まるでファンタジーの世界!? 一晩中太陽が沈まない国があるってホント?

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まるでファンタジーの世界!? 一晩中太陽が沈まない国があるってホント?

2016.01.18

提供元:マイナビ進学編集部

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まるでファンタジーの世界!? 一晩中太陽が沈まない国があるってホント?

世界のある地域では、一晩中太陽が沈まない現象があるそうです。その仕組みや現地の自然環境についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 夜になっても太陽が沈まない「白夜」という現象がある
  • 地球の傾きと公転により、太陽が沈まなくなる
  • さまざまなことに関係している地球のシステムを学ぶのが「地学」

夜なのにずっと明るい、「白夜」とは?

朝起きて、夜眠る。当たり前のことですが、私たち人間は基本的には毎日、どこかで睡眠をとっています。そして、その睡眠をとる時間帯は、多くの場合が夜。夜に仕事をしている人や、どうしても夜更かししたい人以外は、基本的に夜寝ているのではないでしょうか。

ところで、「夜」とは一体どんな時間帯なのでしょうか。「夜とは、いつのことですか?」というクイズがあったら、多くの人はこう答えるはずです。「夜とは、外が暗い時間帯」。「外が暗い」とは、言い換えれば「太陽が出ていない」ということですね。

ただし、残念ながら「夜=太陽が出ていない」「夜=暗い」とは限りません。例えば海外では、夜になっても太陽が沈まない地域、一日中明るい地域もあるのです。このような、夜がずっと明るい状態のことを「白夜(びゃくや)」といいます。決してウソではありません。

何のことを言っているのか、よく分からない人もいるでしょう。今回はその仕組みを説明していきます。

「白夜」のヒントになるのは、地軸の「傾き」と地球の「公転」?

白夜について説明する上で、まず触れなければならないのが地球の“傾き”です。みなさんは、「地軸」という言葉を知っているでしょうか。地軸とは、いわば地球の中心を縦につらぬく線のことです。

地球は、その地軸を中心にして毎日自分でクルクル回っています。これは「自転」といって、その自転により太陽と向かい合っている場所は「昼」で、太陽の反対側で光の当たっていない場所は「夜」、というように移り変わっています。地球の自転によって、地球上のある場所が、太陽の光が当たっている「昼のゾーン」から、光が当たらない「夜のゾーン」へ移動しているため、時間によって昼と夜が変化していきます。そして、地球が1回転するのにかかる時間が24時間なので、1日がその時間に定められているのです。

さて、この地軸ですが、太陽に対して傾いていることは知っていますよね。約23.4度、斜めの状態になっているのです。よく分からない方は、地球儀を思い出してください。多くの地球儀は、クルクル回転させる軸が斜めに傾いていて、地球全体が斜めの状態で固定されているはずです。あれは、地軸の傾きを表現しているのです。この地軸の傾きが、「白夜」を生み出す要因……なのですが、それにはもう少し説明が必要です。

地球は、先程出てきた「自転」のほかに、「公転」という動きをしています。公転とは、太陽の回りをグルっと回ること。自転は1日1周、地球自体がクルクル回っていますが、公転は1年で1周。太陽を中心に回ります。

そして、この公転と地軸の傾きが、1年という期間に変化を生みます。それが季節です。例えば、夏は太陽の出ている時間が非常に長く、冬は反対に太陽の出ている時間が短くになりますよね。これは、公転と地軸の傾きが合わさって起きる現象なのです。

さらに詳しく説明しましょう。もし、地軸が傾いていなければ、地球が公転でどの場所に行っても、春夏秋冬どの季節でも、太陽が出て沈む時間は変わりません(もっとも、四季という概念自体がなくなってしまいます)。しかし、地球は傾いたまま公転するため、その場所によって、ちょっとしか太陽が出なかったり、反対に長い間太陽の光を浴びたりするのです。

さて、そこで「白夜」です。まず、日本のように地球の北側(上側)に位置する国々は、7月から8月になると、太陽の出ている時間が長くなります。これは、地軸が太陽の方へと傾いているため、太陽光が届く範囲が広くなり、その結果、昼の時間も長くなるのです(これが、夏です)。

これが、日本よりさらに北側に行くと、白夜が起きます。なぜなら、地軸が傾き、その地軸付近にある地域は、1日中ずっと太陽の光が届くからです。自転をしても、太陽光が届かない範囲、地球の「夜のゾーン」に入らないため、太陽が沈まないのです。

白夜が起きるのは、フィンランドなどの北極点に近い地域。そのため、この地域では、夏は明るい中で夜を迎えるのが普通になっています。

「夜もずっと明るい」なんて聞くと、喜ぶ人も多いでしょう。1日中外で遊べるのですから、その気持ちも分かります。ただし、一方で夜がこない、というつらさもあります。例えば、夜寝るとき、外が明るければなかなか寝付けません。1日の生活の指針がなくなってしまうのです。きっと、慣れていない人だったら体調を崩してしまうかもしれません。

ちなみに、夏はずっと太陽が沈まないなら、公転で地球がその反対側に位置したとき、つまり冬になると、ずっと太陽が昇らなくなってしまいます。その場所が「昼のゾーン」に入ることなく自転し続けるからです。このような現象を、白夜に対して「極夜(きょくや)」といいます。

太陽が沈まない白夜には心踊りますが、太陽が昇らない極夜に対しては、思わず驚いてしまうのではないでしょうか。いずれにせよ、そういった現象の根底には、地球の自転と公転、そして地軸の傾きが関係しているのです。

地学を学んで、「地球の不思議」を考えよう!

私たちが当たり前のように感じている昼と夜の移り変わり。そして季節の変化。これらは、地球の動きがもたらした、本当は非常に複雑なシステムなのです。「白夜」という現象から、それらを感じてもらえたでしょうか。

このような地球の仕組みやシステムを解明していくのが、地学という学問。私たちがいつも見ているものは、さまざまな地球の仕組みが理由になっており、地学ではそれらを解明していきます。地球の空気や水の対流から、地球上で起きる現象の研究を行う天気や、地球内部のマントルや地殻の研究を行うのも、「地学」の一分野です。まさに、「地球の不思議」を知る分野といえるのではないでしょうか。

地学を学ぶことで、普段見過ごしていたことが「素晴らしい」と思えるかもしれません。そのような気持ちから、地学という学問にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
数学・物理・化学」を解説

私たちの生活基盤である自然界で生じるさまざまな事象や物質、それらが織りなす理論が研究対象です。宇宙や生物がどのようにして誕生し、どのような構造になっているのかという、究極的な知的探究心は人類ならでは。森羅万象の構造や性質、法則と変化を探求する物理や化学、その習得に必要な数学というように、これらの学問は互いに深く関連しています。未知の領域への研究を進めながら、さまざまな原理解明をしていく分野です。

「数学・物理・化学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「地学」
はこんな学問です

地上の鉱物、岩石から地球内部のマントルまで、地球を構成する物質を解明し、今後の予測などにも役立てる学問で、「地球科学」とも呼ばれることがある。研究領域はさまざまで、天然・人工の結晶などが対象となる「鉱物学・結晶学」、地質・地盤を対象とする「地質学」、地殻・マントルなどを対象とする「岩石学・火山学」などがある。地球を科学的に解明することで、温暖化対策や災害予測にも役立てようとする学問でもある。

「地学」について詳しく見る