コーヒーはブラックしか飲んじゃダメ!? 食べられないものがたくさんある宗教の食事ってどんな?

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コーヒーはブラックしか飲んじゃダメ!? 食べられないものがたくさんある宗教の食事ってどんな?

2016.03.16

提供元:マイナビ進学編集部

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コーヒーはブラックしか飲んじゃダメ!? 食べられないものがたくさんある宗教の食事ってどんな?

世界にはさまざまな宗教がありますが、食事のルールもさまざまです。一体どんな決まりがあるのでしょうか。

この記事をまとめると

  • ダイエットや体調管理のためにベジタリアンになる人が増えている
  • 宗教によっては食事規定があり、食べてはいけないものがあることも
  • ユダヤ教では食材によって食器やふきん、洗い場まで細かく分けられている

意外と多い! 「ベジタリアン」のルールって?

以前、バラエティ番組で、芸人の小藪一豊さんがベジタリアンであることを明かしていました。小藪さんは子どものころから「肉は身体に悪い」と教えられており、食卓に肉が並ぶこともなかったため、肉を食べる習慣がないそうです。芸能人でベジタリアンを公言している人は他にもいますが、ダイエットのために肉を食べないという人もいれば、魚や卵は食べるけれど肉は食べないという、「ノンミートイーター」の人もいて、ベジタリアンにもさまざまな形があるようです。

海外にも、ベジタリアンであることを公言している有名人は多くいます。かつてはベジタリアンだったマイケル・ジャクソンは体調を崩してしまったとき、医師の指導で「もっとたんぱく質をとるように」と言われ、以降は魚や鶏肉は食べるようになった、という話もあります。

昔からその習慣がなかったから、ダイエットのためだから、といった理由でベジタリアンになるのは、個人の自由です。しかし、「どんなことがあっても肉や魚介を食べてはいけない」という厳格なルールが定められている宗教のもとで生活していたら、食事の自由が制限されてしまうこともあります。

食べていいものとその作り方まで、細かく決まっている?

肉や魚、卵などの動物性食品だけでなく、野菜を食べてはいけない、アルコールを飲んではいけないなど、食事に細かいルールが設けられている宗教があります。たとえば、インドやネパールを中心に約9.4億人の信者がいるといわれているヒンドゥー教では、牛は神聖な動物だと考えられているため、牛肉を食べることが禁止されています。ヒンドゥー教の社会で身分が高い人は、肉、魚、アルコールなどは一切口にしないそう。

中東やアフリカを中心に約15億人の信者がいるイスラム教では、鶏肉や牛肉、魚介類を食べることはできますが、豚肉は食べてはいけません。しかし、鶏肉や牛肉でもエサや飼育方法によっては食べてはいけない場合もあります。加工食品は、原材料や製造設備、保管場所などをもとに個別に判断されているのです。

イスラム教にはシャリア法という法令があり、その中で食べていいものは「ハラル」と呼ばれています。ハラルとして認められた食品を提供する飲食店には、認証機関が発行する「ハラル認証マーク」がついています。

アジアを中心に4.6億人の信者がいるといわれている仏教は、出身地域や宗派によって、食べていいものと食べてはいけないものが細かく分かれています。例えば中国や台湾、ベトナムでは、肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品や、アルコールの摂取が禁じられています。ネギやにんにく、ニラなど五葷(ごくん)と呼ばれる野菜も、精がついて修行の邪魔になると考えられているため、僧侶や熱心な信者は食べません。一方で、チベット仏教や東南アジアで信仰されている別流派の仏教には、肉食は禁止されていないことも。

ユダヤ教では肉と乳製品を「同時に食べる」ことが禁止

イスラエルやアメリカを中心に約1,400万人の信者がいるといわれているユダヤ教では、「カシュルート」と呼ばれる食事規程があり、食べていいものやその食べ方まで、非常に細かくされています。ユダヤ教で食べてはけない物は、豚やウサギ、ウナギやアナゴなどのうろこのない魚、エビやカニなどの甲殻類、貝類、タカやハヤブサなどの鳥、イナゴやバッタ以外の昆虫、規定外の収穫方法で収穫された葡萄や、その葡萄を使ったジュース、ワインなど、たくさんのものが禁止されています。

さらに、肉と乳製品を「同時に食べること」も禁止されていて、牛肉を食べてから牛乳を飲む場合は数時間、間を空けなくてはいけません。肉を食べたときは、食後のコーヒーもミルクを入れずに飲むのだそうです。

キッチンで肉と乳製品を同時に調理することも禁止されているので、食器やふきんが肉用、乳製品用に分けられています。なんと、肉を食べた食器を洗うときに乳製品を食べた食器に水が飛び散らないよう、洗い場もきちんと分けられているほど徹底しています。

多様な文化の観光客のために、レストランが対応することも

このように、宗教や国によって異なっている文化を学ぶのが比較文化学です。比較文化学では、食事規定のほかに歴史や言語、服装、芸術なども学び、日本とは違う文化への理解を深めていきます。これからますますグローバル化する世界に対応するためには、国によって価値観が違うことを理解し合う必要がありますよね。

海外からの観光客が増えた日本でも、イスラム教のハラルに対応したレストランが増えてきています。宗教を大切にする人々は、海外に旅行に行ったとしても食事規定はしっかり守るため、彼らが安心して食事をとれるようにと、基準を満たしたレストランはハラル認定マークをお店に貼り出しています。どんな食事をしているのか気になる人は、ぜひ食べに行ってみてくださいね。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「宗教学」
はこんな学問です

実は、欧米の大学でも19世紀末に初めて開講された比較的、歴史の浅い学問である。それまでは、あくまでもキリスト教の神学だけが学問の対象とされてきた。そのタブーを破り神学から独立してできたのが宗教学だった。世界の三大宗教といわれるキリスト教、仏教、イスラム教をはじめ、日本の民間信仰、世界各地の民族宗教、前世紀から今世紀にかけて急成長した新宗教まで、時間・空間を超えて広く宗教に関わる事象を研究対象とする。

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