美容カリスマYoutuber「もるさん」に聞く! 好きを仕事にすること【前編】

中高生の将来なりたい仕事の一つに挙げられるようになった「Youtuber」。好きなことを配信し、その広告で収入を得て生計を立てる様は「好きなことで生きる」という言葉にピッタリです。今回はヘアセット動画で絶大なる支持を得ている美容カリスマYoutuberの「もるさん」にYoutuberとして仕事の内容や、好きを仕事にするたいへんさや大切なことをインタビューしてきました。
この記事をまとめると
- 美容に興味を持ったきっかけとYoutubeとの出会い
- Youtuberとしてのやりがいと苦労
- Youtuberとしての未来
特別な資格がなくても、誰でも好きなことを配信できるのがYoutube
――美容に興味を持ち始めたのはいつごろでしたか?
もるさん:中学生のころでした。周囲の目も気になる年ごろで、ヘアワックスを買うのも当時はすごく恥ずかしかった記憶があります。塾の帰りこっそりコンビニでギャッツビーのヘアワックスを買ったのが最初でしたね。当時はヘアワックスのつけ方も分からなくて、ガチガチにつけていったら学校で馬鹿にされまして、それがきっかけでセットの方法を調べるようになりました。
Youtubeを観るようになったのもこのころです。ヘアアイロンの使い方を調べてたのですが、雑誌などの誌面で見ても分かりにくかったので、誰か動画で上げてないか探して見つけたのがYoutubeでしたね。最初に観ていたのが「抹茶猫さん」という方で、ヘアアイロンの使い方や、髪型のセットの方法はいつも見てマネしていました。
――Youtubeを観る側から配信する側のきっかけは何でしたか?
もるさん:大学生になって、一人暮らしの開放感から始めてみました(笑)。
Youtubeって特別な資格も必要ないし、誰でも好きなことを配信できるので、自分も配信してみたいと興味を持ち始めたのがきっかけです。
ファンの人たちと一緒に作っていく楽しみ
――Youtubeの仕事のやりがいと、苦労を教えてください。
もるさん:最初につまずいたのは「カメラの画質が悪くて観づらい」というコメントでした。当時は設備の知識も十分になかったので、まずはカメラを買うというところからスタートしました。一番動画を配信するときに特に重点を置いていたのが、観やすく、分かりやすく伝えられるかだったので、動画を分かりやすく編集したり、見やすいカメラの角度だったりと日々研究していました。
もともと自分も動画を観ている側の一人でしたので、(自分が動画を観るなら)という常に観る側の視点は意識していました。指摘やリクエストも多くありましたので、その都度改善を重ねて、観ている人と分かりやすい動画を一緒に作っていった実感はあります。動画の投稿が増えていくと徐々にファンの数も増え始め、応援のコメントも多くなりました。ファンの方と一緒にチャンネルを作っていくのはYoutubeならではの醍醐味だと思います!
最初は自分の好きなものを配信していくだけでしたが、チャンネル登録者が1,000人を超えたあたりからは少しずつ、観てくれるファンの人にどういうものが楽しいと思ってもらえるかも考えるようになりました。このあたりからは、他のYoutuberの方と共演したり、動画内でいろいろなチャレンジする機会も増えていき、一人のYoutuberとして動画の可能性も感じられるようになりました。
「技術の上手さ」よりも「誰もが見て分かる」動画の軸は変わらない。
――来年春からは美容師として内定をいただいているそうですが、Youtuberとして将来の目標はありますか?
もるさん:来年の春から美容師として働くことになりますが、Youtuberとして「観る人に分かりやすい動画配信」という根底にあるものは変わりません。
最近はいろいろなサロンさんでセット動画の配信を行っていますので、比べられることは多くなりましたね。でも、自分はもともと上手さに重きを置いていたのではなく、分かりやすさを重視した動画配信をしてきたので、そこは変えていく予定はありません。
もちろん美容師としてのスキルを上げていきたいと思っているので、いつかは2つのスキルの融合をさせてみたいです。美容師としてはこれからですし、Youtuberとしてもまだまだ課題が多いので、時間をかけていつか美容師として独立できるようになったときにこの融合の挑戦も視野に入れていきたいです。
今は美容師としての技術と、Youtuberとしての可能性の追求を目指していきたいです!
プロフィール
「もるさん」/1993年11月30日/美容専門学校2年生/所属事務所:uuum株式会社
「ヘアセット動画」を中心にカリスマ美容Youtuberとして人気を集め、現在チャンネル登録者数は38万人を超える。
Twitter
Youtube
この記事のテーマ
「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説
若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。
この記事で取り上げた
「そのほかのマスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画系の職業」
はこんな仕事です
映画やテレビ番組などの大きなプロジェクトの下、多くのスタッフが関係するマスメディアで働く場合、それぞれ会社に属しているスペシャリストとして仕事を依頼されるケースが多い。そのため、業務を請け負う会社を通じて、スペシャリストをマネジメントするマネジャーは重要な仕事である。また、映画宣伝のためのテレビ出演、出版物のドラマ化、ライブのDVD化など、一つのコンテンツから派生するアイデアも多種多様。これらをプロデュースするプロデューサーも、スペシャリストと同様に重要である。多くのメディアを最適に組み合わせることができれば、異業種の人と人を結び付けるキーパーソンとなる。
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