STAP現象は本当にあったの? 真実発見と研究不正の関係はどうなるの?

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STAP現象は本当にあったの? 真実発見と研究不正の関係はどうなるの?

2015.12.18

提供元:マイナビ進学編集部

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STAP現象は本当にあったの? 真実発見と研究不正の関係はどうなるの?

2014年、世間をにぎわせた「STAP細胞」。それと似ている「STAP現象」がアメリカで再現された、という怪情報がネット上で広がっています。小保方晴子さんの研究をめぐる議論を踏まえながら、「STAP現象」を考えてみます。

この記事をまとめると

  • 「STAP現象」はあった!?
  • 「STAP細胞」と「STAP現象」は違うものだった
  • 研究に求められるモラル

「STAP現象」がアメリカで再現されたの?

皆さんは「STAP細胞」を覚えていますか?
2014年、理化学研究所(以下「理研」)の小保方晴子さんたちの論文が科学誌『Nature』に掲載されました。その論文にSTAP細胞が登場します。STAP細胞は、外から刺激を与えるとあらゆる細胞に変化します。
そのため、病気や怪我で失った体の一部をSTAP細胞で再生できるかもしれない、と期待されていました。

便利な細胞を簡単に作った!
ということで、小保方さんは「リケジョの星」として大人気に。
しかし、論文の不正が発覚! STAP細胞を再び作ることもできず……。理研は、小保方さんのSTAP論文を「ほぼ全て否定」と判断、公表しました。

このSTAP細胞とそっくりな「STAP現象」がアメリカで再現された! そんな怪情報が、最近、ネットを中心に広がっています。情報の根拠は、『Nature』を出版する、ネイチャー・パブリッシング・グループ(NGP)が運営する、自然科学と臨床科学のあらゆる領域を対象とした電子ジャーナル「Scientific Reports」。
真偽はいったい!?

小保方さん応援派vs否定派

話題となっている「STAP現象」とは、簡単にいうとマウスの細胞を傷つけたら万能細胞っぽくなった、というもの。小保方さんが主張するSTAP細胞とは作り方も性質も違います。

とはいえ、「便利な細胞を簡単に作った!」という点では似ていました。小保方さんを応援する人たちはこのことをネット上で拡散。「小保方晴子さんの発見は真実だった!」というタイトルとともに……。

現在、小保方さん応援派vs否定派の対立になっています。

「STAP現象」があってもなくても……

ネット上の議論を冷静に見ている人もいます。
例えば、病理専門医の榎木英介さんは次のようにいいます。
「『STAP現象』のありなしは、研究不正のありなしとは別次元の話だ。」

科学研究の世界では、研究者にモラル(倫理・道徳)が求められます。それなのに、小保方さんは、実験データを捏造(ねつぞう=でっちあげ)するなどの不正をしました。厳密さが求められる科学では研究不正自体が問題なのです。「『STAP現象』があろうがなかろうが、ずるしちゃいかん」と榎木さんは強調します。

ネット上では、STAP細胞の有無という結果ばかりが議論されます。しかし、本当に大切なのは、人類が科学とどう向き合うか、という視点です。研究におけるモラルを意識した「地に足が付いた議論」が必要なのではないでしょうか?


<参考>「繰り返し言う~研究不正と「STAP現象」ありなしは別次元の問題」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20151213-00052389/

この記事のテーマ
数学・物理・化学」を解説

私たちの生活基盤である自然界で生じるさまざまな事象や物質、それらが織りなす理論が研究対象です。宇宙や生物がどのようにして誕生し、どのような構造になっているのかという、究極的な知的探究心は人類ならでは。森羅万象の構造や性質、法則と変化を探求する物理や化学、その習得に必要な数学というように、これらの学問は互いに深く関連しています。未知の領域への研究を進めながら、さまざまな原理解明をしていく分野です。

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この記事で取り上げた
「化学」
はこんな学問です

身のまわりにある物質の原子・分子構造を解明して理解し、新しい物質をつくることにもつながる学問。無機化合物の構造を解明する「無機化学」、エネルギーなどの熱力学量の観点から物質を解明する「物理化学」、新たな化合物をつくる「応用化学」など、研究範囲は広い。クリーンエネルギーや医療への活用など、人の未来にとって大切な役割を担う学問といえる。化学製品や食品、薬などの製造業へ進む人が多いが、研究職を選ぶ人もいる。

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