日本は火山大国! 噴火のヤバさを示す数字があるって知ってた?

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日本は火山大国! 噴火のヤバさを示す数字があるって知ってた?

2016.01.13

提供元:マイナビ進学編集部

日本は火山大国! 噴火のヤバさを示す数字があるって知ってた?

日本は火山が多い国です。その火山の危険度を測る、ある数値があります。その数値と噴火の影響力についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 火山大国である日本では、富士山までもが活火山
  • 噴火のヤバさを示す指数が「VEI」
  • 「VEI」を見ることで知る、破局噴火の怖さ

映画と現実の火山って大差ない!?

みなさんは、映画を観ていて、こういうシーンを目にしたことはありませんか? 栄えた文明の中央にそびえたつ火山。ある日爆発して、瞬く間に黒雲が押し寄せ、溶岩が流れ、文明が一夜にして潰える――非常によく見かける光景ですが、あれ、実は火山の特性をよく示しているのです。

マグマが垂直に噴き出し、火山灰が空を覆い尽くす。というのは現実ではなかなか見られる光景ではありません。近年では、2014年9月に、長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が噴火したのが記憶に新しいかと思います。その噴火では、大規模な火砕流で多くの人が犠牲になりました。

また、2013年8月に鹿児島県の桜島が噴火し、交通機関がマヒするなど大きな影響がでました。他には1990年から活動を始め、数多の犠牲者を出した雲仙普賢岳も有名なところです。そして、みなさんがよく知る富士山も、実はいつ爆発してもおかしくない活火山なのです。

噴火のレベリングができる「VEI」の基準がヤバい

火山が噴火をすると、「あの爆発はどの程度大きいの?」「火山の危険レベルが分からない」、そんな疑問がわきますよね。そういうときのために、火山の爆発の大きさを示す単位があります。

火山の爆発の大きさは、「VEI」(火山爆発指数)で示されます。これは、火山が放った溶岩や火山灰などの体積によって区分されます。その体積によって、危険度の低い0から最高ランクの8まで区分けしているのです。

では、先にあげた御嶽山や桜島の噴火、どんなレベルだったのでしょう。あれだけ被害があったのだから、きっとVEI6~8の高度な危険度だろうと思いますよね。実は、VEI1の小規模噴火に区分されます。では、VEI8の噴火というのは、どの程度の規模なのでしょうか。

レベルマックスの「破局噴火」が日本でも……!?

今から約7万4,000年前、インドネシアにあるトバ湖の大火山の噴火は、地球を長期にわたる寒冷期に変えたといいます。なぜなら、その大噴火によって大気中に噴出した、とてつもない量の火山灰により、太陽の光がさえぎられ、地球の気温が下がってしまったから。地球に当時生息していた多くの生命に危機を与えました。このトバ湖の大火山の噴火レベルは、VEI8とされています。また、地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる噴火は、「破局噴火」と呼ばれています。

冒頭にも挙げたように、映画などでも見られる、マグマが垂直に噴き上げ、火山灰が空を覆い、幾日も降り注ぐ噴火は、夢物語ではなく、現実に起き得ることなのです。

日本で破局噴火が起こったのは、今から7,300年前。当時、鹿児島県南方沖の海底火山で起きた巨大噴火が鹿児島周辺にあった縄文文化を滅ぼしました。実はあれから一度も、日本で破局噴火は起こっていません。火山学者が研究を重ねた結果、日本では7,000~1万年の周期で破局噴火が起きていることが分かりました。つまり、ちょうど今がその周期にあたります。

脈々と息づいている火山がいつ爆発するのか、それは誰にも分かりません。些細な変化を見逃さないよう、調査・観察を怠らないのが火山学者です。噴火を止める術を持たない人類のために、被害を最小限にする努力をしています。日本という火山大国で、数多の人命を救うことにつながる、重要な職業だといえそうです。

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「火山学者」
はこんな仕事です

火山の噴火による災害を減らすために、あらかじめ予測できるよう調査研究する仕事。大学や観測所、研究センターなどに勤務して日々観測と予測に取り組む。研究には火山地質学・火山地形学・火山岩石学などさまざまな分野があり、それぞれ専門的なアプローチで研究を行う。基本的には過去の噴火を調査し、発生メカニズムを解明しようと試みる。実際に現地に足を運んで岩石などを採取することもあり、活火山の調査には危険を伴う場合がある。災害を防ぎたいという強い信念と責任感を要する仕事といえる。

「火山学者」について詳しく見る