イヌはイヌじゃないの!? 実はイヌは、ネコに分類されるって知ってた?

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イヌはイヌじゃないの!? 実はイヌは、ネコに分類されるって知ってた?

2016.01.21

提供元:マイナビ進学編集部

イヌはイヌじゃないの!? 実はイヌは、ネコに分類されるって知ってた?

友だちと「イヌとネコ、どっちが好き?」といった話で盛り上がった経験は誰もがあると思います。しかしイヌは、ネコに分類されるのだとか? その秘密をご紹介します。

この記事をまとめると

  • イヌとネコの祖先をたどっていくと、同じ動物に行き着くと考えられている
  • それらは生物分類にも反映されており、イヌは「ネコ目」というグループになる
  • 生物の進化や生態は不思議が多い。それを学ぶのが生物学である

イヌが「ネコの仲間」ってどういうこと!?

みなさんの中には、家でペットを飼っている人、あるいはペットを飼いたい人と考えている人は多いのではないでしょうか。そのペットにおいて、人気ナンバーワンを争う動物といえば、イヌとネコ。多くの人は、ペットといえばイヌかネコのどちらかを思い浮かべるかもしれません。

それだけでなく、もしかすると友だちや恋人に「イヌとネコのどっちが好き?」なんて聞いたこともあるのではないでしょうか。「イヌ派VSネコ派」なんて言われるほど、どちらの動物が好きかで対抗するケースもあります。

そんなイヌとネコですが、もしこの2種類の動物が「同じ仲間」だと言ったら驚くのではないでしょうか。「イヌよりもネコが好きだ!」「ネコより断然イヌ派だ!」と声を荒げていた人も、「え、イヌとネコが仲間なの!?」とビックリしてしまうことでしょう。

でも、この話は本当なんです。イヌは間違いなくネコの仲間。どういうことなのか、詳しく説明しましょう。

イヌとネコは、もともと同じ祖先の動物だった

みなさんは「生物分類」という言葉をご存じでしょうか。生物分類とは、地球上にいる生物たちを、仲間ごとに分けていったもの。それを見ると、動物がどんな進化をしてきたのかが分かるようになっています。逆をいえば、今の動物の祖先がどんなものだったのか分かる仕組みとなっています。

では、生物分類とは具体的にどのようなものなのでしょう。イヌを例に考えてみます。

私たちがペットとして飼っているイヌは、生物分類でいうと、正式には「イエイヌ亜種」というグループになっています。イヌといってもいろいろな種類があるので、その中で「イエイヌ亜種」という仲間が作られているんですね。

そのイエイヌ亜種は、さらに大きな「タイリクオオカミ種」というグループの中にあり、そしてタイリクオオカミ種は、それよりも大きな「イヌ属」という分類の中に入ります。これが生物分類というものなのです。

生物は時代が進む中で進化し、いろいろな種類に分かれていきました。人間も、はるか昔は違った見た目の生き物だったといえます。そういった進化の過程に沿って、生物は枝分かれてしていきます。それを表したのが「生物分類」なのです。イヌであれば、「イヌ亜目イヌ下目イヌ科イヌ属タイリクオオカミ種イエイヌ亜種」というのが正しい分類なのです。先ほど紹介した「イヌ属」の上にも、さらに大きな分類があるんですね。

ただし、上で挙げたイヌの生物分類は完全ではありません。「イヌ亜目」の前にもまだあるのです。そしてそれが、イヌとネコが仲間だということを示しているのです。

どういうことかというと、イヌの生物分類は「ネコ目イヌ亜目イヌ下目イヌ科イヌ属タイリクオオカミ種イエイヌ亜種」なんですね。「イヌ亜目」の前に「ネコ目」という分類がつくのです。

対してネコの生物分類を見てみましょう。ネコは「ネコ目ネコ亜目ネコ科ネコ属ヤマネコ種イエネコ亜種」となっています。ここから分かるのは、イヌもネコももとをたどると「ネコ目」という同じ祖先になっていること。それが、進化の過程で分かれて、今のイヌとネコになったのです。

ネコが「ネコ目」というのは分かりますが、イヌが「ネコ目」というのは驚きですよね。ただし、私たちの知っているネコのような生き物がイヌへと変わっていったわけではありません。その証拠に、「ネコ目」という分類は、前まで「食肉目」と呼ばれていました。ただし、それが分かりにくさなどを理由に「ネコ目」へと変えられてしまったのです。

ですので、ネコのような動物が進化してイヌになったわけではありません。しかし、ネコとイヌの祖先が同じ種類であることは確かです。現在の研究ではまだ完全に解明されていませんが、5,000万年近く前にまでさかのぼると、ネコとイヌの祖先である生き物がいたのではないかと考えられています。この生き物は、木の上で生活する肉食動物だという説があります。

その生き物が、はるかなときを経てまったく違うイヌとネコに分かれているのですから、面白いものですね。ちなみに、イヌやネコと同じ「ネコ目」の動物を調べてみると、クマやイタチ、アシカやオットセイ、アザラシなどがいます。

イヌとネコに分かれるほどですから、同じ動物からクマやイタチへと進化するのは理解できます。しかし、びっくりするのはアシカやオットセイ、アザラシなども「ネコ目」だということ。海の中の動物も、もともとはイヌやネコと同じ祖先だったというのは、なんとも不思議な話ではないでしょうか。

生物の進化や生態を学ぶのが「生物学」の面白さ

私たち人間を含めて、地球上に暮らす生物たちは、長い時間の中で進化を遂げてきました。ある生物は空を飛べるようになったり、ある動物は首が長くなったり。体の形や生活の仕方が変わっていく中で、いろいろな種類の生物に分かれていったのです。イヌとネコは、その代表例といえるでしょう。

このような生物の進化を学ぶのが、生物学。何千万年という時間の中で生物はどのように発達し、今に至ったのか。そこにはまだわからない問題がたくさん存在しているといえます。生物学では、それらの問題を解き明かそうと、いろいろな人たちが研究をしているのです。

生物学のテーマは、生物の進化だけではありません。それ以外にも、生物の生活スタイルや特徴など、ありとあらゆるものを分析していきます。そういった活動は、時に常識をひっくり返すような大発見をもたらすのです。興味のある方は、生物学の世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物学」
はこんな学問です

マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、さまざまなレベルで起きている生命現象を実験・観察することによって研究する学問である。人間を含めた動物・植物・微生物など、あらゆる生命体が研究対象となる。主な研究分野としては、タンパク質を中心にした生体内の高分子の機能をその構造から研究する「構造生物学」、生態系の構成要素である生物と環境の関わりを研究する「環境生態学」などがある。

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