当時は斬新な香りだった!? シャネルの香水「5番」が有名な理由って?

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当時は斬新な香りだった!? シャネルの香水「5番」が有名な理由って?

2016.02.09

提供元:マイナビ進学編集部

当時は斬新な香りだった!? シャネルの香水「5番」が有名な理由って?

芸能人やセレブを中心に、多くの人々に愛されるシャネルの香水。この香水が有名でかつ人気の理由をご紹介します。

この記事をまとめると

  • CHANELの香水「No.5」はアルデヒドを調合したことが革新的だった
  • 「No.5」の香りを生み出したのは、天才調香師のエルネスト・ボー
  • 調香師にはパフューマーとフレーバリストの二種類がある

革命を起こした香水、CHANELの「No.5」

私たちが生まれるはるか前に、香水にまつわるこんな名言を残したデザイナーがいました。

「香水をつけない女性に未来はない」。

この言葉を残したのは、ジャージや乗馬服などの男性服からインスピレーションを受けたデザインの服で女性を窮屈なドレスから解放し、実用的かつエレガントなファッションを提案し続けたファッションブランド「CHANEL」の創業者でありデザイナー、ココ・シャネルです。シャネルは、ファッション界にも革命を起こしたデザイナーですが、実は香水の世界でも革命を起こしていました。

シャネルの香水といえば、最も有名なのが「No.5」。No.5といえば、マリリン・モンローがインタビューで「何を身につけて眠っているの?」と聞かれ、「シャネルのNo.5を5滴つけて眠っているわ」と答えたことで一躍有名になった香水でもあります。

No.5は、シャネルが初めて手掛けた香水です。当時は貴族たちが身につけるフローラルな香水か、夜のお仕事をしている女性が身につける、動物系のセクシュアルな香りの香水しかありませんでした。そこでシャネルは、「普通の女性がつけられる香水を作ろう」と思い立ったのです。

No.5を生んだ天才調香師、エルネスト・ボー

今ではいろいろな香りを調合して香水を作ることは当たり前ですが、当時の香水は生花から抽出したものか、動物からとった香りを単体で身につけていました。しかしそれでは香りが強く、普通の女性が日常でつけられないと考えたシャネルは、調香師のエルネスト・ボーに香水の調合を依頼します。

ロシアで生まれたフランス人のエルネスト・ボーは、ロシア最大の化粧品製造会社のあるフォン・ラレーの石鹸研究室に勤めていました。そこで研究を続けているうちに調香の腕を買われて香水の開発に携わるようになります。そこでボーは、アルデヒドという合成香料の開発に成功します。

アルデヒドには、脂肪族や芳香族など、いくつか種類がありますが、どれもそのまま嗅ぐと人の体臭のような、脂っこい香りがします。香水のもとになるアルデヒドですが、それ単体ではいい香りとはいえず、どちらかというとあまり嗅ぎたくない香りに分類されるものなのです。しかし、いくつかのアルデヒドを少しずつ調合して、フローラルな香りや柑橘系の香りと合わせると、温かさや華やかさを感じさせる心地よい香りに変化します。

ボーは、このアルデヒドを使ってシャネルのNo.5の開発に取り掛かります。試行錯誤を繰り返したのち、バラやジャスミンをベースに、現代的な女性に似合う香水のサンプルに対してガラスの小瓶を10個用意して、シャネルに渡しました。

No.5の名前の由来はサンプルの小瓶に書かれた「5番」

小瓶につめた香水のサンプルには、1~5、20~24の番号が振られていました。この中で彼女が気に入ったのが5番目のサンプルでした。ちょうどシャネルは5回目のコレクションを5月5日に発表することを決めていて、選んだ香水のサンプルも5番だったので、「5という数字は運がいいから、この香水の名前はNo.5にしましょう」と決めたのだそうです。

当時は斬新な香りだったシャネルのNo.5は世界中で瞬く間にヒットし、それ以降アルデヒドを調合した香水が色々な会社やブランドから発売されることになりました。No.5が香水の歴史を変えたといっても過言ではないでしょう。

さらにシャネルは、天才調香師のエルネスト・ボーが調合した素晴らしい香水を売り出すために、「香水をつけない女性に未来はない」と、強気なプロモーションを行ったのです。この香水がヒットしたのはシャネルのマネジメント能力やプロモーションの手腕のおかげでもありますが、ボーがいなければこの香水は生まれていません。二人の出会いはとても重要なものだったのです。

世の中には、香水以外にもルームフレグランスや柔軟剤、化粧品、お菓子などさまざまな香りのする商品があります。その香りの多くは、調香師と呼ばれる人が作っています。調香師には化粧品や生活用品の香料を作るパフューマーと、食品の香料を作るフレーバリストの2種類があり、数千種類もある香りを調合して商品のイメージに合う香りを作り出します。日本では、パフューマーとして活躍する人はとても少なく、ほとんどがフレーバリストとして働いているのだそうです。

香りを調合するためには、香料の構造や化学の知識を持っていなければいけません。特に、大学で科学や薬学について学んでいると有利になります。香りというとおしゃれなイメージがあると思いますが、実際に調合するにはセンスだけでは難しいのです。

香水の本場はパリで、日本では調香師として働くことは難しいといわれてきましたが、アロマがブームになったことをきっかけで、香りに注目して商品を開発する企業も増えてきました。その流れの中で、調香師になれる可能性が広がっていくかもしれません。香りに興味がある人は、ぜひ調香師の仕事について詳しく調べてみてくださいね。

この記事のテーマ
美容・理容・メイクアップ」を解説

美容師や理容師、メイクアップアーティストなど、確かな技術と感性を備えた「美」の専門家を目指します。理容師や美容師の国家資格取得を目指すほか、それぞれの職種に応じた技術力や表現力の習得、接客能力を身につけます。従来のように美容室や理容店で働くだけでなく、高齢者や障害者のもとへ出張する技術者へのニーズも高まっています。

「美容・理容・メイクアップ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「調香師(パフューマー)」
はこんな仕事です

数千種に及ぶ香料を巧みに扱い、香水や化粧品、トイレタリー製品などに使用される香りを創作する仕事。大学の理系学部か調香師養成コースのある専門学校を卒業し、香料会社や日用品メーカーの研究開発部門で働くのが一般的。調香師の国家資格は存在しないが、関連する資格に国家資格の「臭気判定士」、調合や模倣の技術および専門知識を審査する民間資格の「日本調香技術師検定」(2010年創設)がある。調香師には安全性や安定性を裏付ける化学、薬学、生物学の知識に加え、嗅ぎ分ける能力と芸術的センスが求められる。

「調香師(パフューマー)」について詳しく見る