経営に興味のある高校生必見! 渋谷カフェ「factory」オーナー西原典夫さんが教える経営の仕方

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経営に興味のある高校生必見! 渋谷カフェ「factory」オーナー西原典夫さんが教える経営の仕方

2016.02.16

提供元:マイナビ進学編集部

経営に興味のある高校生必見! 渋谷カフェ「factory」オーナー西原典夫さんが教える経営の仕方

渋谷と青山の中間、喧騒から少し離れた渋谷2丁目に店を構える「factory」。土地柄もあり、お店にはIT関連の人たちが集まる人気カフェスペースだ。今回は「factory」のオーナーを務める西原典夫さんに、カフェ経営を始めたきっかけや醍醐味、経営の秘訣などもお伺いしました。経営に限らず、独立についてのアドバイスもいただいたので、将来やりたいことや目標がある高校生は必見です!

この記事をまとめると

  • 西原典夫さんがfactoryを始めたきっかけ
  • お店でもあり“自分の居場所”でもある独特の雰囲気を楽しめる
  • 周りにいる人を大切にしていれば経営はうまくいく

いろんなお店を回り、カフェの雰囲気が1番自分の性格と合っていた

--factoryを始めたきっかけを教えてください

何か特別きっかけがあったというわけではなくて、ぼんやりと「将来カフェを持てたらいいな」と思うようになったのが大学生のころです。学生時代は主に飲食店でアルバイトをしていたのですが、勉強も兼ねていろんなお店に行きました。レストランやビストロ、居酒屋やカフェといった様々な飲食店の中で、カフェが一番自由度が高かったというか、ゆるい感じが自分には合っていると思って、飲食の中でもカフェをやりたいと思い始めたのが最初のきっかけですね。

--当時のアルバイトから独立までのお仕事を教えてください。

大学1〜2年のときは近くの飲食店で働いたり家庭教師をしたりしていたのですが、3年の時に、ブルーノート東京というジャズクラブ・レストランでアルバイトをはじめました。そこでの仕事がとにかくおもしろくて、大学4年の後期からは休学して仕事一本にしたんです。アルバイトから社員になり、ブルーノート東京では約4年間お世話になりました。そのころには飲食で独立しようという気持ちは固まっていたのですが、早く独立しようとは思わず、その前にいろんな経験を積みたいと思っていました。その後、同社の新規出店や、当時の先輩と2人で始めたカレー屋、さらに飲食業以外にもIT企業や小さな商社などで仕事をして、35歳のときにfactoryで独立しました。

――渋谷にfactoryをオープンした理由は?

それまでの職場が表参道や渋谷が多かったということもあって、「渋谷っておもしろい街だな」ということは感じていました。ただ、道玄坂方面は元気すぎるというかエネルギーがありすぎて、まったりカフェをやるには合わないとも思っていました。渋谷2丁目というエリアはあまり知らなかったんですが、ウェブに物件が出ていたので来てみたら、渋谷ほど若くなく、かと言って青山ほどオシャレでお高いわけでもない。場所もちょうど真ん中で、渋谷と青山を足して2で割ったような、独特な落ち着いた雰囲気があったんですよね。住宅は少ないけどオフィスも大学もあって昼間人口が多いし、立地的に合っているかなと思ってここに決めました。

factoryはみんなが集う場所であり“自分のスペース”でもある

――factoryをオープンするまでに苦労したことはありますか?

苦労とかはあんまりないんですよね。あったかもしれないですが、それを苦労として自覚していないだけなのかもしれません(笑)。強いて言えば、大学を辞める時でしょうか。周りの大人から「もったいない」とか「とりあえず卒業しておけ、後悔するから」と言われたんですが、若かった僕は「じゃあ後悔しないように生きてやるよ!」って思って。そう言ってくれる方々の話はもちろんありがたくもあったけど、説得するのが正直大変だったかなとも思います。苦労というかは分からないですが。

――カフェオーナーとしての醍醐味は?

ひとつ明らかなのは、最後は全部自分で決められるというところですね。そこはチームでやるか、個人でやるかの違いだとは思うんですけど。factoryはお店なんですが、“自分の居場所”でもあるので、そこは大きいですね。あとはカフェの特徴かもしれないんですが、お客さんもわりとゆったりしているので、そこも自分にとっては心地がいいところです。同じ飲食店でもレストランほど緊張するわけでもなく、居酒屋ほど飲んではじけるわけでもなく、リラックスできる“部屋”に近いという独特な空気が日々味わえるのも楽しいですね。

――経営の秘訣は?

