1人カラオケが当たり前の時代がやってきた!? “ヒトカラ”専門店が増えている?
メイン
テーマ

最近は、一人でカラオケを楽しむ人が増えており、専門店もできているようです。一体どのようにカラオケを楽しむのでしょうか?
この記事をまとめると
- 一人でカラオケを楽しむ「ヒトカラ」が流行中
- オンラインで他の人とデュエットしたり、点数を競ったりすることも
- ヒトカラの専門店は一人で来るお客さんのため、さまざまな工夫がされている
一人で思いっ切り歌いたい! 今、ヒトカラが大人気!
みなさんは、友達と遊ぶときどんなところに行きますか? ファストフード店でお茶をしたり、プリクラを撮りに行ったり、いろいろな遊び方があると思いますが、中でも人気の遊びといえばカラオケです。みんなで一緒に歌ってストレス発散、翌日はみんなで声がガラガラ、なんて経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
しかし、「歌うことは大好きだけど、人前で歌う自信がない……」「友達とは音楽の趣味が合わないから、一人で好きな歌を思いっきり歌いたい!」という人も多いでしょう。そんな人たちの間で、今人気が急上昇しているのが「ヒトカラ」です。
「ヒトカラ」とは、名前の通り一人でカラオケを楽しむこと。全国のカラオケ店で、ヒトカラ専用の部屋やヒトカラ専用店が続々と増えています。一人なら友達に気を使って選曲をする必要もありませんし、歌が下手でも誰かに聞かれる心配がありません。また、友達とカラオケに行く前に、ヒトカラで新しい曲を練習するという利用の仕方もありです! 同じ曲を何回も連続で歌っても誰にも文句は言われません!
最新のカラオケ機能もお一人さまで楽しめる!
最近は、カラオケの機能やサービスがどんどん多様化してきています。例えば、JOYSOUNDではカラオケで歌っている様子を撮影して、SNSやニコニコ動画に投稿できる「うたスキ動画」というサービスを行っています。
DAMの「DAM★とも」では、録音した自分の歌に他の会員のハモる声が入ってきたり、デュエットを楽しめる機能がついています。もちろん、上手な人の歌を聞くこともできますし、好きな歌い手さんに「ともだち申請」することも可能。こうした機能を使うときでも、ヒトカラなら自分の満足行くまで何度も撮り直しをして、その歌を使って他の会員とユニークなコミュニケーションをとることができるのです。
また、採点機能も進化していて、JOYSOUNDの「全国採点ONLINE」やDAMの「ランキングバトルONLINE」を使えば、全国で同じ曲を歌っている人と点数を競うことができます。
JOYSOUNDの新採点システム「分析採点マスター」を使えば、音程や安定感、抑揚などが細かく採点されるため、音程が外れている場所が分かり、苦手なフレーズを繰り返し練習するなど、もっと上手に歌う方法が分かるのです。「音痴を直したい!」という人も、「歌手になりたいからもっと練習したい!」という人も、採点機能をフル活用して練習すれば、いつか思い通りの歌が歌える日がくるかもしれません。
カラオケルーム内では一人でも、全国の人たちとオンライン上でつながることができるという楽しみ方ができるので、ヒトカラでも寂しくはないでしょう。
ヒトカラ専門店「ワンカラ」はなぜ人気店になった?
でも、一人でカラオケに行くと、店員さんや周りのお客さんにどう思われるか不安ですよね。ヒトカラデビューするまではちょっと勇気が必要です。
そんな人でも安心してヒトカラが楽しめるように、最近増えてきているのが「ヒトカラ専門店」。ヒトカラ専門店なら、どのお客さんも一人で来店するので、受付でも恥ずかしい思いをすることはありません。
ヒトカラ専門店の「ワンカラ」には、普通のカラオケとは違い、アーティストがレコーディングをするときに使う高性能コンデンサーマイクや、音のバランスを整えるミキサーがあります。また、電子ドラムが叩ける部屋もあるので、歌以外にドラムの練習をしたい人にもおすすめです。
さらに、防音設備が整った完全個室の空間で、誰にも邪魔されず集中して英会話レッスンを受講できるというサービスまで登場。ヒトカラの利用の仕方はカラオケだけではなくなってきているんですね。
お一人さまが多かったことから思いついた、ヒトカラ専門店
ワンカラを生み出したのは、全国に300店舗以上を構えるカラオケチェーン「カラオケ本舗まねきねこ」を運営している株式会社 コシダカです。一人で来店するお客さんが多かったことからワンカラを思いつき、東京・神田に1号店をオープン。たちまち話題となり、現在は10店舗(※)を開店するまで、ヒトカラの輪が広がっているのです。
ワンカラが人気となったのは、一人で来店するお客さんに対してさまざまな配慮をしたことが大きな理由でしょう。ドアに背を向けて歌う、飲み物はドリンクバーに取りに行く、部屋はオートロックになっている、終了時間は電話ではなくモニターに表示するなどのシステムは、ショップや店オーナー、お店の経営者がお一人さまのお客さんに配慮したもの。
店員や他のお客さんに気を使うことなく、歌に集中できる環境が整っているので、歌が好きな人やヒトカラを楽しみたいお客さんがリピーターになっているというわけです。
お店を人気店にするためには、お客さんのニーズを把握して、それに最大限応えることが絶対に必要です。お店の経営者が「お客さんに思う存分楽しんでもらえる場所を提供したい」と思えるかどうかが、人気を集めている理由です。日本を代表する文化でもあるカラオケは、これからもお客さんの声に応えて、さまざまな形態のお店が増えてくるかもしれませんね。
※2016年2月25日現在の店舗数。
この記事のテーマ
「ビジネス・経営」を解説
法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。
この記事で取り上げた
「経営企画」
はこんな仕事です
会社の経営陣が行うことをサポートするのが主な仕事。経営に関する課題点や各事業部門の課題点を抽出し、解決策を導き出して、会社全体の経営戦略を考える重要な任務。社会動向分析、業界分析、競合調査などを行って、会社が進むべき道を探り、戦略・企画を練るため、幅広い視野を持って仕事をすることが求められる。経営者とともに、ときには大規模な社内改革を行ったり、10年先を見据えた経営計画を策定したりするなど、会社の発展に欠かせない責任の重い仕事といえる。
この記事で取り上げた
「ショップ・店オーナー(経営者)」
はこんな仕事です
自分自身で店の所有権を持って経営する仕事。スタッフの勤務時間の調整や仕事の指導、商品の発注・在庫確認、売上管理などを行い、店全体を指揮監督する。売り上げアップのためには消費者視点に立って、どのような商品・サービスを提供するとよいかを考えることが大切。経営場所の立地状態や顧客の年齢層などのマーケティング活動や、従業員の募集、メニュー開発、商品選定など総合的に判断していく。経営者の独創性や工夫によって、売上高の伸びは変わっていく。
-
PICK UP! 「経営企画」について学べる学校
-
PICK UP! 「ショップ・店オーナー(経営者)」について学べる学校
-
ビジネス・経営について学べる学校


