をバイリンガル、3カ国語を話せる人をトライリンガル(トリリンガル)という
- 芸能界やスポーツ界で活躍している人の中にも、トライリンガルの人がいる
- 多国言語をマスターしていると、将来の仕事などで活躍できるチャンスが広がるかも
3か国語を話せるトライリンガルって?
英語をはじめとした語学に興味がある人の中には、「いつかは2カ国語が話せるようになりたい!」と大きな野望を持っている人もいるのではないでしょうか。2つの言語を自由に使いこなせることを「バイリンガル」といいます。母国語である日本語に加え、もう1カ国語を話せれば、友達の輪が広がったり、将来の仕事で役に立つ日が来るかもしれませんよね。
バイリンガルというだけで思わず憧れてしまいますが、世の中には、2カ国語のさらにもう1言語加えた、3つの言語を使いこなす「トライリンガル(トリリンガル)」の人もいます。例えば、大人気ファッションモデル・女優の水原希子さんは、日本語と英語と韓国語を使いこなすトライリンガルといわれています(水原さんは、アメリカ人と韓国人の両親を持つハーフ)。またオーストリア人(ドイツ系)と日本人の両親を持つタレント・女優のトリンドル玲奈さんも、ドイツ語と英語と日本語を話すトライリンガルです。
水原さんとトリンドルさんはハーフですが、もちろん日本人にもトライリンガルはいます。日本語・英語・スペイン語が話せるタレントの関根麻里さん、日本語・英語・フランス語が話せる女優の中谷美紀さんなど、芸能人の中にもトライリンガルはいらっしゃいます。スポーツ界でも、海外で活躍している女子卓球の福原愛さんや石川佳純さんは、日本語・英語・中国語の3カ国語を話すことができるのだそうです。さらには、ミュージシャンのGACKTさんは、なんと日本語・英語・中国語(北京語)・韓国語・フランス語が話せる「マルチリンガル」ともいわれています。これだけの言語を使いこなせたら、世界がとっても広がりそうですよね。
トライリンガルになるためには?
複数の言語を話せるということは、普段の生活だけでなく、仕事にも生きてきます。最近では、多くの企業が海外へ事業進出・挑戦しており、より一層国際的に活躍できる人材が求められるようになりました。普段、学校で英語の勉強をしている学生だけでなく、大人でも、語学教室に通ったり、留学したりして語学の習得を目指している人も増えています。
さらに近年、大きく経済成長を遂げたお隣の中国の国際的な影響から、日本語・英語・中国語のトライリンガルに注目が集まっています。日・中・英の言語習得のための人材育成や教育事に、企業や大学は力を入れはじめているようですす。実際に、大学主動の育成プログラムやCDを使ったスピードラーニング(リスニング学習)の教材も生まれています。
「英語を勉強するだけでもたいへんなのに、さらに中国語もマスターするなんて無理!」と思う人も多いでしょう。でも、初めに英語のマスターから取りかかり、次に英語で書いてある中国語の教材を使って中国語の勉強をはじめてみるなど、勉強方法を工夫すれば効率よく多国言語を学ぶことができるかもしれません。大切なのは、語学を学ぶことに苦手意識を持たず、楽しんで積極的に語学に触れることです。
マルチリンガルのサッカー・川島選手が語学をマスターできた理由
「でも、3カ国語もマスターしなくてもいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、サッカー日本代表のゴールキーパーとしても活躍していた川島永嗣選手は、いつどこの国のチームからオファーが来てもいいように、常に語学の勉強をしていたといいます。今では英語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語は日常会話は問題なく、オランダ語とフランス語も勉強しているそうです。そのため、オランダのチームに移籍した際もオランダ語で難なく挨拶をし、元日本代表監督のザッケローニ監督ともイタリア語でコミュニケーションがとれたのです。
「海外や国際社会で活躍したい!」という大きな野望がある人は、複数の語学を身につけることで、きっとチャンスの場は広がっていくはずです。未来の自分の可能性を広げるためにも、ぜひいろいろな語学に興味を持ってチャレンジしてみてくださいね。
この記事のテーマ
「語学・外国語」を解説
言語は思考の原点です。世界中の言語の数だけ異なる考え方や文化が存在し、幸福に暮らすには相互理解が欠かせません。その架け橋となるのが語学です。言語の成り立ちや文法、発音などの特徴を研究し、外国語によるコミュニケーション能力を高めることで、国際人としてのグローバルな視野を養います。
この記事で取り上げた
「語学(外国語)」
はこんな学問です
専攻する言語を選び、その言語を高いレベルで使いこなせる能力を習得する学問。文法や構造、意味など言語学的な観点からの研究のほか、各言語が使われる地域の歴史や政治、文化なども研究することで、世界への理解を深めることにもつながる。また、言語社会心理や言語教育などより深く踏み込んだ視点からの応用研究を行う学校もある。古典小説などの読解力よりも、実用的な語学力に重点を置く学校が多い。
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