“けが”は外で、“風邪”は内? 病院には外と内、2種類の役割があるって知ってた?

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“けが”は外で、“風邪”は内? 病院には外と内、2種類の役割があるって知ってた?

2016.03.02

提供元:マイナビ進学編集部

“けが”は外で、“風邪”は内? 病院には外と内、2種類の役割があるって知ってた?

病院には「外科」と「内科」がありますが、「内」と「外」で、どのような違いがあるのでしょうか。その仕組みをご紹介します。

この記事をまとめると

  • 外科と内科の大きな違いは何?
  • 症状を外側から治すのが外科、内側から治すのが内科
  • 最近では、複数の診療分野を統合した病院が増えてきている

「外科」と「内科」の違いって、分かりますか?

病気になったり、ケガをしたとき、お世話になるのが、病院です。病院には大きく分けて、「外科」と「内科」がありますが、その違いについて説明できますか? 簡単に言ってしまうと、「手術をするかしないか」が大きな違いです。外科は手術という方法を用いて、「外側から」病気の原因を取り除きます。一方の内科は、薬を使って「内側から」病気の治療を行うのです。

基本的に、全てのお医者さんが、外科系医師と内科系医師のどちらかに分類されます。加えて、それぞれの医師は、専門的に研究した分野によって、さらに細かな診療科に分かれて治療にあたっています。例えば、外科には整形外科、心臓血管外科、脳神経外科、形成外科、美容外科などがあり、内科には消化器科、呼吸器科、循環器科、神経内科などがあります。

外科と内科の両方が存在する診療科も多く見られます。食道、胃、小腸や大腸といった、消化に携わる内臓を診察する消化器科には、外科と内科があります。肺や気管などを治療する呼吸器科でも同様です。

外科、内科を問わず、医師の仕事はとってもハード

では、外科医と内科医について、それぞれ詳しく見ていきましょう。まずは外科医から。手塚治虫先生のマンガ『ブラックジャック』や、米倉涼子さん主演のドラマ『Doctor-X ~外科医・大門未知子~』など、医者を題材にした小説やマンガ、ドラマは、外科医が活躍するものばかりです。登場するキャラクターは、大胆で強気、野心的というのがほとんど。外科医と聞くと、そんなキャラクターたちを思い浮かべてしまう人も多いのではないでしょうか?

しかし手術を行う外科医は、患者さんの体に直接メスを入れて、病巣を切除するといった、とても繊細な仕事を行っています。失敗した場合は命に関わります。自分の手術をする外科医が大胆で大ざっぱな性格だったら、別の人にお願いしたくなってしまうかもしれません。

難しい手術であればあるほど、詳細な検査やイメージトレーニングを重ねて、無理をしない丁寧な手術を目指します。これには、近年の医療訴訟の増加も関係しています。手術ミスによって、患者さんやその家族から訴えられてしまうケースが増えているのです。

経験を重ねた外科医になると、1日に何件もの手術をこなします。何時間も立ちっぱなしということも多く、体力が必要な仕事でもあります。外科医は、精神的にも肉体的にもハードなので、退職する医師が増え、外科医の不足も問題になっています。

特に大きな病院の勤務医の場合、人手が足りない分を少ない外科医でカバーしなければならず、勤務時間がどんどん長くなってしまいます。そのせいで辞めてしまう外科医がますます増えてしまう、という悪循環に陥っています。日本の医療現場を守るためにも、国ぐるみで、外科医の労働環境改善に取り組んでいます。

内科医は座って診察することが多いため、外科医に比べると、体力的な負担はそれほど大きくはありません。しかし、もちろん内科医の仕事が楽ということはありません。さまざまな検査を行い、時には手術などを施すことができないほど病状が悪化した患者さんを診察することも少なくありません。患者さんが亡くなる場面に立ち会うこともあり、精神的に強くなければ勤まらない仕事といえるでしょう。

みなさんにも、かかりつけの病院があると思いますが、多くの場合、そこは内科ではないでしょうか。一般的に、風邪やちょっとした体調不良のときに行く病院は内科です。

内科医の大切な仕事の一つに、初診の患者さんに適切な治療を受けられる病院を紹介することがあります。ただの風邪なのか、それとも大きな病気が隠れている可能性があるのかを判断し、より専門的な病院へ行くことをすすめるのです。そのためにも、常に新しい医学の知識や治療法について知っておかなければならず、勉強はかかせません。また、総合病院の勤務医などは、外科医と同じく、当直や緊急の呼び出しで長時間働くことも多くなっています。

近年、診療科の垣根を越えて治療できる病院が主流になりつつある

最近では、一つの病気でも、外科と内科の両方からアプローチして、いくつかの科にまたがって治療することが増えています。あらゆる知識や技術を駆使した治療を一つの病院で施せるように、外科と内科の統合や、診療科の枠組みをこえた統合も進んできています。

例を挙げると、「脳神経センター」という名前で、神経内科、脳神経外科、脳卒中科、頭蓋底外科など、複数の科が含まれている病院や診療科では、脳に関するいろいろな治療や検査が、同じ病院、同じ診療科で受けることができます。転院の必要が亡くなり、患者さんの負担が減るという大きなメリットがあり、今後はこのような医療機関が一般的になると思われます。

外科、内科に関わらず、医師には、使命感や思いやり、勉強熱心な姿勢が求められます。患者さん一人ひとりと正面から向き合い、最新の医療技術や情報を学んで、最適な治療法を提供しなければいけないのです。

たいへん過酷な仕事ですが、多くの患者さんや家族から感謝される、やりがいの大きい仕事です。一人でも多くの人の命を救いたい、健康を守りたいという志を抱く人なら、きっといい医師になれることでしょう。

この記事のテーマ
サービス・インフラ」を解説

多くの人に便利、快適、感動などをもたらす業界です。人が何を望んでいるかというニーズを先取りし、サービスとして提供します。サービス業は「飲食、宿泊」「医療・福祉」「教育」「情報」や、それらを組み合わせた「複合サービス」があります。インフラはインフラストラクチャーの略で、電気やガスを供給する「エネルギー」、ヒトやモノを移動させる「交通・物流」など生活基盤を支える産業です。

「サービス・インフラ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「医療機関・調剤薬局・介護・福祉サービス」
はこんな業界です

医療業界は、病院や診療所だけでなく医薬品メーカー、医療機器・器具メーカーなど医療に関わる企業や団体全般を指す。また、一般医薬品や処方箋(せん)医薬品を扱う調剤薬局やドラッグストアも含む。介護・福祉業界では、加齢・病気・障がいなどにより日常生活を送ることが難しい人たちや、その家族に支援サービスを提供。これらの業界では、医師、看護師、MR(医療情報担当者)、薬剤師、介護福祉士といった専門職に就く人が連携し、業務を行うことが多い。

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