空き地で黄色いカメラをのぞく怪しい人って何者?

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空き地で黄色いカメラをのぞく怪しい人って何者?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

空き地で黄色いカメラをのぞく怪しい人って何者?

この記事をまとめると

  • 街中で黄色い三脚のカメラをのぞいているのは「測量士」と呼ばれる人々
  • 建物の図面を書くために、予定地の高さや形状を測るのが仕事
  • 測量したデータはカーナビやスマホの地図にも活用されている

空き地で黄色いカメラをのぞく作業服姿の怪しい男を発見!

ある気持ちの良い午後、買い物を頼まれたヨウスケは近くのコンビニへ。すると空き地の真ん中でカメラをのぞいている人が……。 黄色くってやたら大きな三脚に、見慣れないカメラ、しかも作業服を着ている。なんだか怪しいと思ったヨウスケは、勇気を振り絞ってそのお兄さんに声をかけてみました。

建物が建つ場所で土地の図面をおこす測量士さん

ヨウスケ「あの…空き地の写真撮ってるんですか?」

お兄さん「ああ、これ? これはカメラじゃないんだよ。トランシットと呼ばれる測量機器なんだ」

ヨウスケ「でもここは空き地ですよ。測るようなもの何もない気がするんですけど……」

お兄さん「この空き地の位置や高さ、そして形状を測っているんだ。建物の図面が書けるように、現場の状況を把握して報告するのが僕らの役目なんだよ」

ヨウスケ「お兄さんは建築家?」

お兄さん「いやいや、僕は測量士さ。今日はあっちにいる測量士補とコンビを組んで仕事をしているんだ」

ヨウスケ「測量士か。初めて聞きました。ちょっと、その機械見せてもらってもいいですか?」

お兄さん「ああ、トランシットだね。いいよ、こっちへきてごらん」

ヨウスケ「う~ん、天体望遠鏡みたいだけど、モニターには数字がいっぱい並んでますね」

お兄さん「これは角度を表す数字なんだ。僕らは角度や高さ、距離などを測って土地の図面をおこすんだ。ところで君は数学が好き?」

ヨウスケ「嫌いじゃないけど……」

お兄さん「じゃあ、測量士に向いているかもしれないよ。この職業には数学の知識が役立つからね。授業で習った『サイン・コサイン・タンジェント』の三角関数って覚えてる?」

ヨウスケ「やったような気がするけど、もう全部忘れちゃいました」

お兄さん「あはは、そうだよね。でもね、今やっている数学の知識もいずれ仕事で役立つことがあるんだよ」

ヨウスケ「ここには何が建つんですか?」

お兄さん「3階建ての家が建つ予定だよ。僕らが作る土地の図面をもとに、これから建築家が家をデザインするんだ」

ヨウスケ「ふーん。建築家がデザインする家の土台を測っているのか。測量士って建築の『縁の下の力持ち』みたいですね」

お兄さん「そうだね。僕らが関わっているのは家だけじゃない。ダムや橋といった大きな建築物や、道路や河川といったインフラ建設、さらにはカーナビなどに使われる地図の測量だってやっているよ」

ヨウスケ「えぇっ! そんなにいろんな場所に測量って必要なんですか?」

お兄さん「建築物を建てる時は、建築予定地のことが分かってなければ何も進められないからね。僕ら測量士の仕事は建築現場の最初の一歩なんだよ。責任のある仕事だし、僕は大きなやりがいを感じているよ」

ヨウスケ「いったいどうすれば測量士になれるんですか?」

お兄さん「測量士になるには国家資格が必要なんだ。測量士試験を受けて合格する方法と、測量学科を卒業して現場経験を積む方法がある。僕の場合は大学の土木学科で勉強した後、現場で実務経験を積んだ方なんだ。手伝ってくれている彼もそうだ。学校を卒業すると測量士補という資格がもらえ、その後現場で数年経験を積むと測量士として認定されるんだよ」

ヨウスケ「測量士って初めて聞いたけど、家やビルを建てるには欠かせない存在だったんですね。道なき場所に道を作るなんて、夢がある仕事だなぁ~」

お兄さん「うれしいことを言ってくれるね。あさっては駅前の空き地で作業してるよ。気が向いたらまた見においで」

ヨウスケ「はい! じゃあ、それまでに三角関数おさらいしておきます!」

測量士は日本の建築を支える「縁の下の力持ち」

私たちの生活とは切っても切れない関係の測量士。家やビルといった建物の他、河川や道路などのインフラ工事にも欠かせません。測量士が測ったデータはカーナビやスマホの地図としても使われるなど、さまざまな領域で活用されています。社会の縁の下の力持ちとして、大きなやりがいを感じられる職業の一つです。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「測量士」
はこんな仕事です

土木工事や建築工事など、あらゆる工事の基礎となる測量調査を行う仕事。工事予定地の地形調査や、工事中の建築物が設計通りにつくられているかどうかを確認するために測量を行う。また、地盤がどの程度変動したのかを調査したり、地図をつくったりするのも測量士の仕事であり、その役割は広範囲にわたる。測量の結果に基づいて開発計画を作成したり、建設条件を変更したりするため、何よりも正確性が求められ、責任の大きさもある。

「測量士」について詳しく見る