これからの部活の監督に必要な能力とは?
メイン
テーマ

スポーツは好きですか? みなさんの中には学校で部活動に打ち込んでいる人もいるかもしれません。近年スポーツの世界では、アスリートとしての実績がない指導者が、独自の理論に基づく練習方法で、強いチームや選手を育てて注目を集めたりしていますよね。スポーツの指導者になるには、自身に選手としての実績は必要ないのでしょうか? 指導者に必要な能力とは何でしょうか?
この記事をまとめると
- 部活の監督に向いている人はどんな人?
- スポーツの指導者に必要な能力とは?
- スポーツ指導者になるためのすべてが学べる学校がある!
選手としての実績がなくても、部活の監督になれるの?
野球やサッカー、陸上など、学校の部活動にスポーツが多く取り入れられているのは、なぜだと思いますか?
スポーツを楽しむことも大切な目的ですが、それだけではありません。生徒が自分で判断して行動できるようになる「自主性」や、チームメイトと同じ目標に向かって協力しあう「協調性」といった、人間形成にとって重要なことを学び習得していくことも、部活動の重要な目的のひとつです。
部活動の指導者は「スポーツが好き」であることも必要ですが、同時に「子どもと接することが好き」という人が向いていると言えます。こういった条件を満たしている人ならば、選手としての実績はなくても、大学で必要な知識やトレーニング論を学ぶことで、子どもたちを教え導く部活の監督になることは十分に可能です!
子どもたちは、指導者の教えによってスポーツの才能を開花させ、さらに部活動を通してさまざまな経験をし、人としてひと回りもふた回りも大きく成長していきます。部活動の指導者は好きなスポーツを仕事にしながら、子どもたちが成長していく貴重な時間に立ち合える、喜びの多い仕事です。
「科学」「理論」「戦術」が選手を成功に導く
かつてスポーツ系の部活動は、「根性」や「気合い」といった精神論が大切にされていました。でも、これからのスポーツの監督や指導者には、スポーツを科学的に分析できる能力や、選手を成功に導くコーチング力、選手をケガから守ったりサポートしたりするトレーナーの知識が必要です。さらに、自分の持っている知識を理論的に組み立て、選手に合った戦術を組み立てる力も求められます。そして、その内容を的確に伝えるコミュニケーション能力も不可欠です。
アスリートがよい成績を出すためには、持って生まれた身体能力が必要かもしれません。でも、それと同じくらい大切なのは、「科学」的な根拠をもとに、「理論」的に組み立てた実践的な「戦術」を、的確に伝えることができるよい指導者に巡り会うこと。よい指導者に巡り会えば、よいパフォーマンスを発揮できる可能性も高まります。
中学や高校の部活動でも、すぐれた監督に出会ったことで、チームが強くなったり、個人の成績が伸びたりして、もっとスポーツが好きになるというケースは少なくありません。つまり、指導者がいかに重要かということが分かります。
桐蔭横浜大学なら監督・指導者になるために必要なすべてが揃っている
桐蔭横浜大学のスポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科のカリキュラムは、「スポーツコーチング分野」「スポーツ情報処理分野」「スポーツトレーナー分野」の3つの分野をバランスよく融合した内容が特徴。科学的根拠に基づいた確かなスポーツ指導法、コーチングスキルなどに加え、対戦相手などの情報を集めて分析する能力や、生徒に必要なことを的確に指導するトレーナー技能を磨くことができます。
卒業後はこれらの学びを活かして、部活動の監督はもちろん、プロスポーツの指導者、スポーツクラブのトレーナー、ジムのインストラクター、スポーツメーカーのエンジニア、スポーツ雑誌編集者など、スポーツに関係する幅広い仕事を目指すことができます。
また、入試には実技試験がなく、一般選抜は通常の学科試験、総合型選抜や学校推薦型選抜は小論文と面接、基礎学力検査・調査(法学部のみ)での選考です。たとえスポーツ選手としての成績が芳しくなくても、指導者の道にチャレンジすることができます。子どもたちの才能を自分の手で伸ばしながら、一緒に同じ夢を追いかける、そんな素敵な仕事を目指してみませんか?
【広告企画】提供 : 桐蔭横浜大学
この記事のテーマ
「体育・健康・スポーツ」を解説
病気やけがの予防、治療後のケアを通して、人々が健やかに暮らせるようにするのが健康学の考え方です。食生活や運動、心理状態、検査やリハビリテーションなど、学ぶ内容は多岐にわたります。体育やスポーツは、健康維持の身近な方法を学ぶとともに、競技技術の向上、メンタルや栄養、指導者としてのスキルも学びます。
この記事で取り上げた
「スポーツ学」
はこんな学問です
スポーツが身体にもたらす影響を中心に、コーチング理論やスポーツを取り巻く環境まで科学的に考察、研究する学問。身体活動との関わりについては、医学、生理学、栄養学など、さまざまな観点から科学的に研究する。コーチングの理論や手法については、心理学など関連諸学も交えて学習。スポーツ環境については、施設経営などのマネジメントやマーケティング論も学ぶ。競技指導者の育成については専門のコースを設置している場合もある。