付き合う友達から進学先まで……。心配し過ぎな親に困っちゃうことってない?

心配し杉な親に困ってしまった経験はありませんか? そういった場合は、どのように対処するのがいいのでしょうか。
この記事をまとめると
- 親は子どものことが大事だから、自分がいいと思うことをやらせようとすることがある
- 心配性な親には、まず「自分の気持ち」を把握して、やりたいことを「理由」付きで説明できるといいかも
- 親に意見や気持ちを受け止めてもらえるかは伝え方次第
親が「ああしなさい」「こうしなさい」と言ってくる理由って?
あなたが何かをしようとすると、親が「ああしなさい」「こうしなさい」と言ってくることがあるかもしれません。親はあなたのことを心配してくれているのでしょう。でも、あなたの意見を聞かずに、向こうの言いたいことばかり言われると、ウンザリしてしまうこともありますよね。そこで今回は、そんな親への対処方法をアドバイスします。
まずは、「なぜ親はあなたの行動に口を出してくるのか?」「親の言うことに無理に従っているとどうなってしまうのか?」。もちろん、親はあなたのことが大事で、心配です。だから、自分がいいと思うことをやらせようとすることもあるでしょう。しかし、もちろん親がいいと感じていることを、あなたがいいと思うとは限りません。2人は別の人間だから当然なのですが、親子という関係の中にいるとそれに気づきづらくなってしまいます。そのため、親はあなたの行動にあれこれ口を出してくるのです。
そして、子どもとしては「ああしなさい」「こうしなさい」と言われ、それに従って生きていると、自分自身が何をしたいのかが分からなくなることもあるかもしれません。
心配し過ぎな親は、どうすればいい?
では、そんな親に対してどのように対応したらいいのでしょうか? まずは、「自分の気持ち」を言葉にして、見直してみることです。自分の気持ちを言葉にしづらくなっている可能性があるならば、自分は何がしたいのか……、毎日、日記をつけてみるのもいいでしょう。
そして、親に自分の意見・気持ちを伝えるときは、その理由を明確に説明できるようにしましょう。例えば、「有名だから、○○大学に行きたい」というような伝え方だけでは、場合によっては、親の理解を得づらいかもしれません。「将来は、△△の仕事がしたい。だから、△△の資格がとれる○○大学に行きたい」というように言えると、あなたの気持ちがより伝わりやすいのではないでしょうか。ただし、反論されることも予想されます。それに対してどう返答するかも考えておきましょう。親の心配を取り除いてあげられるような説明をして、熱意が伝えられれば、親の理解につながるかもしれません。
親への伝え方を見直してみよう
親から言われたことに対して腹が立つこともあると思います。しかし、もうみなさんも大人に近い年齢です。腹を立てて、友だちにグチを言って終わりではなく、どう対応するかを冷静に考える必要があります。親はあなたの味方なのです。意見や気持ちを受け止めてもらえるかどうかは、あなたの伝え方にかかっているともいえます。
「生活科学」は、身近な生活環境を向上させたり、新たな環境を生み出したりすることを目的とする学問です。この学問に関心を持つことによって、親と子のよりよいコミュニケーションの方法を探れるかもしれません。
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「生活科学」
はこんな学問です
家政学をベースとして、人の生活を自然科学、人文科学、社会科学の応用により考察・研究する学問。衣・食・住・家族・近隣社会・福祉・環境など、身近な生活環境を向上させたり、新たな環境を生み出したりすることを目的としている。主な分野には、栄養科学や食品化学を研究対象とした「食物栄養分野」、生活環境づくりを研究対象とした「生活環境分野」、人と社会とのつながりを研究対象とする「生活社会学分野」などがある。