“鉄”で臭わない? 気になる汗の臭いは食べ物で解消されることがあるらしい!?
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自分の体臭が気になった経験はありませんか? 体臭の原因を和らげる食べ物があるといいます。一体どんな食べ物なのでしょうか。
この記事をまとめると
- 汗の臭いは、体の酸素不足が影響していることがある
- 貧血による酸素不足により、発汗の際に臭いの原因がつくられる
- 貧血は鉄分補給で予防できる
なんだか違う自分の臭い……原因は貧血かも!?
体育が終わって体操着を脱いだとき、自分の汗の臭いがすることはありませんか? いつもはそこまで気にしなかったのに、「あれ? 私ってこんな臭いだったっけ……?」と首を傾げるなんてこともあるかもしれません。
汗の臭いの原因はさまざまですが、貧血などによる体の酸素不足で汗に臭いがつくことがあるのです。女子の場合は、貧血で悩まされている人もいるのではないでしょうか。今回は、そんな場合の汗の臭いの対策を考えてみましょう。
どうして貧血で汗が臭うことがあるの?
貧血を起こして血が足りなくなると、体の中の酸素が不足します。血液は酸素を運ぶ役割を果たしているので、これが足りないと、体のすみずみまで酸素が行きわたらなくなってしまいます。
すると、汗をかくときに、体は酸素の節約をしようとします。そのために、普段の汗ではつくられない、「乳酸」が汗の成分として生まれてしまうのです。乳酸が汗の中に増えると、つられて「アンモニア」も発生します。この「アンモニア」が臭いの原因になるのです。
しかも、酸素不足のときには汗をかきやすく、汗をかくことで鉄分をますます失い、さらに貧血に……という悪循環に陥ってしまいがちなのです。
「じゃあ汗をかかなければいいじゃない」と思うかもしれません。冷房の効いた部屋にずっといればそれも可能かもしれません。ですが、汗には大切な役割があるのです。
人体における汗の役割と、貧血の防止
汗の役割として、体温を一定に保つことがあります。また、発汗することで自律神経の安定を促し、心を落ち着ける作用もあります。汗をかかない、というのは実は身体にとって負担が大きいことなのです。どうしてもかく汗ならば、せめて「いい汗」にしたいですよね。
貧血が原因で汗が臭う場合、まずこの貧血をどうにかする必要があります。レバーなど鉄分が豊富な食品を摂るのもいいですし、納豆や豆腐・大豆といった大豆製品には発汗を抑えてホルモンバランスを整える効果が期待できます。ほかに緑黄色野菜には抗酸化作用があるので、臭いの元になる皮脂の酸化を防げます。日々の食事を少し意識してみてはどうでしょう。
汗が臭う、と聞いて原因に貧血を連想する人は少ないのではないでしょうか。人体は密接に関係し合っていて、部分だけを見ても解決しないことが多いのです。そういった体の仕組みについて学ぶ学問が、医学です。人体の仕組みを学び、病気の予防や治療、研究にあたります。こういった人体の不思議に興味がある人にとって、医学は魅力のある学問になるかもしれません。
この記事のテーマ
「医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」を解説
高齢化社会では、長生きするだけでなく健康でいることが何よりも重要です。病気やけがなどによる身体・生理機能の変化を探り、元気に生活できるように治療するのが、医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの専門家の役割。専門的知識と技術を身につけ、チームとして連携することで医療の質を向上させる方法を学びます。
この記事で取り上げた
「医学」
はこんな学問です
病気を予防して健康を維持することや、病気を治療して健康を取り戻すことを通じて、人の命を守り人生の質を向上させることを目的とした学問である。専門分野としては、人の体の機能と構造について研究し、病気の原因を明らかにする「基礎医学」、衛生学や法医学・犯罪学など医学と社会の関わりについて考察する「社会医学」、基礎医学の成果に基づいて実際に病気を治療するための研究を行う「臨床医学」などがある。
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