チームを移るだけなのに130億円!? 有名選手の移籍金って何でそんなに高いの?

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チームを移るだけなのに130億円!? 有名選手の移籍金って何でそんなに高いの?

2016.01.14

提供元:マイナビ進学編集部

チームを移るだけなのに130億円!? 有名選手の移籍金って何でそんなに高いの?

スポーツ選手の移籍の最によく聞く「移籍金」という言葉。数百億円にものぼるこのお金、なぜこんなに必要なのでしょうか。スポーツ選手の移籍のトリビアをご紹介します。

この記事をまとめると

  • 数十億円単位のお金が動く、サッカー界の選手移籍
  • 「ボスマン判決」が大きく影響を及ぼしている
  • 競技を知る上で歴史を知っておくことは大切

有名選手が移籍するとき、数十億円単位のお金が動くなんて!?

スポーツニュースでよく話題になるのが、選手がほかのチームへ移る際に報じられる「移籍金」。特にサッカーの有名選手の移籍金についてメディアから報じられる額は数億円、数十億円単位にものぼります。

例えば、超人気サッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド選手(ポルトガル)にいたっては、イギリスのクラブであるマンチェスター・ユナイテッドから、スペインのレアル・マドリードに移る際に、なんと、約120億円(9,400万ユーロ)もの移籍金が発生しました。100億を超える、なんとも想像しがたい金額です。またルイス・スアレス選手(アルゼンチン)も、約100億円(8,100万ユーロ)の移籍金で、イギリスのリヴァプールFCから、スペインのバルセロナFCへ移籍しています。

ちなみにこの移籍金は、選手の年俸とは別に発生するお金です。いくら活躍するからといって、1人の選手が移籍するだけでどうしてそんなにお金が動くのでしょうか?

サッカー選手のお給料は年俸で決まっています。プラス、成績に応じて発生する出来高のギャラが加算されます。また、契約期間は単年契約・複数年契約がありますが、その際「双方の合意に基づくケース以外での移籍や契約解除はしない」という契約が交わされます。そのため、選手が移籍する場合には契約を解消しなければならないため、残りの契約期間に見合った違約金、つまり移籍金を移籍先のチームがもとの所属チームに払うことになるのです。ちなみに、選手が所属チームと契約満了した上でほかのチームに移籍する場合は移籍金は発生せず、フリー移籍と呼ばれます。

「ボスマン判決」によって、選手の金銭的価値は急上昇した

このような移籍が活発に行われるようになったのは、ある裁判の判決が影響しています。RFCリエージュに所属していたジャン・マルク・ボスマン選手は1990年、チームとの契約満了を契機に別のチームへと移籍しようとしました。現在ではフリー移籍にあたりますが、当時はまだ契約満了後でも選手の所有権は破棄されないとされていたため、リエージュはボスマンの移籍を阻もうとしました。

これを不服に思ったボスマンはチームに所有権の放棄を求めるとともに、ヨーロッパサッカー連盟に裁判を起こし、「契約満了後、クラブはその選手の所有権を主張することはできない」「EU加盟国内の就労は制限されない、というEUの労働規約をサッカー選手にも適用するべき」という2点を訴えました。

判決はボスマン側が勝訴となり、ボスマンの主張が全面的に認められました。これが、「ボスマン判決」です。ボスマン判決により、契約満了後のフリー移籍でも移籍金を求めることができた以前と違い、契約期間内の移籍でなくては移籍金がチームには入らなくなりました。そのため、有名選手をチームに引き留めるために選手たちの年棒がどんどん上昇して行き、複数年契約を結ぶことも増えました。すると、年俸が高い分、契約満了前に移籍する金額もどんどん高くなっていったのです。

競技に影響を与えた歴史上の出来事を知っておこう

移籍金は、海外で活躍する日本人選手にとっても気になるお金です。元サッカー日本代表・中田英寿さんが2001年にイタリアのローマからパルマに移籍したときは、2,600万ユーロ(当時の日本円換算で約35億円)の移籍金が動きました。この金額は、歴代の日本人選手の中でもトップの数字です。現在、海外で活躍する香川選手、本田選手、岡崎選手など日本人選手をはじめ、未来の選手たちの活躍によって、中田英寿さんの記録を打ち破る日がいつかやってくるかもしれませんね。

億単位で移籍金が発生する選手は、それだけの金額に見あった活躍が期待されます。移籍したものの怪我などにより試合出場ができなかったりした場合は、チームにとっては大損になってしまいます。また、ファンも多額の移籍金が発生している選手に対して、大きな期待をこめますから、やはり期待以上の活躍が求められます。

そのため、選手は常に万全のコンディションを整えておくことも仕事の一つといえるでしょう。スポーツのチームや組織で働く人の中には、選手の体調を管理するスポーツトレーナーのように、日々の選手のコンディションをチェックすることはもちろん、怪我をしたときには状況に応じた処置を行う仕事や、選手のコメントやチームのアナウンスをメディアに伝える役割をする広報担当者など、さまざまな仕事があります。スポーツのチームや組織で働くには、直接は選手に関わらない仕事でも競技への知識を持っている必要があります。「ボスマン判決」のような、競技に影響を与えた歴史上のできごともチェックしておくと、大いに役立つと思いますよ。

※文中の移籍金額の日本円は、1ユーロ=128円で換算。

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツトレーナー」
はこんな仕事です

サッカーや野球などスポーツ選手のコンディションの調整を行う仕事。さらにトレーニングの指導だけではなく、傷害の予防や治療後のケア、栄養面・健康管理のサポート、応急処置など、選手が最高の状態で試合に臨めるようコンディションを整える、重大な役目を担っている。高校や実業団、スポーツクラブなど活躍の場は広く、アスレチックトレーナーや鍼灸(しんきゅう)をはじめとする医療系の資格を併せ持つことにより、選手のトータルサポートが可能となる。

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