まず「無理をしない」いうことは気にするようにしています。長く続くお店にしたいと思っているので。僕は飲食店がお店を閉めてしまう理由は3つあると思っていて、1つ目は建物の取り壊しなどの不可避な問題。2つ目は利益が上がらないなどお金の問題。そして3つ目はスタッフが疲れてしまうなどのひとの問題。特に3つ目の問題は意識していて、無理をしすぎないようにしています。オープン当初から定休日は決めてしっかり休んでいますし、自分のペースはつくるようにしていました。そういうところも大事だと思います。

もうひとつは「できることをする」ということです。自分は料理の専門的な経験は積んでいないので、できないことをするよりも、その前に自分ができるサービスや空間作りを重視しています。メニューはビールが多めというところを充実させていって、それにあったおつまみを用意したり、やれることから突き詰めていけばできることがたくさんあるし、できることは少しずつ増えていくと思っていて。「できることをしっかりとやる」の積み重ねですね!

周りにいる人を大切にするからこそ、いろいろと助けてくれる

――カフェ経営はどんな人が向いていると思いますか?

個人でやるのであれば、大金を稼ぎたい人や規模的に大きいことをやりたい人には向かないかもしれないですね。それを足掛かりにして拡大していくという意味で、スタートを個人店舗から始めるということはもちろんアリだと思いますが。
向いているのは、いろんなことを自分で決めたいとか、空間をつくりたいとか凝り性の人は向いていると思います。
あとは寂しがり屋じゃない人のほうが向いていると思います(笑)。

--寂しくなるんですか?(笑)

寂しがり屋のひとは、寂しいかもしれないです(笑) 。僕の場合は、いろいろ相談できる人が周りにいてくれるので全部が全部一人で決めているというわけではありませんが、一人で決められるというのは反面、最後は一人で決めなくちゃいけないということでもあるので。
あとは開店準備や閉店後の片づけを一人でやったりとか(笑)。

--カフェ経営に憧れている高校生が、今のうちからやっておいたほうがいいことはありますか? 

飲食に限らない知識を身に付けることと、体を作ることですね(笑)。体が資本の仕事ですし、現場に立てなくなったらダメージは大きいので。ましてや個人経営だったら、自分が立たないと誰かがやってくれるわけではないので、運動はしておいたほうがいいと思います。あとは、やっぱり飲食業以外の広い知識を身に付けることは大切だと思います。僕の場合はITや音楽に関する仕事や、商社での営業職経験、インテリアに対する興味などはいまのカフェに活きています。ユビレジ(iPadレジ)やCoiney(モバイル決済)、freee(クラウド会計)など便利なツールが容易に導入できたり、音楽にしてもBGMは自分で選んでいるのでお客さんとの話題にもなります。家具や内装にしてもそうですし、食べ物・飲み物だけではない要素が飲食店にはたくさんあるので。たくさん旅行をしたり、いろいろな人に会ったり、様々な本を読んだりということはやっておいたほうがいいと思いますね。

--カフェ経営に限らず、独立を目指している高校生にアドバイスをお願いします。

先ほどの話ともかぶりますが、視野は広いほうがいいと思っていて、やりたいことが決まっていてもいなくても、いろんなものを見たり、いろんな人に会ったり、いろんな本を読んだり。モノの見方、捉え方みたいなものは今の内から広くしておいたほうがいいと思います。やりたいことが決まっていて、柱があるのはもちろんいいんですが、太い硬い柱というよりは、“堅いけど細くしなやかな芯”のほうがいいと思っています。柔軟性があったほうが余裕もできるし、たくさんのことを吸収できるかなと。
あとはいま周りにいる人を大切にすることですね。僕は何回か転職をしていますが、その中でもつながりや縁がたくさんありました。バレーボール仲間やブルーノート東京のつながりが多いですが、そういう縁で新しい職場で仕事を始められることも多かったので。周りの人がいろいろ助けてくれることもありますが、それは多分、その人たちを大切にしていたからこそ。将来のためにも周りのひとを大切にして日々を過ごしてみてください。


Profile
西原典夫(にしはらのりお)/factoryオーナー
1976年生、茨城県出身。小学生からバレーボールを始め、大学に進み体育教師を目指すが休学を経て中退。アルバイト先であったジャズクラブ・ブルーノート東京に就職。以降同社のスタッフ教育や新規事業立ち上げなどに携わる。飲食業以外にはIT企業やMOLESKINE代理店に勤め経験を積み、2011年11月にカフェfactoryで独立。

factory HP

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この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「カフェオーナー」
はこんな仕事です

カフェを経営するのがカフェオーナーの仕事。資金集めや店舗探し、マーケティング、スタッフの雇用や育成など、カフェに関わる全ての責任を負う。オーナー自らが接客から料理提供まで行う店もあれば、シェフやパティシエを雇って経営のみを担当する場合もある。近年、街中でも多くの店舗を見かけるカフェ業界だが、競争が激しいのも事実。安定した集客のためにはお客のニーズをしっかりくみ取り、リピートしてもらえるサービスやメニューを常に追求・考案することが不可欠だ。

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