人間じゃない「人」って? 会社をつくるときは、ある「人格」が必要?

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人間じゃない「人」って? 会社をつくるときは、ある「人格」が必要?

2016.01.29

提供元:マイナビ進学編集部

人間じゃない「人」って? 会社をつくるときは、ある「人格」が必要?

会社をつくるときに、ある「人格」が必要になるのだとか。しかもそれは、人間ではない「人」。一体どういうことなのか、詳しくご紹介します。

この記事をまとめると

  • 法人化すると「社会的な信用」につながることがある
  • 銀行からお金を借りやすくなる、税金に影響があるなど、法人化による変化がある
  • 法人化のメリットは、「会社法」「税法」から読み取れる

「株式会社 山田」と「山田太郎」、会社をつくるときの違いって?

近年、大学生や高校生で「起業」をする人が増えています。起業とは、会社に雇われることなく、自分一人、もしくは自分と仲間だけで事業をはじめることです。

起業する際は、特に手続きをしなくても、いきなり仕事をはじめることができます。この行為を、「個人事業」といいます。しかし、企業によっては、「株式会社」に代表される「法人」を設立してから、事業を開始することがあります。なぜなのでしょうか? 仮に、あなたが起業をするとして、法人を名乗るメリットは何なのでしょう?

次のように考えると、分かりやすいかもしれません。「株式会社 山田」という企業と、「山田太郎」という個人がいたとします。人によっては、どちらから商品を買うこと、サービスを受ることについて、異なる印象を受ける人もいるはずです。もちろん、商品・サービスの内容や価格にもよるでしょう。「『株式会社 山田』のほうが『会社』だから、なんだかちゃんとしてそう……」と思う人もいるかもしれません。一方で、「『山田太郎』って誰? ちゃんとしたサービスが受けれるのだろうか?」と感じた人もいるのでは。

これらの印象はあくまで人それぞれですが、株式会社のような法人を名乗ることで、「社会的な信用」につながることもあります。それ以外にも、法人化する利点はたくさんあります。解説しましょう。

法人化のメリットって?

個人事業は、会社に関わる人たちの権利と義務の関係が明確ではありません。けれども、法人化することによって、個人とは別の「法人格」という人格が生まれ、事業に関する権利や義務が発生するようになります。それによって、さまざまなことが可能になるのです。

・メリットその1:企業同士の取り引きに役立つ
法人化すると、法律で決められた一定の事項を記入する「登記」という作業を行います。登記がなされた書類、「登記簿謄本」(とうきぼとうほん)には、会社の所在地、設立年月日、事業の目的、資本金(会社を起こすときに用意するお金)などが記載されています。

大きな企業は、新しい取引先に登記簿謄本の提出を求めることがあります。個人事業では取引できないことも、法人化によって実現できるかもしれません。

・メリットその2:銀行からお金が借りやすくなる
新しい商品やサービスを開発したいけどお金がない……。そんなとき、銀行から資金を借りる必要になることもあるかもしれません。

しかし、銀行は個人事業を行っている人には、あまりお金を貸してくれません。また、借りられる場合でも「保証人」を用意することを要求されます。保証人とは、お金を借りた人が返せなくなったときに、代わりに返済する人のこと。例え親しい友だちであっても、なかなか保証人にはなってくれないものです。

一方、法人であれば、銀行からお金を借りることが容易です。しかも、法人に「人格」が与えられているので、申込人を法人(会社)にして、社長が保証人になるということも可能になります。万が一の場合にも他人に迷惑をかけずに済むのです。

・メリットその3:税金に影響がある
お金を稼ぐと、「所得税」という税金が課せられるということは、学校の授業で習ったことがあるかもしれません。この所得税は、以下のように収入によって税率が変わります。

195万円以下:5%
195万円以上、330万円以下:10%
330万円以上、695万円以下:20%
695万円以上、900万円以下:23%
900万円以上、1,800万円以下:33%
1,800万円以上、4,000万円以下:40%
4,000万円以上:45%

一方、法人化すると「法人税」という税金が課せられるようになります。個人と法人では税率が異なるのです。税率は法人格によって異なりますが、例えば、「資本金1億円以下の法人と資本金を有しない法人」の場合、以下のとおりとなります。

年間所得800万円以下の部分:15%
年間所得800万円超の部分:25.5%
資本金1億円超の法人と相互会社:25.5%

上記のように、個人の場合は、稼いだ金額が上がるにつれて、税金も高くなります。対して法人税は、税率が一定となっています。つまり、稼ぐ金額によっては、法人化によってお金を多く残すことにつなげることができるのです。

ここで挙げた以外にも、事務所が借りやすくなる、優秀な社員が集まりやすくなるなど、法人化することによるメリットはたくさん存在します。

法人化のメリットは「法律」から読み取れる

法人には、「株式会社」以外にも、「合同会社」「合名会社」「合資会社」「NPO法人」「一般社団法人」などいろいろな種類があります。それぞれ、設立のときにかかるお金や、事業の目的が違うのです。詳しいことは、高校の「現代社会」の教科書に載っているので、興味を持った人は調べてみてください。

この記事で挙げたような、法人化のメリットは「会社法」「税法」といった法律から読み取ることができます。流行の兆しを見せている大学生の起業ですが、法律を知らなかったために損をしてしまうという事例もあるようです。起業をするには、法律的な知識を身につけることも求められます。

会社を立ち上げようという志を抱いている人は、いずれ弁護士に法律相談に乗ってもらうことになるかもしれませんね。また、そんな起業家たちを法律の力でサポートしたいと考えている人は、弁護士を目指してみてはいかがでしょうか?

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「弁護士」
はこんな仕事です

法律の専門家として、依頼者の利益となることを主張して権利を守る仕事。借金返済や離婚・相続など企業や個人の間のトラブルを扱う「民事事件」と、国が刑事被告人を裁く「刑事事件」の2種類がある。法廷に立つだけでなく、依頼者の相談内容をヒアリングしたり、書類を作成したりと、その業務は多岐にわたる。当然、膨大な法知識が必要であり、弁護士になるためには国家試験のなかでも最難関といわれる「司法試験」を突破しなくてはならない。

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