AIの思考回路は謎だらけ? その「直感」を読み解こう!

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AIの思考回路は謎だらけ?
その「直感」を読み解こう!

2021.05.01

提供:名城大学

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AIの思考回路は謎だらけ?
その「直感」を読み解こう!

AI(人工知能)の技術は進化を止めず、どんどんと私たちの生活の中に入ってきています。AI家電、自動車の自動運転、スマートシティなど、開発段階のものも含めてさまざまな分野で「新しい世界」が始まっています。しかし、一つ大きな課題があります。それは、AIがどんなふうに考え、どんなプロセスによって「答え」を導き出すのか、私たち人間は理解できていないということ。いわば、AIの「直感」任せの状態なのです。人間とAIが共存し、未来の暮らしを創っていくためには、AIの思考回路を読み解かなければなりません。

この記事をまとめると

  • IoT技術を活かした未来のまちづくりに、AIの判断能力は必要不可欠。
  • 人間は学習方法を教えることはできても、AIの思考回路や答えの根拠はわからない。
  • AIの振る舞いを読み解く、「データ可視化」「データマイニング」という分析手法とは?

住まいも、都市も、AI化が進んでいる。

朝になったら自動的にカーテンが開き、心地よい音楽が流れ出す。そんな一日の始まりは、現代では普通のことになってきました。多くの家電は音声や遠隔で操作でき、子どもや高齢の親の見守りもカメラ、センサーを使えば可能です。私たちの生活を便利で快適に、安全・安心にしてくれるAI技術。それは、まちづくりにも欠かせないものです。都市とAI(人工知能)が融合するスマートシティ化が進んでいます。

スマートシティとは、ICTやIoTといった先端技術を活用した持続可能な都市のことです。都市自体が一つのAIとして働くことで、生活、環境、経済活動、教育、交通、行政などの分野における活動を最適化します。たとえば、自動車の自動運転や渋滞予知もそう。AIが道路や水道管の老朽化パターンを学習し、劣化箇所を予想・早期発見することもできます。日々進化するAIの判断能力は、いよいよ、人間に近づいてきているようにも思えます。

AIはどのように学び、成長しているのか。

渋滞を回避し、インフラの劣化を防ぐその過程で、AIがどのような計算をしているのか。AIの多くは人間に、どうやって学ぶかという「学習方法」を教えられています。しかし、AI内部で動く情報量は膨大で、データの変換・結合が複雑なこともあり、なぜその答えを導き出したのかを、私たち人間は理解できていません。思考プロセスや答えの根拠は不明。いわば、私たち人間が、経験をもとに無意識に答えを出すように、AIがデータをもとに「これかな?」と直感的に選んだ判断が当たっているような状態です。AIは人間にとってとても不思議な存在なのです。

今後、AIと人間が共存していくためには、AIの思考回路を理解することが必要です。もしも、自動車の自動運転で事故が起きてしまった場合、改善方法がわからないようでは安全面でとても困ります。直感がいくら優れていても、なにを考えているかわからないというのは、ちょっと不安ですよね。

AIを読み解くには、データ分析技術が役立つ。

AI分析の例。左:犬を検出した時 右:AIはその上半身を特に「犬らしい」とみている

AI分析の例。左:犬を検出した時 右:AIはその上半身を特に「犬らしい」とみている

はたして、AIの謎を解く鍵はあるのでしょうか。名城大学理工学部情報工学科の亀谷由隆准教授は、「データ可視化」「データマイニング」というデータ分析手法を使い、AIの振る舞いを理解する研究を行っています。「データ可視化」「データマイニング」は、膨大なデータの中から人間にとって意味のある情報を取り出すデータ分析手法。生のデータの代わりにAIが分析の対象になります。

最近では、この分野はXAI(eXplainable AI、説明可能なAI)と呼ばれ、急速に発展しています。日本でもXAI技術を取り入れたAIを利用して社会的な課題に取り組む企業が現れています。特に公共性の高い業務や、医療、金融といった結果に公平性が問われる場合は、なぜその結論に至ったか、説明が必要です。AIの考えを一部でも理解できれば、エンジニアにとって新しい世界が拓けることになります。未来の住まいや都市づくりは加速していくでしょう。

【広告企画】提供 : 名城大学

この記事のテーマ
情報学・通信」を解説

情報通信産業には、通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業の5分野があります。中でも注目されているのが、インターネットに代表される情報通信工学。政治や経済、日常生活など、情報化社会のあらゆる面でますます必要とされる、活躍の場の広い学問です。

「情報学・通信」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「情報工学」
はこんな学問です

情報工学の研究対象は、コンピュータ端末のハードとソフトに始まり、情報通信を数学的に考察する情報理論、さらにさまざまな通信技術、マルチメディア技術に及ぶ。研究する分野も幅広く、コンピュータを設計してコンピュータシステムを構築する「計算機工学」、情報システムの設計・プログラミング・データベースなどを扱う「ソフトウェア」、現実の問題をコンピュータと数学を用いて解決する「数理情報工学」などがある。

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