センスを磨くきっかけになるかも? デザインの良い・悪いって何がどう違うの?

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センスを磨くきっかけになるかも? デザインの良い・悪いって何がどう違うの?

2016.03.02

提供元:マイナビ進学編集部

センスを磨くきっかけになるかも? デザインの良い・悪いって何がどう違うの?

広告のポスターや本や雑誌、お菓子やジュースのパッケージ、文房具やパソコンなどの製品に至るまで、私たちの身の回りはありとあらゆるデザインに囲まれています。そんな幅広いデザインの中でも、ポスターや新聞広告、雑誌など平面におけるデザインの「グラフィックデザイン」を軸に、良いデザインとは何かということについて、ちょっと考えてみたいと思います。

今回は、グラフィックデザイナーとして雑誌や本のデザインを仕事としているデザイナーのAさんに、詳しく話を聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 良いデザインは、目的がはっきりしているもの
  • 受け手に対して、「分かりやすいかどうか」もデザインでは大切
  • デザインするためには、普段から自分がいいなと思う要素を集めておく

まず、良いデザイン、悪いデザインって何でしょうか?

「非常に大きいテーマなので、一概にいえないことだと思いますが、私の場合の『良いデザイン』とは、問題に対する解答になっているかということが第一です。そして、そこに少しでも新しさがあるとベストだと思います」

「デザインでいう問題とは、用途や目的のことです。例を挙げると、『若い女性向けの手芸の本なので、かわいらしくふんわりとした感じにしたい』とか『企業の商品を紹介するカタログなので、分かりやすく、幅広い人に読んでもらいやすいものにしたい』というふうに、目的に応じてデザインが異なってきます。自分がかっこいいと思うだけではなく、目的や用途としての役割を果たしているということが大事です」

「そう考えていくと、目的に合っていないもの、受け手のことを考えていないデザインは、あまり良くないデザインということができるのかもしれません」

そもそもデザインとは、看板や広告など、何かを人に知らせたり伝えたりするためのものなので、目的がはっきりしていたほうがいいのですね。かっこいいデザインだとしても、何をいいたいのか分からないものでは、良いデザインにはならないことがある、といえそうです。

「ただ、何を良いデザインとするかはいろいろな考え方があり、デザイナーによって価値観もバラバラだと思います。それぞれの人が、自分で考えていくことなので、いろいろと製作したり、いろいろなデザインを見たりしながら考えていくのがいいと思います。何をいいと思うかで、その人がどういうものをつくるのかも違ってくるかと思います」


デザインに、良い悪いという決まりがあるわけではないのですね。良いデザインといわれるものの中には、長年使われ続けているパッケージデザインなどもあります。時代が変わっても残っているもののなかには、良いデザインと言われているものもたくさんあるので、周りのモノを改めてチェックしてみてしてみてくださいね!

良いデザインには、分かりやすさも必要?

「一方で、デザインは、状況によっても異なりますが、分かりやすいことがいい場合もあれば、分かりにくくてもそれがいいという場合もあります。ポスターを例に上げると、交通安全やお年寄りに向けたものなどは分かりやすくないと意味がないかもしれませんが、ファッション商品の広告なら説明的過ぎるよりイメージがふくらむようなもののほうが良い場合もあります」

「ターゲットとする受け手や、伝えたいものによって分かりやすくするかどうかというところから考える必要があります。どのくらいの『分かりやすさ』に落とし込むかというのはデザインをする上で大事なポイントで、難しくもあり面白いところだと思います」


デザインは目的があるものですが、分かりやすければいいといっただけではないのですね。受け取る側の気持ちを考えて、デザインするというのは納得ですね。また広告では、商品の良さを長々と語るよりも、写真やキャッチコピーでストレートにいうことで、イメージがより伝わる場合もありますね。

デザインのセンスを磨くのにはどうすればいいの?

「センスを磨くには、自分が好きなものや自分の感覚にひっかかるものをひたすら集めることだと思います。好きなものは、意外と完全に他人と同じということはなく、自分の個性が出てきます。自分が何を好きかというのが、その人独自のセンスをつくっていくと思います。また、好きなものからでないと吸収しないですしね。何かを見て『いいな』と思ったときに、どうしてそれが良いのか、どうしてそれがうまく成り立っていると思うのかと考えることで、センスの勉強になると思いますよ」


自分だけの「好き」を見つけるということが、センスを磨くコツということですね。時代や年齢とともに「好き」は変わってくるかもしれませんが、自分で見つけた「好き」だという感覚は、きっと個性をつくる上での財産となってくるでしょう。

自分でチラシをつくるときに、どうすればセンスがよくなるの?

「私の場合は、まず誰に向けてつくるのか、何をテーマにするのか、を考えつつ、平行していろいろなところからアイデアのきっかけになるヒントを探します。『こういうゆるい雰囲気にしたい』とか、『この書体を使いたい』とかちょっとしたことでもきっかけになります」

「それをコンセプトと合わせてふくらませていき、『こうしたら面白そうだな』『こういうふうにつくってみたい』というアイデアがまとまってきたら、分かりやすさを考えつつ、自分の中で一番つくりたいと思うものからつくってみます」

「何かをデザインするときには、何を参考にするか、まずはそこが最初のポイントなのでいろいろなものを見て、いい資料を見つけることですかね。センスを磨くためにも必要ですが、自分が良いと思うものを日ごろから集めておくといいですよ」


自分でデザインするときは、参考になるような資料からつくりたいもののイメージを考えていくと、いいデザインとなるのですね。デザインに興味がある人は、自分なりの「好き」を集めてみてはいかがでしょうか? 雑誌や書籍はもちろんですが、映画や展覧会のチラシ、フリーペーパーなど無料でもらえるものの中にも、素敵なデザインはたくさんあります。書店や美術館ではたくさんのチラシが配られているので、そういったところも参考にしてみてくださいね!

デザインの良し悪しや目的について、もっと深く考えてみたい、実際に自分もつくってみたいと思った人は、ぜひデザインを専門的に学んでみてください。学問としてデザインの知識やノウハウを身につけることで、あなた自身が豊かな発想や想像力を身につけることができるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
芸術・表現・音楽」を解説

絵画や造形、声楽や楽器演奏、演劇や芝居、マンガやアニメーションなど、さまざまな芸術分野で、表現者としての感性や技術を磨きます。近年では、活躍の場を広く海外に求め、高い評価を受けている人たちも多くいるようです。作品の制作や演習などの実技はもちろんのこと、それを裏打ちするために専門分野の歴史や理論の授業も行われます。そのため、アーティストとして作品を発表する以外に、指導者や研究者としての道もあります。

「芸術・表現・音楽」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「デザイン」
はこんな学問です

物や空間をデザインするための技法と創造力を養う学問。広告、服飾、雑貨、建築物、環境、空間など、あらゆるところにデザインは必要で、分野としては「ビジュアルデザイン」「プロダクトデザイン」「スペースデザイン」「テキスタイルデザイン」などがある。美しさだけではなく、使いやすさなどの機能性が求められる点で、絵画・彫刻とは異なる。現在ではデジタル時代に対応した制作物も出ており、常に最新の文化とともに変化していく学問といえる。

「デザイン」について詳しく見る