勉強するときは赤がオススメ! 色がもたらす心理影響とは?

勉強をしなきゃいけないのにやる気スイッチが入らない、そんな経験はありませんか?
それは色による影響が大きいかもしれません。実は普段何気なく見ている色は無意識のうちに、心に影響を与えています。今回は色がもたらす心理影響について紹介します。
この記事をまとめると
- 色と心理の関係性
- 赤はやる気アップ、青は集中力アップ、黄色は頭の回転を上げる効果
- オレンジはポジティブ、白はリセット、黒は威厳と自己防衛
身近な色がもたらす意外な影響とは?
青い空や白い雲、赤い唇や黒い髪など、身の回りにあるさまざまなものには色があります。
服装や家具など、自分の好きな色でコーディネートして楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
実はそうした身の回りの色が、私たちの心にさまざまな影響を与えていることをご存じですか?
色の持つ効果を知っていれば、普段の生活がもっと良いものになるかもしれません。
今回はそんな私たちの身近にある色がもたらす多くの効果をご紹介します。
「赤」はやる気アップ
赤色は「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色で、やる気や元気を促す効果があります。
つい怠けてしまったり、やる気が出ないときに赤色を周りに置くようにすると効果的です。
また赤は温かみを感じさせる代表的な色です。赤に囲まれた部屋では体感温度が2~3℃上がるという実験結果も報告されています。
寒気を感じるときや慢性的な冷え性対策にも赤の効果を取り入れましょう。
「青」は集中力アップ
青色は心を落ち着かせ、感情を抑える効果があります。
長時間集中したいときや、細かい作業を行う場合にも青が有効で、勉強の内容をまとめたり、暗記するときに青いペンを使うと効果的です。
また、青い食べ物が自然界に少ないことから食欲減退の効果もあります。
ダイエットや、つい食べ過ぎてしまう場合には青色の効果を利用してみましょう。
「黄色」は頭の回転を良くする
黄色は左脳を刺激し知性を高める色です。理解力、記憶力、判断力が高まり、心の不安を解消します。
人前で話すのが苦手な人でも、黄色を使うと頭の回転が速くなり、会話をスムーズに運ぶことができるようになります。
ここぞという大事な面接や試験の際に取り入れたい色です。
「オレンジ」はポジティブになれる
オレンジは幸福や喜びを感じる太陽の色ですので、気分の高揚や社交性の向上といった効果があります。
恐怖やプレッシャーなど、心の不安を取り除いてくれるので、ポジティブに物事を考えたいときに取り入れましょう。
また、青とは反対に食欲を促す効果もあるため、料理を作るときに意識してオレンジを使ってみると食べてもらう人に喜んでもらえるかもしれません。
「白」はリセット
何色にも染まっていないホワイトは、純粋・清潔・無垢をイメージさせます。
「白紙にもどす」という言葉があるように、ホワイトには物事や感情を一度リセットする効果があります。
新しいことを始めたいときや、今までと習慣を変えたいときなどに白いものを使うとうまくいくかもしれません。
「黒」は威厳と自己防衛
黒は色の中で最も重みを感じる色です。
ファッションに取り入れれば自分を強く見せ、周囲に威厳を示すことができます。
感情のない閉塞的なイメージで周囲からの干渉を拒絶し、自分を守りたいときに黒を好む傾向があります。
自分の好きな色はありましたか?
普段から好んで使っている色も何気なく取り入れている色も、実はさまざまな効果をもたらしていたのです。
うまくいかないことがあったら身の回りの色を変えてみたり、色を意識して生活してみると全く違ったものになるかもしれません。
この記事のテーマ
「人間・心理」を解説
人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。
この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です
人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することが大切だ。