読書好き必見! 最後のほうのページを見れば、その本の歴史が分かるらしい?

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読書好き必見! 最後のほうのページを見れば、その本の歴史が分かるらしい?

2016.01.12

提供元:マイナビ進学編集部

読書好き必見! 最後のほうのページを見れば、その本の歴史が分かるらしい?

本を読んでいて、一番後ろのページに書いてある「版」や「刷」といった言葉を目にしたことがあるかもしれません。そのページの意味についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 書籍の一番最後についている「奥付」は、本の身分証のようなもの
  • 「刷」数を見れば、ロングセラーかどうかが一瞬で分かる
  • 本づくりの企画から制作までを担当するのが編集者

本の身分証「奥付」

みなさんの中には、読書が好きな人は多いと思います。小説を読んだり、漫画を読んだり、文章や台詞、絵を通して、さまざまな影響を受けていると思います。読書が好きになるほど、本に触れる機会がどんどん増えていることでしょう。

ところで、普段、本を読むときに最後のページに注目したことはありますか? 著者や発行している会社名が書かれているもので「奥付(おくづけ)」と呼びます。奥付のページには、さまざまな情報が明記されていて、いわば本の身分証ともいえます。一体どんなことが書かれているのでしょうか。ちょっと、手元の本を開いてみてください。

この最後のページ、普段なら読み飛ばしてしまうかもしれませんが、実はちゃんとした意味のあるページです。では、このページに書かれている情報は、一体どういうことなのでしょうか?

印刷した回数を見ればロングセラーかどうか分かる

まず、最初に載っているのがタイトル。表紙にサブタイトルが載っている本もありますが、ここを見ると、本の正式名称を確認することができます。「著者」とはもちろん、本を書いた人のこと。小説のときは作家の名前ですが、その本の編集を行った人の名前が書かれていることもあります。

「発行」とは、本を発行している人で著者とは異なります。本を印刷し、販売する人のこと、おおよそ出版社か、出版社の人の名前が入っています。そして、「印刷」という欄には、実際に本を印刷した印刷会社の名前が入ります。

次に、「○○刷」といったように数字が書かれています。これは、印刷した回数を示します。新しい本が売りだされるとき、出版社は「おおよそこれくらい売れるだろう」という冊数を見込んで、売れ残りがたくさん出ないような冊数、本を印刷します。しかし予想以上に本が売れ、売り切れてしまいそうになると、追加で印刷を行います。つまり、「○○刷」の数字が多ければ多いほど、人気がある、もしくはロングセラーの本だということです。試しに、古くからある絵本や、教科書に載っているような有名な小説などを見てみると、100刷を超える印刷が行われているのを確認できます。

ちなみに、本によってはそれと一緒に「○○版」という数字が書かれていることもあるかもしれません。これは、同じ本でも内容が修正されたり、装丁が変わったりすると数字が増えていきます。

「定価」は、本の価格です。一般的には、販売されている価格と本体価格(税抜の価格)を記載しています。書物の物価は戦後大きく変動してきているので、古い本を見ていると、驚くほど安い価格表示を見かけることもあります。

奥付はあくまで本の記録で、日本独自の習慣です。どんな人がつくったのか、いつごろ発行されたのか、どれくらい人気なのか、といった情報をまとめて確認することができます。例えば、つい最近発売になったばかりの本なのに、「5刷」などと書いてあれば、短時間で爆発的に売れているという証拠。本を選ぶときの参考にしてみるのも面白いですよ。

また、自分が特に思い入れのある作家の本や漫画を集めている人にとっては、最初の版である「初版」が高い価値を持つことがあります。コレクターの人の中には、この初版の本を集めている人も多くいます。ものによっては、非常にレアなものとして、古書として高い値段がつけられたり、売買されたりすることがあります。あなたが持っている初版の本が、いつか高い価値になることもあるかもしれませんね。

作家の影でベストセラーを生み出す編集者のパワー

ところで、「編集者」という仕事を知っていますか? 編集とは、書籍や雑誌などの企画と編集を行う人のこと。こんな漫画があれば人気が出るだろう、こんなテーマの小説をあの作家に書いてもらったらどうだろう、次に流行るファッションはなんだろう、などと企画をたてて、予算を組み、作家へ執筆を依頼することから仕事がはじまります。

本の原稿が出来上がっても終わりではなく、より売れるように宣伝のアイデアを考えるのも編集者の仕事。企画だけでなく、カメラマンやデザイナー、取材、撮影などの手配すべてを担当しつつ、常にさまざまな案件が同時進行していくため、多忙な編集者が多いといわれています。

しかし、自分が携わった本が多くの人から愛され、何度も「刷」の数字を重ねていくことになるのかもしれない、と考えると、とてもやりがいのある仕事だと思いませんか? 将来は編集者になりたい、と思う人もいるかと思います。まずは自分の好きな本の奥付を見て、どんな人がつくっているのかリサーチしてみることをおすすめします。

本の奧付けから興味や関心を広げることで、新しい本の楽しみ方を見つけることができるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
広告・出版・マスコミ」を解説

情報を収集・編集し、おもにマスメディアを通じて発信する業界です。放送や新聞は情報を伝達する仕組みの管理・運営も行います。権力を監視したり、社会の不正を明らかにしたりするジャーナリズムとしての機能を担ったり、エンターテインメントを広く提供したりするなど、メディアにより役割はさまざま。一般の人が触れられない情報に接し、社会への影響力も大きいため、高い倫理観が求められます。

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雑誌や広告を通して大衆にトレンドや雑学、専門的知識、企業の商品やサービス情報などを発信する出版・広告。出版は雑誌や書籍の編集および発行、広告は雑誌や公共の場の看板等に宣伝を行う媒体であるが、最近は電子書籍やインターネット広告も主な発信元となっている。出版業界はインターネットの躍進により広告売り上げが伸び悩んでおり、発行部数も減少していることから、電子書籍にも力を注ぎ始め、今後の戦略が注目される。

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