太って見られないために! 着太りしない冬のコーデを聞いてみた!

コートやニットなど、アレコレ重ね着してしまう冬のファッションはどうしても着膨れしがちに……。今回は、そんな悩みを解決する着やせテクニックについて、プロのスタイリストであるAさんにお聞きしました。
この記事をまとめると
- 着やせと防寒の両方がかなう、テクニックをプロのスタイリストが伝授
- Iラインシルエットなら、着やせだけでなく背を高く見せる効果も
- 冬のあったかアイテムが視線を上に集めるテクニックに大活躍
着膨れしないために! プロが着やせテク&コーディネートを伝授
寒い日が続くこの時期、ついつい防寒を優先して、せっかくの放課後や休日のファッションが着膨れ状態になっていたりしませんか? ボリュームのあるコートやニットを着ると、どうしても実際より太って見えてしまうことがあります……。でも、スタイリストであるAさん直伝の着やせテクを知っておけば、そんな悩みも即解決! オシャレも防寒も両立したコーディネートが楽しめちゃいます。
縦に細く長く見せる! Iラインシルエット
「誰でも挑戦しやすい基本のテクニックがIライン。Iラインとは、文字通りアルファベットのIのように、全身を上から下まで、細身のストレートシルエットですっきりとまとめた着こなし方です。Iラインを意識すれば背も高く見せることができるので、背の低さが気になる人にもおすすめですよ!」(Aさん)
Iラインシルエットをつくるのにぜひ取り入れたいのが、今季の大ヒットアイテムであるロングコート。さらっと羽織るだけでコーディネートがすっきりとまとまる上に、トレンド感も満点に仕上がります。身体を膝下までカバーしてくれるから、防寒性も◎。
ロングコートだけでもIラインシルエットはほぼ完成してしまいますが、だからといって中のコーディネートも油断してはなりません! 特に、着膨れしがちなニットを着るときは、黒やネイビーなどの引き締めカラーや、身体のサイズに合ったコンパクトなシルエットのものを選ぶようにしましょう。
ボトムスは、スカート派なら台形ミニがGOOD。思い切って脚を見せることで、女子高生らしいヘルシーでキュートなガーリィスタイルが叶います。パンツ派には、マニッシュな雰囲気でカッコよく決まるワイドパンツがおすすめ。ストンときれいに落ちるシルエットで美脚美人になれますよ!
あったか小物をフル活用! 視線を上に集めてスタイルアップ
「上半身のポイントとなるアイテムが豊富な冬こそ実践してほしいのが、視線を上に集めるテクニック。帽子やマフラーでなるべく上半身に目を引かせることで、自然と背を高く見せてスタイルよく印象づけることができます。さらに、顔や頭を防寒すれば体感温度もぐっとUP! そろえておけば、寒い日のオシャレも安心です」(Aさん)
小物以外には、柄物トップスも視線を上に集めるのに効果的なのだそう。そこで、Aさんが提案してくれたコーディネートがこちらです!
まずトップスは、秋冬の定番で誰にでも似合うチェックシャツをチョイスします。そして、脚が細く見えるフレアスカートを合わせれば、グッドガールな雰囲気で好感度も◎。ここで大切なポイントは、シャツは必ずスカートにインすること! 上はぴったり、下はふんわりとさせることで、メリハリの効いた美スタイルが完成します。
よりカジュアルに着こなしたいなら、今っぽくこなれて見えるボーイフレンドデニムもおすすめ。デニムの場合も、シャツの裾はもちろんイン! メリハリをより効かせるアクセントとして、ベルトを覗かせるとGOODです。さらに、ボーイフレンドデニムを履くときに忘れてならないのが裾のロールアップ! 素肌がチラリと見えることで抜け感が出て、足首も華奢に見せてくれます。
アウターは先ほどのIラインシルエットでも説明した通り、ロングシルエットが◎。
これで一通りコーディネートが整ったなら、いよいよ小物での仕上げに入ります。
小顔効果が期待できるマフラーやスヌードは、ざっくりとしたローゲージニットやふわもこ素材のものを選ぶのが正解です。顔が埋もれそうなぐらい、ボリュームたっぷりにぐるぐるっと巻いちゃいましょう! 帽子は、フレアスカート合わせの場合はふわふわベレー帽や中折れハット、デニム合わせならニットキャップがマッチします。ほかには、イヤーマフ、大きめのピアスかイヤリング、伊達メガネなども視線を上に集める小物としておすすめです。
紹介した着やせテクニックを使えば、わざわざ努力して痩せなくても、-3kgに見せることができるかも!? それに、コーディネートのシルエットのバランスがよくなるだけで、いつもの服がぐっとオシャレに様変わりすることがあります。次回のおしゃれから、早速実践してみてくださいね。
もし、自分自身でオシャレなコーディネートが組み立てられるようになりたい! と思ったなら、そういったスタイリングの理論や専門知識が身につけられる被服・服飾学を学んでみてはいかがでしょうか? 体のシルエットが細身に見える着こなし方や、話題・流行のアイテムの取り入れ方などにつながる、あなたのセンスを磨くことにきっと役立つはずです。
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活をより豊かで快適なものにするための学問です。例えば生活学では、誰もが安全で快適に暮らせる生活空間づくりをめざして、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、多様化するトレンドや趣向を敏感にとらえ、ファッションやヘアメイクにおいてあらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です
服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。
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