マイノリティへの暴力も、「平和学」で解決できるかもしれない

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マイノリティへの暴力も、「平和学」で解決できるかもしれない

2021.07.20

提供:名古屋学院大学

マイノリティへの暴力も、「平和学」で解決できるかもしれない

新型コロナウイルス感染症の拡大により、生命の選別、社会的差別と偏見、環境問題と災害リスク、雇用状況の悪化など、さまざまな課題が顕在化しました。これらは、さまざまな暴力をなくし、公正な社会や平等な権利の実現をめざす「平和学」が取り組む課題でもあります。希望のある将来像を描くことができず、生きにくさや閉塞感を覚えている人は、平和学を学んでみてはいかがでしょう。大切なのは想像力と共感力を働かせ、考え続けることです。(写真は国際文化学部・佐伯先生)

この記事をまとめると

  • 社会にある、さまざまな「暴力」とは?
  • 暴力と私たちの関係性とは?
  • 平和のための、想像力と共感力とは?

目にみえるものだけが「暴力」ではない

国際文化協力実習で難民キャンプを訪問

国際文化協力実習で難民キャンプを訪問

新型コロナウイルス感染症の拡大は、政治・経済・社会的に脆弱な人々に、より深刻な影響を与えています。たとえば、非正規雇用の労働者の解雇、ひとり親家庭の生活苦、虐待・DV件数の増加などは日本国内だけでなく、世界各地で報告されています。なかでも「危機のなかの危機」に陥っていると指摘されているのが移住労働者です。世界の労働力の約5%を占める彼らの多くは、社会的保護を受けられないまま、感染リスクの高いエッセンシャルワークに低賃金で従事していますが、失業率はその国出身の人々より高いのです。特にアジア系の移民は差別や排除、攻撃の対象にもなっています。国際社会が進める持続可能な開発目標(SDGs)の理念である「誰一人取り残さない」からほど遠い状況です。
移住労働者の出身国の多くは、植⺠地支配され、経済的に搾取されてきた国々です。そして、植⺠地支配を正当化してきたのが人種主義でした。植⺠地支配された国々では、独立後も東⻄冷戦、資源をめぐる内戦、汚職や腐敗、大規模開発による環境破壊など、さまざまな原因によって、生存基盤を奪われてきた人々が少なくありません。

私たちの快適な暮らしは、誰かの困難の上に成り立っている?

難民申請中の女性のお話をうかがう

難民申請中の女性のお話をうかがう

平和学では、戦争・紛争・テロのような目にみえる「直接的暴力」だけでなく、差別や貧困、格差、環境破壊などの「構造的増力」、そしてこれら2つの暴力に正統性を与える「文化的暴力」も「暴力」ととらえます。さまざまな暴力をなくし、公正な社会や平等な権利の実現をめざすのが平和学です。
暴力をなくすためには、まず歴史的な背景や政治・経済・社会・文化的な構造を理解する必要があります。もしかしたら、先進国の私たちの便利で快適な暮らしが、誰かの困難の上に成り立っていることもあるかもしれません。学びのなかには、知りたくなかった辛い現実もあるでしょう。しかし、暴力を引き起こしてきた仕組みを知ることは、その暴力をなくす道すじにつながるはずです。

分断を乗り越え、世界が平和に近づくために

紛争で夫を失った女性たちとお菓子づくり

紛争で夫を失った女性たちとお菓子づくり

移住労働者が直面する暴力のひとつに、排外主義や差別、ヘイトクライム(憎悪犯罪)が挙げられます。グローバル化で加速した競争社会により、生きにくさや閉塞感に脅かされるようになった人々は、しばしば不安の原因をマイノリティや弱者に求めます。そこで生まれるのが、「自己責任」論や福祉排外主義などの主張です。さらにSNSなどの発展によって、フェイクニュースが拡散されたり、特定の民族・集団に対して差別的な発言が繰り返されたりすることも増えています。何が真実なのかわからない不安のなか、人々や社会は分断されています。分断を乗り越え、人と人がつながるために何が必要なのでしょうか。平和学が突きつける問いの答えを考え続けたいです。
グローバル化の現在、世界各地で起きていることは、私たちと無関係ではありません。私たちが食べているチョコレートは児童労働の産物かもしれませんし、使っているスマホの原料である鉱物資源は内戦を拡大させているかもしれません。たとえ、私たちから遠く離れていたとしても、マイノリティや弱者のおかれている状況に「想像力」と「共感力」を働かせられるようになれば、世界は今より平和になるはずです。政府や国連などの国際機関だけではなく、私たちもまた平和をつくりだす主体なのです。

【広告企画】提供 : 名古屋学院大学

この記事のテーマ
国際・国際関係」を解説

貧困問題や民族間紛争、資源や食料、環境問題、経済的な競争や協調など、さまざまな問題を抱える国際社会。そこで活躍するには、言葉はもちろん、世界各地の文化や経済、政治、法律なども知る必要があります。 留学を経験したり、来日する留学生と交流したりしながら、異文化を理解する国際感覚を養っていく学問です。

「国際・国際関係」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「国際関係学」
はこんな学問です

世界各地と日本、または研究対象に選んだ地域の問題を、歴史学・社会学・経済学・政治学など幅広い学術的な視点から理解・分析する学問。国際社会のさまざまな問題を把握し、国際的な政治、経済、法律も活用して、異文化地域や利害関係を持つ国家・地域同士が共存を図る方法を見出していくために大切な学問である。外資系企業、旅行業界、海外取引のあるメーカーのほか、公務員や教員など学びを生かせる仕事の幅は広い。

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この記事で取り上げた
「国際文化学」
はこんな学問です

国際社会で起こる課題を、文化の視点から捉えて解決策を探る学問。対立ではなく共存の道を探るために、諸国の異文化間相互理解をどのように図ればよいかを研究する。世界各地域から言葉の壁を越えて発信される音楽、絵画、映像、ダンスなどの表象文化が、どのように情報伝達され、受け取られるのかなど、文化への理解が国・民族・性別を超えて人と人を結び付ける方法論を研究する。

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