結婚式の司会のNGワードとは?
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この記事をまとめると
- 結婚式をスムーズに進めるのがブライダル司会者の役目
- 切る・分ける・戻るなど、結婚式で口にするのにふさわしくないワードがある
- 司会者には、場の空気を読み、ふさわしい言葉を使うことが求められる
2人の門出を祝う結婚式。成功の鍵を握るのは司会!?
大好きな人の隣で、家族や友人に祝福される結婚式。自分もいつかは……と思っている人もいるのでは?
最近は、自分らしさを出したオリジナルウェディングが注目を浴びており、式場だけでなく、レストランやアウトドアで結婚式を挙げる人も多いそう。ステキなドレスやスーツを着て、思い出の場所で、来てくれたみんなが楽しめるような式にしたい~! なんだか夢が広がりますよね。
けれど、どんなにすばらしい演出も当日の進行がスムーズに行かないと台無し。そこで力を発揮するのが、結婚式を円滑に進めていくブライダル司会者です。新郎新婦の気持ちをくみ取りつつ、来てくれたみんなが「良い式だったね」と思えるような場を作るには、どんなことが大切なのでしょうか。
普段使っているあの言葉は結婚式ではNG!
友人から、家族や親戚まで、年代の違う人々が一堂に集まるのが結婚式。来てくれた人が気持ちよく式を楽しめるようにするには、おもてなし精神や声のトーン、時間配分なども大切ですが、式で使われる「言葉」も重要なポイントになります。
例えば、結婚式でよくあるケーキカットのシーン。普段なら「ケーキを切る」という言葉を使うのに、なぜ結婚式では「ウェディングケーキの入刀です」と言うのか不思議に思ったことはありませんか?
実は、「切る」という言葉は忌(い)み言葉と言われ、縁起が悪いイメージがあるため、結婚式などの祝いの席では使いません。その他にも、夫婦の別れを連想させる「離れる」「分ける」「冷える」といった言葉や、不幸をイメージさせる「終わる」「壊れる」「無くす」、再婚をイメージさせる「繰り返す」「戻る」などの言葉も避けます。忌み言葉には、普段何げなく使っている言葉も含まれるため、司会者はこうした細かなところにも心配りをします。
また、「ぶっちゃけ」「やばい」など親世代になじみの無い言葉や、ウケを狙った失敗談なども、場の雰囲気を悪くする場合があるので控えるそうです。
ブライダル司会者は、人生の大事な場面に立ち会える仕事!
結婚式には、ウェディングプランナーや、カメラマン、フラワーアーティストなどさまざまな人々が関わりますが、司会者に求められるのは、当日の式の流れのなかで、その場にふさわしい言葉を使うことです。
厳かな場面では礼儀正しい言葉を使い、華やかなシーンでは明るい声で場を盛り上げ、披露宴などの余興ではユーモアを交えることも必要です。そのためには、普段から場の空気を読み、自分が発する言葉が相手に与える印象を意識し、正しい使い方を確認しておくことが大事です。
ブライダル司会者は、自分以外の誰かの人生の大事な場面に立ち会える意義深い仕事です。結婚する2人に最高の思い出を提供し、集まった人々と感動を共有することは、きっと自分自身の人生にもパワーを与えてくれるでしょう。
この記事のテーマ
「旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説
ゲストに非日常的なサービスや空間を提供し、心身のリフレッシュを手伝うとともに、心に残る思い出となるように努めることが、旅行・ホテル・ブライダル・観光の仕事に求められる役割です。接客技術やサービス精神を磨くことが不可欠。また外国からの観光客をもてなすための語学修得も必要になります。
この記事で取り上げた
「ブライダル司会者」
はこんな仕事です
結婚式や披露宴などの場で司会進行を務める仕事。ウエディング会場、結婚式コーディネート会社、司会者派遣会社に所属するか、フリーランス契約をして活動する人が多い。挙式を行うカップルの希望によって式典の形や演出、プログラムが異なる。事前に新郎新婦や家族、コーディネーターと入念な打ち合わせを実施。一生に一度の晴れ舞台なので手違いは禁物。円滑に進行していくために、式場の全スタッフとのチームプレーが肝要。時には厳粛に、時には場を盛り上げる話術も大切。ナレーターなどの仕事と兼業する人もいる。
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