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巨大な危機から救うため!? 埼玉県の地下には巨大な神殿があるらしい!

2016.01.14

提供元:マイナビ進学編集部

巨大な危機から救うため!? 埼玉県の地下には巨大な神殿があるらしい!

埼玉県の地下には、とある大きな施設があります。まるで神殿のような、その場所の役割についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 埼玉の地下には、「首都圏外郭放水路」という施設がある
  • 「首都圏外郭放水路」は春日部市周辺を水害から守っている
  • オランダの「アムステルダムのディフェンスライン」は堤防と要塞を兼ねている

埼玉の地下神殿、「首都圏外郭放水路」

埼玉県春日部市の地下に巨大な神殿がある……。こんな噂をインターネットなどで聞いたことはありませんか? まるで、映画やゲームに出てきそうな神秘的な地下施設があるのだといいます。

その正体は、「首都圏外郭放水路」。周囲の中小河川の洪水を地下に取り込み、トンネルを通して江戸川に流す役割があるそう。今回はこの放水路について解説をします。

首都圏外郭放水路は、平日なら申し込みをすれば誰でも見学が可能です。初めに職員の方からビデオや模型を使った説明を受けると、その後、地下神殿とされる「調圧水槽」へ向かうことができます。116段の長い階段を1~2分ほど歩くと、そこには広大な空間があり、長さ177m、幅78mというサッカーグラウンドほどのスペースが広がります。そして、そこにそびえたつのは高さ18mの巨大な柱。59本も立ち並んでいるさまは圧巻です。まさに、地下神殿そのものの風景は、映画やCM、プロモーションビデオ、特撮ヒーロー作品のロケによく使われるのもうなずけます。

また、地下神殿以外にも見どころはあります。「立坑」と呼ばれる大きなタテ穴は、これまた超巨大。深さ約70m、内径約30mというスペースシャトルや自由の女神がすっぽり入る深さです。こんな大きな立坑が計5本もつくられているとのこと。ほかにも、隣接している「龍Q館」にある「中央操作室」は、特撮ものの司令官たちが座っているような見た目の部屋。たくさんのモニター越しに地下神殿の様子を見ることができます。

地下神殿から外に出ると、サッカーグラウンドの芝生が広がっています。どこにでもあるような落ち着いた景色の地下に、広大な空間が広がっているとは信じがたいものがありますよね。

「地下神殿」は、春日部市周辺を水害から守っている

地下神殿のある埼玉県春日部市と、その周辺の市町は江戸川、荒川、利根川といった大きな河川に囲まれており、お皿の底のように低くなっています。川との高低差が少なかったり、川より低い場所に住居があったりするため、大雨が降ると氾濫しやすい地域です。さらに周囲の中小河川はゆるやかで水が流れにくいので、余計に雨水があふれやすい状況となっています。昔から、春日部の周辺地域は冠水被害、洪水被害に悩まされてきました。

この状況を解決するためにつくられたのが、首都圏外郭放水路です。洪水が起こったとき、立坑からその水を内部に取り込みます。そして、約6.3kmもあるトンネルを通し、地下神殿(調圧水槽)に送り込み、毎秒200立方メートルの水を排水する14,000馬力のタービンを使い、江戸川へと安全に排出します。世界最大級の超大掛かりな設備と最新鋭のテクノロジーで、春日部や周辺地域を洪水から守っているのです。

海外にもある! かっこいい水害対策の施設

首都圏外郭放水路も大規模でかっこいい見た目ですが、世界には同じくらい壮大な水害対策の施設があります。それは、オランダにある「アムステルダムのディフェンスライン」。いかにも名前からしてかっこいいですよね。

1883年から1920年にかけて建設されたディフェンスラインは、アムステルダムの市街地を取り囲む堤防です。オランダは、国土の4分の1が海面より低く、ポルダーといわれる干拓地(海に堤防を築き、排水して陸地にした土地)となっています。水害が起きやすい土地であるため、ディフェンスラインを築いたというわけです。

しかし、実はディフェンスラインには隠された秘密があります。なんと、軍隊の基地として使う「要塞」を兼ねているのです。敵が来たときには水門を開き、堤防の外側3~10kmが深さ1m近くまで浸水させることで、相手の侵入を防ぐことができる機能もついています。実際に戦争に使われることはなかったそうですが、先人の知恵を感じさせられます。

半径15~20km、全長135kmもある重厚な堤防(要塞)は雰囲気満点。1996年には世界遺産にも登録されています。オランダ旅行に訪れたときには、ぜひとも行っておきたいスポットですね。

日本の首都圏外郭放水路も、アムステルダムのディフェンスラインも、見た目や名前がかっこいいだけではなく、人々を守るために築かれた大切な設備なのですね。みなさんも、人の生活に役立つ施設を作ってみませんか? 鉄道やトンネル、道路、橋、堤防などを建設するときに計画や設計をし、工事現場の指揮をとるのが土木系研究・技術者です。興味がある方は、ぜひ目指してみてはいかがでしょう。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「土木系研究・技術者」
はこんな仕事です

土木工事の計画・調査・設計を行ったり、工事現場での指揮を執る仕事。一言で土木といっても、その分野は道路・鉄道・上下水道・河川・港湾など多岐にわたる。台風や地震など、多くの自然災害が発生する日本において、社会・経済活動を支える基盤をつくる役割を果たしている。分野によって専門性はあるが、土木工事の全体的なプロセスとしては、計画・調査・設計・積算・施工といった流れを経ることが一般的。土木系研究者は施工技術の研究を行い、土木系技術者は現場のリーダーとして采配をふるう。

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