実は京都は日本全国にある!? 「小京都」ってどんな場所?

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実は京都は日本全国にある!? 「小京都」ってどんな場所?

2016.01.07

提供元:マイナビ進学編集部

実は京都は日本全国にある!? 「小京都」ってどんな場所?

「小京都」と呼ばれる街が日本全国にありますが、「京都」とどんな関係があるのでしょうか? 小京都という街づくりについてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 「小京都」は「全国京都会議」に加盟した団体が名乗ることができる
  • 長い歴史や美しい街並みを楽しむことができる
  • 「小京都」の看板を借りずに独自の観光戦略を進めていく都市もある

「小京都」って知ってる?

古い寺社が立ち並ぶ風情にあふれる街、京都。日本国内のみならず、海外からもたくさんの人が訪れる人気観光地です。みなさんは、そんな京都に似ている土地を「小京都」と呼ぶのを知っていましたか? この記事では、日本全国にたくさんある小京都について紹介します。

小京都は、「全国京都会議」という団体に加盟した都市が名乗ることができます。以下の条件のうち、いずれかに1つでも当てはまれば加盟は可能なのだそうです。

1. 京都に似た自然景観・町並み・たたずまいがある
2. 京都と歴史的なつながりがある
3. 伝統的な産業・芸能がある

小京都として登録すると、観光客を誘致する際、アピールポイントにもなります。年1回開かれる会議では、本家の京都の人も交えて、魅力的な観光地づくりや街をPRしていく方法について話し合っているそう。さらに、小京都の公式サイトにも紹介文を載せることができるため、自分の街を全国の人に知ってもらうこともできます。

魅力あふれる「小京都」の例を紹介!

小京都を名乗っている町の一つに、秋田県の角館町(かくのだてまち)があります。「京都に似た自然景観・町並み・たたずまいがある」ことが加盟の理由だそうです。

江戸時代のはじめ、角館は佐竹氏という大名の城下町として栄えました。今でも歴史ある武家屋敷が立ち並んでおり、当時の武士の暮らしぶりをうかがうことができます。また、春になるとしだれ桜が満開になり、町中は薄紅色に染まり美しい風景を楽しめます。古い町並みと桜の組み合わせは、確かに京都に共通するものがありますよね。「みちのく小京都」と呼ばれ、多くの観光客から愛されているのが角館なのです。

また、「京都と歴史的なつながりがある」「伝統的な産業がある」ことを理由に加盟しているのが新潟県加茂市。平安時代より、加茂市は京都にある賀茂神社の社領(有力な神社が全国各地に持っていた荘園)でした。市名は賀茂神社に由来しているそうです。

現在も加茂市では、春、夏、秋には延喜式(京都にいる藤原氏によって編さんされた法令集)にも載っている伝統ある神社「青海神社」でお祭りが行われています。参加すれば、市に流れる長い歴史を感じることができるでしょう。また、市の伝統的工芸品は「桐たんす」。江戸時代からつくられていて、高い品質を誇っています。まさに「北陸の小京都」の名にふさわしい市です。

全国京都会議を脱退してしまいましたが、有名な「元・小京都」としては石川県金沢市があります。江戸時代、加賀藩の大名・前田氏の城下町として発展しました。前田氏は、将軍である徳川家との結びつきが強く、広大な領地とお米を自分のものにしていたことで知られています。(「加賀百万石」という言い方もします)そのため、金沢市に美しい街や建物、寺社を築くことができ、今でも私たちに情緒あふれる光景を見せてくれるのです。

歴史ある街並みや建物だけでなく、「兼六園」や「金沢城公園」のような自然にあふれた公園や、おいしい飲食店、オシャレなお土産屋さんなども多く、観光スポットとして非常に洗練されています。北陸新幹線も開通したことにより、今、注目が高まっているのが金沢なのです。

観光スポットは、どのようにお客さんにアピールしていくかが大事!

小京都への加盟は増えている一方、金沢市のように脱退する都市も少なくはありません。2014年までの段階で、16市町が脱退しています。理由に、年会費の支払いの負担があるそうです。近年、財政難といって、地方の都市が所持しているお金は減少傾向にあります。本来、お金を増やすには観光客を呼ぶ必要がありますが、少しでも負荷を減らすために脱退しているということでしょう。

また、小京都の看板を借りずとも、独自の観光戦略を進めていく都市が増えたということも考えられています。金沢市はそのよい例です。インターネットで魅力的なプロモーションCMを流したり、観光用ホームページの内容を充実させたりして、観光客を集めるための工夫を行っています。北陸新幹線が開通したことも大きく影響し、2015年度の「兼六園」入園者数は、前年度から100万人も増えたそうです。

時折、テレビ番組で小京都の特集を放送しても、「○○市って小京都だったのか」といった反応もなくもありません。観光客を増やすには、まずは、自分たちが「小京都」であることを広く知ってもらう必要があります。また、いかに魅力的かをアピールすることも重要なのかもしれません。本家である京都は、「そうだ 京都、行こう。」というテレビCMを打ち、観光地としての認知度を高め、大幅なイメージアップに成功しました。もちろん、ほかの地域でテレビCMをつくることは難しい側面もありますが、お金をかけずに自分の都市を知ってもらう方法はあると思います。

観光にまつわることを学ぶ学問を、「観光学」といいます。旅行業の実務はもちろん、観光企業を運営するためのノウハウや、観光事業を成功させる手法も学んでいきます。自分の故郷や、魅力ある街にもっと人を多く呼びたい、そのように考えるあなたは学んでみるとよいかもしれません。

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です

観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。

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