楽しみ方は映像だけじゃない!? カフェでアニメをおいしく楽しめる?

アニメといえば、テレビなどで映像を楽しむもの。しかし、最近ではカフェでも楽しむことができるのだとか。一体どういうことなのでしょうか。
この記事をまとめると
- 紅白でも話題になった『ラブライブ!』をはじめ、アニメ作品による経済効果がすごい
- 『機動戦士ガンダム』コラボカフェは観光スポットとしても人気
- 広い視野で収益を上げるアイデアを考えることが経営学の勉強にもなる
紅白で話題の『ラブライブ!』をはじめ、アニメがもたらす経済効果って!?
2015年大晦日の「紅白歌合戦」に出場したことで話題となった、アニメ声優たちによるグループ、“μ's”。彼女たちが声優を務めているのが、みなさんの中にもきっと好きな人が多い、人気アニメ『ラブライブ!』です。
子どもから大人まで、男女問わず大きな支持を集め、「ラブライバー」と呼ばれるコアなファンも生み出しているこのアニメは、劇場版作品が観客動員数200万人を突破するなどますます人気上昇中です。さらには、映画の公開を記念して、秋葉原にあるメイド喫茶「キュアメイドカフェ」に、2015年6月13日~8月16日の期間限定でコラボカフェがオープンし、たくさんのお客さんを集めました。このコラボカフェでは、劇中のμ’sのみんなが大好きなハンバーガーを再現した「放課後のハンバーガー」、各μ’sメンバーをイメージしたパンケーキやドリンクなど、オリジナルメニューを楽しむことができました。
今や、こうしたアニメ作品は日本に大きな経済効果をもたらしているようです。今回はアニメ作品と経済の関係についてご紹介します。
『ラブライブ!』は“みんなで叶える物語”をキーワードに、テレビアニメ、劇場版、μ'sによるCDの発売やライブ・イベント、雑誌連載、ノベル・コミック、スマホアプリ、ラジオなど、メディアミックスによるプロジェクトとして大きく展開されています。コラボカフェもその一環で、コラボメニューを注文すると非売品ポストカードがプレゼントされるなど、ここでしか手に入らない特典がありマニア心をくすぐるものになっていました。
『機動戦士ガンダム』のコラボカフェには、海外からの観光客も訪れる!
アニメ作品によるこうしたプロジェクトが展開されているのは、『ラブライブ!』だけではありません。日本のアニメ作品の代表格ともいえる『機動戦士ガンダム』は、秋葉原のガンダムカフェをはじめ、ダイバーシティ東京や東京駅一番街にもカフェをオープンしており、日本人のみならず外国人観光客も訪れるなど、人気スポットになっています。
秋葉原店では、作品に登場する戦艦「ホワイトベース」をイメージした白を基調としたデザインによる内装から、トイレに至るまでガンダムの世界観を再現しています。また、「名セリフクッキー」や「シャアザク・カレー」など、カフェでしか買えない商品の数々があるのも人気の理由です。また、人気作家・有川浩の作品『図書館戦争』ではアニメ化のほか、実写映画公開の際にはコラボカフェも登場し、オリジナルメニューが味わえたりイベントを楽しめたりと、こちらも人気を博しました。
こうしたアニメは、作品そのものだけでなくカフェをはじめ、関連商品での売り上げも高く、大きな経済効果を上げていることで注目されています。『ラブライブ!』は映画の観客動員数200万人突破、興行収入は28億円を超えています。また、CDの総売り上げ枚数は200万枚を突破、アニメDVD・BD総売り上げ枚数70万枚、その他の関連商品を合わせると、経済効果は少なくとも500億円以上ともいわれています。今や世界に誇る文化どころか、経済を支えている文化になっているんですね。
広い視野を持って、いかに収益を上げることができるかを考えてみよう
このような文化による経済効果を研究する学問が、「経営学」です。経営学を学ぶことで、商品や会社を動かすことだけでなく、広い視野を持っていかに大きな収益を上げるかという考え方を知ることができます。アニメが好きな人は、CDや映画、コラボカフェだけでなくお気に入りの作品がどうしたらこれまで以上の経済効果を上げられるかを考えてみても楽しいかもしれませんね。きっと経営学への関心がより高まるのではないでしょうか。
この記事のテーマ
「経済・経営・商学」を解説
そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。
この記事で取り上げた
「経営学」
はこんな学問です
主に企業の経営管理について研究する学問。企業は、働く人、設備や機械、資金などで構成されているが、さらに人に役割を与えて配置した組織、資金をどういう配分で使うかという戦略、顧客ニーズをどうつかむかという情報なども重要である。また、企業活動を方向付ける経営理念の研究は欠かせない。それぞれの企業が設定した理念が、意思決定の基準となるからである。そして、株主や取引先、地域社会との関係をどう管理していくかも研究の対象となる。
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