風邪の予防にはうがい手洗いっていうけど、なんで乾燥すると体によくないの?

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風邪の予防にはうがい手洗いっていうけど、なんで乾燥すると体によくないの?

2016.02.12

提供元:マイナビ進学編集部

風邪の予防にはうがい手洗いっていうけど、なんで乾燥すると体によくないの?

風邪の予防といえば、手洗いとうがい。何気なく行うこれらの行動は、どうして予防につながるのでしょうか? その仕組みをご紹介します。

この記事をまとめると

  • 空気が乾燥してしまうのは、日本の住宅事情も大きく影響している
  • 健康を維持するためには部屋の湿度40~60%をキープすると良い
  • 空気が乾燥するとインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる

シベリア気団が運んでくる空気の乾燥

2016年、今年の冬は暖冬と言われていますが、それでも朝晩の時間帯に暖房を使う家庭は多いでしょう。そこでエアコンや石油ファンヒーターで部屋を暖めるときに気を付けたいのが空気の乾燥。実は、部屋の空気が乾燥することによってみなさんの体に悪い影響が出てしまうことがたくさんあるのです。今回は部屋の乾燥対策と病気を防ぐ体のケアについてご説明します。

そもそも冬の時期に空気が乾燥する原因は、「シベリア気団」と呼ばれる風が、はるか北方から日本列島へと流れてくるから。風はやがて日本海側と太平洋側を隔てる山脈に到達しますが、湿った空気は山脈にぶつかり、雲をつくって日本海側に雨や雪を降らせます。その雨や雪で、水分が抜けて乾燥した空気がそのまま山を越えて太平洋側に流れ込むため、特に関東地方では、この時期の空気が乾燥してしまうのです。

おまけに都心部の鉄筋コンクリートの建物や、暖を取るために使われているエアコンや石油ファンヒーターも、空気の乾燥に拍車をかけています。昔からある木造住宅では空気がこもることがなく、自然と外部との換気が行われていて、石油ストーブの上でやかんの水を沸かすのも加湿効果に一役買っていました。ところが鉄筋コンクリートの建物は換気が行われにくく、火災の危険性があることから、高層マンションやオフィスビルでは石油ストーブの使用が禁止されている場合がほとんどで、自然と暖房手段がエアコンなどに限られてくるのです。

ちょっとした身の回りのもので部屋の湿度を調整できる

では部屋の乾燥を防ぐためにはどのような方法が良いのでしょうか? 最もポピュラーな方法が加湿器を使うことです。家電量販店でも簡単に購入できるので、今や一家に1台ペースで普及しています。特にお肌のケアに気をつかう女性には必須のアイテムといえるのではないでしょうか。

また観葉植物や水槽を置くのも効果があります。洗濯物を部屋の中で乾かすのも手です。濡れた洗濯物をエアコンの効いた部屋で干せば、洋服も乾かせて加湿もできて一石二鳥ではありますが、あまり長時間洗濯物を放置すると、においが洋服についたり、雑菌の温床になったりする可能性もあるので注意したいところ。大切な洋服を犠牲にしたくないという人は濡れたタオルを部屋の中につるしておきましょう。これでも十分に効果はあるのです。

一般的に人間が健康を保つのに必要な湿度は40~60%とされています。湿度計でこまめに計るのが一番ですが、湿度計がない場合、コップに氷水を入れて2~3分、室内に置いておきます。その間コップに水滴がつかないようだと空気が乾燥しているサインになります。

空気が乾燥すると肌荒れの原因になるばかりでなく、体内の状態にも悪影響を及ぼします。体内も少しずつ乾燥を始めるので、血液の循環が悪くなり血圧も高くなってしまうのです。心筋梗塞で亡くなる人が冬場に圧倒的に多いのはこれが原因。改善方法としては、寝る前と起きた後にコップ1杯の水を飲むこと。身体の乾燥を防ぐためには、やはり水分補給が一番なのです。

うがい、手洗い、マスクの着用で感染予防に努めよう

この時期に一番気を付けたいのが風邪など感染による病気ではないのでしょうか。特に受験を控えた人にとっては体調管理に最も敏感になる時期かと思います。

実は空気の乾燥は、健康面だけでなくインフルエンザなどの感染症を拡大させるのです。湿度が低くなることで大気中に舞ったウイルスはより遠くまで飛んで行くようになってしまうため、より多くの人が病原菌をもらってしまうリスクが大幅に高くなるのです。さらに空気が乾燥すると体の粘膜の水分も奪ってしまいます。私たちのだ液には殺菌効果がありますが、のどの粘膜が乾燥して弱くなる(=殺菌効果が薄れる)ことでウイルスが付着しやすくなります。

感染を防ぐ手段として最も基本的な方法が、マスクを着用すること。くしゃみやせきによりウイルスをまき散らすのを防ぐのと、外部のウイルスの侵入を防ぐ効果があります。また自分の吐いた湿度の高い息で口元が潤うため、のどの保湿効果もあるのです。あわせてのどあめを舐めるのも良いでしょう。ミントやハーブの成分でスッキリするのと同時に、あめを舐めることで大量のだ液が分泌されるので、ウイルス予防と殺菌の両方に効果があります。

また、手洗いやうがいも忘れてはいけません。うがいはのどに付着した菌を洗い流す効果と同時に、水分を与えてくれます。市販のうがい薬を使えばさらに殺菌効果がありますが、同時に免疫を助けてくれる善良な菌まで殺してしまう恐れがあります。予防目的の日ごろのうがいは通常の水道水で十分かもしれません。

日ごろエアコンを使っている人はエアコンのメンテナンスも重要なポイントです。長時間稼働させているとフィルターに大量のホコリが付着し、汚れた空気がのどに大きなダメージを与えてしまうのです。そのため1年に1度はフィルターの掃除を心がけたいところです。エアコンの販売店や街の電器店でもクリーニングサービスを行っているところがあるので、自分の手に負えない場合はプロに任せてみるのも良いでしょう。

研究や実験などを通して、こういった病気の予防方法や私たちが健康であり続けるための方法を学ぶのが「保険衛生学」です。私たち人間は、環境の変化で体調や健康が大きく左右されることがあります。しかし、ちょっとした知識や工夫で状況は大きく改善できるのです。日ごろから身体のケアについて考え取り組むことが「保険衛生学」を学ぶ第一歩になるのではないでしょうか。


参考:
スギ薬局グループ|のどを守る
http://www.sugi-net.jp/oshiete/bui/throat/
Dr.キヨマスのお悩み相談|Q4.冬にウイルスが流行するのはなぜですか?
http://www.daikinaircon.com/ca/2013/advice/soudan/04/index.html?ID=ca_2013_advice_soudan_18_index
スキンケア大学|インフルエンザや乾燥肌の大敵“冬脱水”に注意!
http://www.skincare-univ.com/article/000051/
フレッツ公式|風邪やカサカサ肌を撃退! うるおいを保つ、乾燥ケア
https://members-club.flets.com/pub/pages/contents/list/bunkamura/ls/culture/130131/01.html

この記事のテーマ
体育・健康・スポーツ」を解説

病気やケガの予防や予後のケアを通して、人々が健やかに暮らせるようにするのが、健康学の理念です。食生活や運動などのライフスタイルや心理状態、検査やリハビリテーションなど、学ぶ内容は多岐にわたります。体育やスポーツは、健康を維持するための身近な方法であるとともに、人生を豊かにする趣味であったり、人によっては職業になることもあります。競技技術の向上だけではなく、メンタルや栄養、指導者のスキルも学びます。

「体育・健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「保健衛生学」
はこんな学問です

病気の予防や健康の保持増進について学び、そのための環境づくりを研究する学問である。病気の要因がどこにあるのかを、心理的要因や生活環境にまで広げて解明し、健康障害をどう防ぐのかなどを追究する。生活習慣病や環境に起因する疾病・障害、予防医学の重要性が高まっている今、必要性が高いといえる学問である。医療系、看護系、リハビリテーション系の学校・養成機関などで学ぶことができる。

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