気になる社会人にインタビュー! 第8回:映像編集者に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第8回:映像編集者に聞いてみた10のコト!

2016.02.08

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第8回:映像編集者に聞いてみた10のコト!

普段みなさんが見ているテレビ番組やCM、映画やミュージックビデオに至るまで、ほぼすべての映像には、撮影したものを切ってつなげ、色を調整してきれいにするといった映像の「編集」作業が行われています。そして、それを行うのは、「映像編集者」という職業の人たちです。

監督やカメラマンと比べると表舞台に立つことが少ないため、お仕事の様子がいまひとつイメージしづらいこともある映像編集者ですが、一体どんなことをしているのでしょうか。株式会社TYOテクニカルランチで映像編集の仕事を行う斎藤亮太郎さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 一つひとつの映像のクオリティを上げていくのが映像編集の役割
  • 関わってきたたくさんの人の意図を理解して、編集作業を行う
  • 同じ映像をくり返し観ることで、映像についてより理解できるかも

多くの人が関わってきた映像の出来を左右する、映像編集の仕事

株式会社TYOテクニカルランチの斎藤亮太郎さん

株式会社TYOテクニカルランチの斎藤亮太郎さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は『株式会社TYOテクニカルランチ』という会社で、CMをはじめ、アーティストのミュージックビデオやWebムービーなど、映像編集のアシスタント業務を行っています。映像編集には『オンライン編集』と『オフライン編集』の2種類があり、私はそのうちのオンライン編集を担当しています」

「オンライン編集では、主にCG合成や色の調整、画面に写ってしまった不要なものを消す『バレ消し』などの作業を行います。映像同士をつないでいくオフライン編集と比較して、映像を細かく調整・加工して、そのクオリティを上げていくのがオンライン編集の役割です」

Q2. お仕事で大切にしていることを教えてください。

「映像の編集作業がはじまるまでには、作品の企画を立てる人、出演者、それらの関係者に声をかけて予定を組む人、本番の撮影に携わっている人まで、多くの人が長い時間をかけて、一つの映像に関わっています。映像編集は、その映像そのもの出来上がりを左右する作業です。映像に関わってきたたくさんの人がその作品に込めた意味や意図をきちんと理解して、より良いものにしていくことが一番の役割だと思っています」

Q3. お仕事の魅力や、やりがいを感じるのはどんなときですか? 思い出に残っているエピソードなども教えてください。

「作業が長時間にわたることもあるのですが、その結果、合成などがうまくいって、試写でお客さんに『すごい!』と言ってもらえたときは、長い作業が報われた気持ちになります。それ以外にも、自分が担当したCMなどが友だちとの会話など、仕事と関係ない場所で話題に出ると、やはりうれしいですね」

「CMなどでは15秒のもの、30秒のものなど、同じ映像から複数のタイプの作品をつくることがあります。入社1年目のころ、ある映像の難しい合成を手伝ったときに、最終的な仕上がりを観た監督がその合成をとても気に入ってくれたことがありました。もともとはその予定ではなかったのに、別のタイプの作品でも、その苦労して合成した映像を使ってもらえたことは今でもよく覚えています」

大学生時代は、映像論の勉強をしながら、自分で映像制作にも挑戦

普段のお仕事風景

普段のお仕事風景

Q4. 映像編集者になるまで、どのような勉強をされてきたのでしょうか?

「もともと映画が好きだったので、映画をはじめとした芸術論が勉強できる大学に進学し、そこで映像論を学びながら、自分でも映像制作をはじめました。学生のころは監督や撮影、照明、録音など編集以外のこともやっていて、当時から漠然と映像系の仕事に就きたいと思っていました。その中でも編集の道に進もうと決めたのは、大学4年生になってからです」

Q5. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「部活は高校1年生の途中で辞めてしまい、その後は帰宅部でしたので、家で映画を観たり、漫画を読んだり、音楽を聴いたりと、インドアな生活をしていました。受験生のときも、「勉強の息抜き」といって、1年間で100本くらい映画を観ていました。その中で、大学生が映画をつくる作品を観たのがきっかけで、自分も映像をつくってみたいと思いました」

Q6. 高校時代に「もっと勉強しておきたかった!」と思う科目があれば教えてください。

「強いていえば英語ですね。もし英語が得意だったら、海外の監督と仕事するチャンスも増えて、自分が海外で仕事をする選択肢も出てきたのかもしれません。『もっと勉強しておけば……』と思うことがあります」

Q7. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「昔から映画や映像を観るのが好きなので、映像編集の仕事をはじめてからもよく観るようにしています。音楽を聴くのも好きなのですが、自分が編集を担当した映像作品のBGMが好きなミュージシャンの曲だったりすると、うれしくなりますね」

映像編集の勉強のためには、「同じ映像を繰り返し観る」ことが大事

映像をじっくり編集していきます

映像をじっくり編集していきます

Q8. これまでに観た作品の中で、印象に残っているものはありますか?

「学生のころに初めて観た、ミシェル・ゴンドリーが監督をしたビョークの『Hyperballad』という曲のミュージックビデオです。アナログ感のある背景と、そこに何層にも重ねられたアニメーションやプロジェクションの映像など、浮遊感のある美しい世界がとても印象的でした」

Q9. 映像編集に興味がある人が、テレビや映画、CMなど、映像を観るときに注目すると参考になりそうなポイントを教えてください。

「とにかく、一つの作品を意識的に何回もくり返し観るのがいいと思います。例えば映画なら、1回目はどうしてもストーリーを追いかけることに集中してしまいますが、2回目なら、それ以外の部分にも注目して観ることができるはずです」

「いきなり映像編集に関して意識することは難しいと思いますが、『何を撮っているのか』だけでなく、『どう撮っているのか』『どう見せているのか』という部分に注目すると映像についてより深く理解できるようになるかもしれません」

Q10. 映像編集者を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「映像編集者は、監督やカメラマンほど派手さはないかもしれませんが、映像の最終的な出来栄えを握っている重要な役割です。映像編集について詳しく学びたい人は、映像系の専門学校や映画学部のある大学に進むのも一つの手ですし、大学から映像業界を目指すのもいいでしょう。まずは自分が興味あると思った方向に飛び込んでみるのが大事だと思います。まずは映像に関わることによって、興味ももっと広がっていくはずですよ」

映像制作に関わるたくさんのスタッフからバトンを受け継ぎ、編集という作業を通して映像作品を作り上げる、映像編集者というお仕事。実は映像の出来栄えを左右する、とても重要な役割だったのですね。映像編集の仕事に興味を持った人は、斎藤さんのアドバイスのように、自分の好きな映画やミュージックビデオを繰り返し観て、その映像にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか。映像編集者の仕事ぶりが分かるようになるかもしれませんよ。


【取材協力】株式会社TYOテクニカルランチ 斎藤 亮太郎さん

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映像編集者」
はこんな仕事です

映像素材を組み合わせて絵をつなぎ、テロップやイラストなどを重ね、背景音や音響効果などを加えるのが映像編集者の仕事だ。以前はフィルムを文字通り切ったり貼ったりしていたが、現在は映像編集ソフトを使って、ハードディスク上で編集操作を行うのが主流。取り扱う映像ジャンルは、映画やミュージックビデオ、コマーシャル、テレビ番組や、その中で流れるVTR映像など多岐に分かれる。自分の意図した世界観をつくり上げるやりがいがある。昨今は、自ら撮影を行う映像編集者もいる。

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