気になる社会人にインタビュー!  第5回:建築士に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第5回:建築士に聞いてみた10のコト!

2016.01.22

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第5回:建築士に聞いてみた10のコト!

みなさんが住んでいるマンションや一戸建ての住宅、デパートなどの商業施設や学校や病院など、建物をつくる職業が「建築士」です。そして大きさに関係なく、建物を設計し、工事監理できるのが「一級建築士」の人たち。建物をつくるには長い期間や費用がかかりますが、一体その仕事はどのようになっているのでしょうか。そこで今回は、一級建築士として活躍する廣澤大輔さんに建築士の仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 建物の機能や外観をデザインするのは「意匠設計」
  • 「意匠設計」には、チームで仕事する柔軟性が必要
  • 建物の完成までは時間がかかるので、忍耐力のある人に向いている

建物のプランづくりや外観デザインをする「意匠設計」

一級建築士の廣澤さん

一級建築士の廣澤さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「普段は主に、建物の『意匠設計』を行っています。建物の設計の仕事は、意匠、構造、設備に分かれます。一般の方々がイメージする建築士は、意匠設計のことで、お客さまからの要望をもとに建物のプランをつくり、外観をデザインし、図面化(設計図化)し、建物を建てるために必要な申請や依頼主との話し合いなどを行います。僕は病院やビルなどさまざまな建物をつくっているので、何人かのチームで作業を行っています」

Q2. 建築士になるまで、どのような勉強をしてきたのでしょうか?

「普通科高校を卒業し、4年制大学の建築学科に入学しました。大学3年生のころから卒業まで、設計事務所で模型製作のアルバイトも経験しました。そして大学卒業後は、アトリエ系設計事務所に就職し、入社5年目に一級建築士を取得しました。その会社に9年間勤続した後、大手組織設計事務所に転職しました」

Q3. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「鉛筆を使ってスケッチし、パソコンを使って作図し、模型やCGなどで立体化しながらデザインした建物が、実際に目の前に建てられていく瞬間が最大の魅力です。建物が出来上がる姿を見守っているときに、この仕事をやっていてよかったなと実感します。また、設計した建物をさまざまな人に利用してもらうという、社会的な役割にもやりがいを感じています。店舗などの建物の場合は、機能的でなくてはならないし、よい建物かどうかも売り上げにも関係しますので、その点にも配慮が必要になります」

建築は、最後までやり遂げる根気強さが大切

お仕事風景

お仕事風景

Q4. お仕事に取り組む上で、大切にしていることはなんでしょうか?

「建築設計は、芸術的な側面もありますが、芸術家のように自分を表現するために好き勝手にデザインをしていいものではありません。お客さまの要望を真摯に受け止め、信頼して任せてもらえるように最大限の努力を惜しまないようにしています。また、建物が完成するまでにたくさんの人の協力が必要です。その建物に関わった全ての人に、『良い建築ができてよかった』と感じてもらえるように、関係者全員を一つのチームと考え、強いリーダーシップを発揮するよう心がけています」


Q5. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「北海道のニセコにコンドミニアム(別荘)をつくったことです。外観のデザインやプランはニュージーランドの建築家のスケッチがあり、それを日本の基準や法規に合わせて建築する必要がありました。依頼主が外国人だったため、英語でのコミュニケーションや、デザイン的な要求も高く、非常にたいへんな仕事でした。施主の求めるものが高かった分、レベルの高い仕事ができたと満足しています」

Q6.建築士に向いている人や、必要な知識について教えてください。

「一つのプロジェクトが完結するまで1~2年、大きなプロジェクトだと数年にも渡る、長い工程となります。なかなか成果が見えてこない中でもコツコツと粘り強く、最後までやり遂げる根気強さが大切です。 今の会社は全国で建物をつくっているので、出張で北海道に行くなど、遠方への出張もたくさんあります。勤務時間も長く、体力的にもたいへんなので、スポーツをやっていた人に向いているかもしれません」

視野を広げることが建築に生きる

Q7. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「仕事中は一日中パソコンに向かって図面を描いていることも多いので、休日は運動不足の解消を兼ねてのランニングや、最近ではサイクリングにはまっています。自転車で町を走ると車や電車に乗っているのでは気づかないような建物や風景に目がいき、新たな発想のきっかけにもなっています。自転車で、好きな建築家の建物を見に行くこともありますよ。ほかには、書店で建築の本を探したりもします。また、家族とゆっくり過ごす時間も大切にしています」

Q8. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「高校時代は漠然と何かをつくる仕事に就きたいと思っていました。建築を志すきっかけは、修学旅行のときにJR京都駅を訪れたことです。地元にはないダイナミックな空間に鳥肌がたち、建築への興味が高まりました。高校時代は、いろいろなことに視野を広げることが仕事に生きてくると思うので、さまざまな経験をしてみるとよいと思います」

Q9. 今後の目標について教えてください。

「いままで、いろいろな上司の人に助けられて、これまで仕事を続けられたと思います。建築士はチームワークが必要だし、病院ならばこういった機能をつけたほうがいいのではと提案することもあるので、建築士としての経験が必要となってきます。これからも経験を積み、自分が今まで学んできたことを下の世代にもきちんと伝えていきたいと思います」

Q10. 建築士を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「建物は世界中で必要とされるものなので、自分さえその気になれば海外で働くことも可能です。今は女性の建築士も活躍していますし、独立して自分の事務所を構える人もたくさんいるので、 働き方を選べるのも建築士のメリットです。勤務時間も長くなりがちで、負っている責任に押しつぶされそうになる厳しさはありますが、その厳しさを忘れてしまうほど、自分が設計した建物ができたときの喜びは格別です」

自分が設計した建物が、長い期間をかけて、実際に目の前に出来上がったら、その喜びはひとしおでしょう。建築に興味が湧いた人は、まずは身近にある建物や建築士の仕事について調べてみることで、建築にまつわる面白さをさらに知ることができるはずですよ。


【取材協力】一級建築士 廣澤大輔さん

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建築士」
はこんな仕事です

戸建て住宅や集合住宅、ビルといった建築物を設計する仕事。建設会社や工務店、設計事務所などが主な活躍の場で、経験を積めば独立開業の道も開ける。依頼主の要望を聞き、その土地に対して決められた面積、高さ、容積などの条件に合うように設計図を作成し、工事が始まれば作業が設計図通りに施工されているかどうかの管理・確認も行う。設計や工事管理は、建築士法の定めにより建築士しか行うことができない。さまざまな条件をクリアしながら、アイデアを形にして実際の建築物として完成させる醍醐味が味わえる。

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