まるでグラフみたい! 電車のスケジュールは「線」で組まれている!?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

まるでグラフみたい! 電車のスケジュールは「線」で組まれている!?

2016.01.26

提供元:マイナビ進学編集部

まるでグラフみたい! 電車のスケジュールは「線」で組まれている!?

毎日の通学で電車を使っている人は多いのではないでしょうか。電車のスケジュールは、とある「線」によって調整されています。その仕組みや歴史をご紹介します。

この記事をまとめると

  • 電車を運転・管理する人は、ダイヤグラムを見てスケジュールを把握している
  • ダイヤグラムとは、電車の動きをグラフのように線で表したものである
  • 電車運転士は、ダイヤグラムを見ながら正確な時間での進行を実現している

多くの電車を時間通りに管理する方法とは?

みなさんの中には、電車で通学している人も多いのではないでしょうか。朝はどうしても起きるのが遅くなりがちですから、もし電車に乗り遅れたらたいへん。学校に遅刻してしまいます。

電車での通学トラブルは、それだけではありません。せっかくギリギリの時間で間に合ったのに、電車が遅れてしまうこともありますよね。事故や電車の故障などにより、本来乗るべき電車が来なかった、というケースも多々あるのではないでしょうか。

それでも、日本の電車は海外のものと比べて「時間通り」に進むことで有名です。分単位でキッチリ到着することや、どれかの電車が遅れた場合もうまく調整して、上手に復旧していきます。そのシステムは、世界的にも優れていると考えていいでしょう。

では、電車を運行する人たちは、これだけ多くの本数をどうやって管理しているのでしょうか。そこには、私たちの知らない秘密がありました。

電車が電車を追い越す瞬間が、グラフで分かる!?

ダイヤグラムのイメージ

ダイヤグラムのイメージ

私たちが電車に乗るとき、何時の電車に乗るか、どの駅で乗り換えるかといった情報をどうやって仕入れるでしょうか。恐らくほとんどの人は、スマホのアプリなどを使って検索するでしょう。駅名だけ入れれば行き方を調べてくれるので簡単です。

もう少し前の時代だと、「時刻表」というものが使われていました。時刻表とは、1日の電車の運行スケジュールがずらっと書かれていて、それを見ながら、自分の行き先と照らし合わせるものです。例えば、Aという駅を発車する電車の時刻がずらっと書かれており、それらの電車の行き先も記されています。この時刻表を見て、人々は乗るべき電車を決めたのです。

ここで気になるのは、実際に電車を運転したり管理したりする人たち。彼らも時刻表を見て電車を管理しているのでしょうか……。それとも、まさかスマホを使って……?

いえいえ、そんなことはありません。彼らは別のものを使っています。列車の動きを折れ線グラフのような線で書いた「ダイヤグラム」と呼ばれる表を使って、運行を管理しているんです。

ダイヤグラムの土台となるのは、横軸と縦軸のグラフ。縦軸は電車が停まっていく駅が一つずつ書かれます。横軸は時間であり、朝の何時から夜の何時までという具合に目盛りがふられていきます。

これは、縦軸は距離で横軸は時間、という認識をすれば、シンプルに理解できるかもしれません。左下から右上に向かって引いた線は、縦軸の下に位置している駅からその上の駅へ走った電車が、移動にその線の左から右までの時間がかかった、という意味です。

ここまできたら、電車の動きに合わせてグラフに線を描いていきます。例えばAという駅を朝7時に出発する電車の場合、時間の目盛りが朝7時のラインで、駅の目盛りはA駅のところで交差するポイントに点を打ちます。そして、その電車が7時10分にB駅に着くのなら、同じような形でB駅と7時10分の交差する場所に点を打ちます。

このようにして時間と到着駅、そして駅に停車している時間をふまえつつ、一つひとつの点を線で結んでいくと、一つの電車の動きがグラフのように表されるわけです。

ダイヤグラムを使うメリットは、何よりも電車の動きの分かりやすさにあります。例えば、電車の追い越しの瞬間を見てみましょう。

電車の中には、一つひとつの駅に止まっていく「各駅停車」の電車と、選ばれたいくつかの駅にしか停まらない「特急電車」や「急行電車」などがあります。すると、各駅停車の電車が最初に出発しても、終点に着く前に途中で特急電車などに追い越される場面が出てきます。

この追い越しが、電車を滞りなく運行するためにはとても重要なところなのですが、ダイヤグラムではとても単純に、グラフの線が交差するところが「追い越す瞬間」になるのです。ですから、列車の運転手などは、グラフの交差地点を一目見ただけで、追い越す予定の場所がすぐに理解できます。時刻だけが書かれた表を見るよりも一目瞭然ですね。

そしてこのダイヤグラムが、トラブルの際にも役立ちます。例えば前の電車が故障するなどして、本来とは違う進行スケジュールになったとき。前の電車のダイヤグラムを現在の時刻に合わせて引き直すことで、どうすれば後ろの電車がスムーズにいけるか、あるいは、どこで前の電車を追い越せば安全か、などが分かるのです。

ちなみに、最近は「鉄道マニア」と呼ばれる電車のファンも増えており、その中にはこういったダイヤグラムを自分で書いて楽しんでいる人もいます。そこでも重要なのは、後ろの電車が追い抜く瞬間や場所などについて、ダイヤグラムを見ながら楽しむことです。

また、鉄道マニアの中でも、電車の走る姿を外から見る人たちも多いもの。そんな彼らは、電車が電車を追い越す瞬間を外から見たり、カメラで撮ったりします。その際も、自分でダイヤグラムをつくって、電車の動きを把握しようとする人がいるようです。

正確な電車の運行を担う、電車運転士の役割

日本で鉄道が開業したのは、明治5年(1872年)。そのときは、東京の新橋駅から神奈川の横浜駅(現在の桜木町駅)を何本かの列車が走る形でした。しかし今は、日本全国をものすごい数の電車が毎日走っています。

しかも、東京の都心などになれば、数分おきに電車が行ったり来たりする状況。となれば、一つひとつの電車が正確に走らなければならず、時間が狂ってしまうと多くの人の生活に影響が出てしまいます。

このような中で、正確な電車の運行を実践しているのが、電車運転士。細かな時刻設定が決められている電車を運転し、人々の生活の頑丈な土台を支えているのが彼らの仕事です。もちろん、そのためのツールとしてダイヤグラムがあるでしょう。

世界的に見ても、珍しいほど正確な日本の電車。その正確さを生んでいるのは、電車運転士の人たちであり、彼らの仕事ぶりなのです。


※引用元:マイナビニュース|列車ダイヤを楽しもう
http://news.mynavi.jp/series/diagram/001/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る