女装したおじさんたちが町を練り歩く? 日本で行われている変わった祭りって!?

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女装したおじさんたちが町を練り歩く? 日本で行われている変わった祭りって!?

2016.02.26

提供元:マイナビ進学編集部

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女装したおじさんたちが町を練り歩く? 日本で行われている変わった祭りって!?

世界には一風変わった祭りがたくさんありますが、日本にも面白い祭りが多く存在します。日本各地のユニークな祭りをご紹介します。

この記事をまとめると

  • 日本にはたくさんのユニークなお祭りがある
  • 五穀豊穣、子孫繁栄、厄払いなど、お祭りの始まった理由はさまざま
  • 各地のお祭りについて知ることで、その地域の歴史や文化を紐解くことにつながる

日本のユニークなお祭り、みなさんはいくつ知っていますか?

人気バラエティー番組で、芸人の宮川大輔さんが世界中のお祭りに参加する企画をご覧になったことはありますか? 世界には珍しいお祭りがあるんだなーと、毎回感心しながら見ている人もいるかもしれませんね。

でも日本も負けてないんです。今回は、知る人ぞ知る、日本各地の面白いお祭りをご紹介します!

まずご紹介するのが、千葉県香取市の側高神社で執り行われる、名前もユーモラスな「ひげなで祭り」。鎌倉時代から800年も続くお祭りで、五穀豊穣・子孫繁栄を祈願する伝統行事です。氏子の祭り当番の引き継ぎ行事からはじまったといわれ、毎年1月第2日曜に行われます。

本殿の前に、羽織袴を着た新旧当番が向かい合って座り、交互に酒を飲み合います。立派なひげを付けた旧当番が、ひげをなでてお酒を勧めると、新当番は何杯でも飲み干さなければならないという、下戸(げこ=お酒が飲めない人)にはかなり過酷なお祭りです。ひげを大げさに撫でながら、お酒を勧める姿がとてもユーモラスで、見物客からは、笑いとともに「もう一杯」といった掛け声も飛び交います。並々と注がれたお酒を豪快に飲み干す姿に、「おー!」という歓声も上がります。

子どもが重要な役割を担うお祭りも

同じく千葉県は山武郡芝山町の山田地区で、例年12月14日に行われるのが「あらい祭り」です。江戸時代の終わりごろ、山田村では、病や火事といった厄災が続き、子どもが早くに亡くなっていました。村人たちは修行僧の勧めで、神社で祭事を行い、厄除けと五穀豊穣を願ったのが、このお祭りの起源といわれています。

祭り当日は「鍋かけず」といい、地区の各戸は火を使わないそうです。昼食には「神の食」といわれる料理が、当番の家、近年では地区の集会所でふるまわれます。そこに飾っているのが、男女の性器を大根でかたどった、「神の物」です。子孫繁栄を祈願したものだそうです。

その後、大人たちは、神事が行われる大宮神社に向かうのですが、その行く手を、子どもたちが大根を投げつけて遮ります。大根を投げる理由は、「子どもたちが元気に育ったことの証」といわれています。大根が飛び交う中、大人たちは宮司をゴザで守りながら、神社に向かいます。神社の正面には、子どもたちが事前に準備しておいた、カヤと竹で作った小屋があるのですが、大人を進ませまいと、子どもたちは火を放ちます。なかなか反骨精神旺盛な子どもたちです。大人たちは火を避けて、神社の本殿で儀式を行い、お祭りは終了です。地域の大人と子供が協力して(?)行われる、ユニークなお祭りです。

女装やら、巨大草履型みこしやら……。日本は奇祭の宝庫!?

横浜市戸塚区の八坂神社で、毎年7月14日に実施されるお祭りが「お札まき」です。元禄年間(1688年~1704年)のころに、当時流行していた病気を避けるためにはじまった行事といわれています。氏子が「正一位八坂神社御守護」と摺られたお札を、境内や町内に撒くのですが、驚くべきはその姿! 何とおじさんたちが女装しているのです! 襷掛けをした派手な着物姿で、まるで「バカ殿様」を彷彿とさせる白塗りの顔に、キツめのチークが印象的です。

その女装した十数人の氏子たちの中で、島田髷のかつらをかぶった一人の男性が、お札を撒く役割を担っています。撒かれるたびに、見物客たちはご利益抜群のお札を取ろうと大騒ぎ。お札ほしさに、町を練り歩く女装集団の追っかけと化した人々の波で、通りはごった返します。たまに立ち止まってお札が撒かれるたびに、歓声を上げて飛びつく様子に圧倒されることでしょう。

最後は「ヘトマト」という、長崎県五島市の福江島で開催されるお祭りをご紹介します。1月の第3日曜に、白浜神社の宮相撲から始まるこのお祭りは、その後、海岸に場所を移します。着飾った新婦2人が、酒樽の上で羽根つきをした後、体中にヘグラと呼ばれるススを塗りつけた男性が、激しく藁(わら)の玉を奪い合う「玉蹴り」が行われます。さらに大漁・豊作祈願の綱引きが行われ、最後に3m以上はありそうな巨大草履が登場。ふんどし姿の男たちが、その草履を神社に奉納するのですが、その道すがら、見物している未婚の女性を無理やり草履の上に乗せ、ワッショイワッショイと担ぎ上げるのです。うーん、とってもシュール……。

このお祭り、起源や語源がまったく不明とされているのが、ますます興味をそそります。奇妙なイベントがよどみなく、次々と行われる様子は、まさにカオス! チャンスがあれば一度は見てみたい、奇祭中の奇祭です。

かつての日本は、集落の数だけお祭りが存在するともいわれてきました。日本人の生活と、密接につながっていたといえるでしょう。お祭りについて調べることで、その地域の歴史や文化を、より深く知ることができます。

祭りをはじめとした日本各地の地域の歴史に興味が湧いた人は、歴史にまつわる学問「歴史学」を通じて、気になる祭りを調べてみたり、実際に足を運んでみたりすると、より日本の歴史について知識を深めることができるはずですよ。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

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この記事で取り上げた
「歴史学」
はこんな学問です

歴史学とは、対象とする大陸・国・地域などにおいて、過去に起こった物事を取り上げ、当時それがどのような意味を持っていたのかを、残された物や建造物、文章などから研究する学問である。ただ、資料を正確に読み取るだけではなく、事実かどうかを疑い、踏み込んで検証する批判的視点も重要である。歴史学の基本的なラインナップには、日本史、東洋史、西洋史、考古学がある。また、政治制度・経済活動・芸術文化・信仰宗教などに特化した考察も行う。

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