私たちは、地球の裏側で起きている問題と無関係ですか?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • 会員登録(無料)
  • エリア設定
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    会員登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大20校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブで開きます。

私たちは、地球の裏側で起きている問題と無関係ですか?

2021.07.20

提供:名古屋学院大学

私たちは、地球の裏側で起きている問題と無関係ですか?

私たちの暮らす社会には多様な価値観を持つ人々が存在し、ときに利害の対立が生まれてしまいます。それらを解決するのが「政治」です。政治によって私たちの守るべき法律が作られ、社会に秩序がもたらされます。しかし、そうした秩序も国ごとに千差万別で、国際社会には異なる法秩序間の対立が山積。新型コロナウイルス感染症の拡大によって顕在化した国際問題もあります。名古屋学院大学法学部の鈴木隆先生は、こうした国家間の対立を緩和し、解決する「国際政治」の役割と、国際社会の一員である私たち一人一人の役割について研究しています。

この記事をまとめると

  • 新型コロナウイルス感染症で分断や無秩序が拡がっている
  • 歴史から構築した「国際政治理論」で将来を見通す
  • 国際政治学を学び、国際社会の一員としての姿勢を身につける

分断された世界の修復が喫緊の課題。

国際政治の課題について語る鈴木先生

国際政治の課題について語る鈴木先生

コロナ危機は、グローバル化によって覆い隠されていた「民主主義か、権威主義か」という政治体制をめぐる国際問題を浮き彫りにしました。本来、全人類の脅威である感染症を封じ込めるには、国際社会の結束、国際協力の深化が求められます。ところが、コロナ危機は新たなイデオロギー対立の最前線と化し、世界を二分しています。各国政府は公衆衛生面や経済面のダメージをうまくマネジメントしなければなりませんが、その鍵を握るワクチン供給についても、米中が主導権を争うことで世界の分断は加速し、先鋭化した米中対立は、新冷戦と呼ばれるまでに激化しています。
今回の新型コロナウイルス感染症の拡大は、自由や民主、基本的人権、法の支配といった価値規範にもとづく国際秩序を根底から揺るがし、国際社会に分断や無秩序を拡げる要因となりました。この無秩序をどう修復し、不安定化した世界をどう安全で平和な社会に近づけていけばよいのか。ウィズコロナからアフターコロナの時代に向けて、世界秩序をどう回復していくのか。いま、国際政治が直面している喫緊の課題です。

歴史から理論を構築することで将来展望が可能になる。

鈴木先生の著書

鈴木先生の著書

国際政治学の理論の一つに、「覇権安定論」があります。この理論は、世界をリードする圧倒的な大国、すなわち覇権国が存在する場合、国際システムが安定するというもの。冷戦終結以降、この覇権国の役割を担ってきたのがアメリカです。しかし、コロナ禍において中国などの権威主義諸国が自信を深め、自由主義を基調とする既存の世界秩序に挑戦する構図が鮮明となり、国際システムも不安定化しています。 
既存の覇権国家と新たな大国が衝突する現象は「トゥキディデスの罠」と言われます。米ハーバード大のグレアム・アリソン教授は、著書『米中戦争前夜』で、過去500年間を分析。「トゥキディデスの罠」に該当する事例は16回あり、うち12回は戦争に至っているものの、当事国や国際社会が危機をうまくマネジメントし、武力衝突を回避したケースも存在します。アリソン教授は20世紀初頭の米英関係や冷戦期の米ソ関係など4つのケースを指摘し、戦争回避の条件を提示しています。
歴史は理論の宝庫です。元ドイツ大統領のヴァイツゼッカーは「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」と述べました。歴史を見つめることで理論が構築され、理論によって将来を展望することが可能になります。私たちが直面する問題と類似した過去の事例を検証し、失敗と成功それぞれに共通する条件を抽出することで、歴史から理論を編み上げる。その知識体系が「国際政治理論」と呼ばれるものです。

多角的な視点から国際社会を考察する力を。

国際政治学を学ぶ鈴木ゼミのメンバー

国際政治学を学ぶ鈴木ゼミのメンバー

私たちは皆、国際社会の一員です。であれば、遠く離れた地球の反対側で発生した紛争にも、どこかの地域の難民にも、あるいは著しい貧富の格差や不平等に対しても、決して無関心ではいられません。私たちは国際社会の構成員として、問題の解決に取り組む責任があるはずです。
国際政治学は、国際社会が舞台。喜怒哀楽が交錯する、人間の営みの場で生じる多様な問題を解決するため、その方法について考察する学問です。ですから、国際政治学に向き合う者には、それぞれのアクターが求めるものを尊重する姿勢が不可欠です。人生の背景が違えば価値観も異なることを理解し、多様性(ダイバーシティ)を受け入れる器量が必要とも言えます。
学問分野としては、一直線に答えを導き出そうとする直線型のアプローチよりも、一歩前進、半歩後退、左を見て、右を見る、そんな熟慮型のアプローチが得意な人に向いていると思います。国際政治学を学ぶことで、人間社会に対する鋭い洞察力とともに、隣接・関連分野を含めた幅広い知識や教養、国際社会を見る眼が身につくでしょう。

【広告企画】提供 : 名古屋学院大学

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

それぞれ考え方が異なる人たちをまとめ、国家を形成するためには、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。法学や政治学は、そうした国や暮らす人たちの道しるべとなるよう、法律や政治の仕組みを考え、よりよい運用方法を探っていく学問です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

「法学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「政治学」
はこんな学問です

社会制度の基礎となる枠組みを決めるのが政治であり、政治理論、政治思想史、政治史、公共政策、国際政治などについて総合的に研究するのが政治学である。具体的には、国内の少子高齢化と介護福祉の問題などの目の前の問題から、世界の平和を危うくする紛争と難民の問題まで、政治学的なアプローチによる幅広い研究がなされている。また、より公正な政治を実現するために、国によって異なる国家を統治する仕組みや制度についての比較研究も行う。

「政治学」について詳しく見る

この記事のテーマ
国際・国際関係」を解説

貧困問題や民族間紛争、資源や食料、環境問題、経済的な競争や協調など、さまざまな問題を抱える国際社会。そこで活躍するには、言葉はもちろん、世界各地の文化や経済、政治、法律なども知る必要があります。 留学を経験したり、来日する留学生と交流したりしながら、異文化を理解する国際感覚を養っていく学問です。

「国際・国際関係」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「国際関係学」
はこんな学問です

世界各地と日本、または研究対象に選んだ地域の問題を、歴史学・社会学・経済学・政治学など幅広い学術的な視点から理解・分析する学問。国際社会のさまざまな問題を把握し、国際的な政治、経済、法律も活用して、異文化地域や利害関係を持つ国家・地域同士が共存を図る方法を見出していくために大切な学問である。外資系企業、旅行業界、海外取引のあるメーカーのほか、公務員や教員など学びを生かせる仕事の幅は広い。

「国際関係学」について詳しく見る

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける