なぜかTwitterで恋愛相談も!? 海外大使館の活動が面白い!

twitterで恋愛相談を行う海外大使館があるのだとか。各国大使館のユニークな活動をご紹介します。
この記事をまとめると
- 今、日本にある外国の大使館のTwitterが面白い
- ゆるキャラ的なつぶやきで恋愛相談までしてくれる親しみやすさがある
- 大使館スタッフは国と国の信頼関係を結ぶ重要な仕事
日本にある各国大使館がTwitterで情報発信することも!
日本と国交のある国が、特命全権大使を駐在させているのが駐日大使館。世界のさまざまな国から150もの大使館が日本に集まっています。その中にはあまりなじみのない国名もありますが、各国の大使館では少しでも自分たちの国を知ってもらおうと、最近ではTwitterを使って積極的に情報発信しています。
でも、外国の大使館のTwitterというと、何となくお堅い感じのつぶやきを想像してしまうかもしれません。ところが、大使館のTwitterアカウントには個性的なつぶやきによってフォロワーを増やしているアカウントが増えているんです。その中でも一番人気を誇るのが、フィンランド大使館のTwitterです。
親しみやすいキャラクターのつぶやきが人気なフィンランド大使館
フィンランド大使館のTwitterは、公式キャラクターの「フィンたん」が「もい」「にゅっと」など、フィンランドの言葉をひらがなでつぶやくかわいらしさが受け、徐々にフォロワー数を増やして行き、2015年12月時点で12万人以上のフォロワーがいます。その内容はフィンランドの文化やイベントについてゆるくつぶやく、というもので、ムーミンが生まれた国ということもあるのか、親しみやすさが受け入れられているようです。
アフガニスタン大使館のTwitterアカウントは、つぶやくときのちょっと独特な日本語が注目を集めていました。そんなある日、フォロワーに恋愛相談を募集したところ、多くのフォロワーから相談が寄せられ、「どーしたら新しい恋ができますか?」というかわいらしいアイコンの女子高生の相談には、「かわいいから、絶対いい男に人気ですね。かわいい子のために皆の男は頑張って、嘘の顔を見せるほうが多いかもしれないね」と大人なアドバイスを送ってみたり、アイドルファンの相談には適確なアイドル論で返してみたりと、ユーモラスながらも真摯な対応が人気を集めていました。しかし2014年8月をもって、惜しまれつつもアフガニスタン大使館はTwitterアカウントの運用をストップしてしまったようです。
ほかにも、かわいい公式キャラクターのシャロウムちゃんが人気のイスラエル大使館や、「居候ネコ」がつぶやくドイツ大使館など、ユーモアを持ったTwitterアカウントで大使館を身近に感じることができるように、各国の工夫がなされています。
国と国の信頼関係を結ぶさまざまな業務を行っている
このような取り組みは、「大使館スタッフ」の広報活動の一環です。大使館スタッフの仕事は、自国と派遣される国との間に良好な関係を築くために働く仕事です。広報活動のほか、大使の秘書や通訳など、国と国の信頼関係を結ぶさまざまな業務を行っています。
将来、海外へ行って日本の大使館スタッフになりたいと考えている人は、世界の政治・経済を学ぶとともに、日本の文化や歴史にも造詣が深くなければいけません。そして、各国駐日大使館のTwitterアカウントのように、その国の人々に受け入れられるための努力をすることも必要なのかもしれません。そのために、いろいろな国の文化に触れる機会を今からたくさん持っておくと、きっと将来の役に立つはずですよ。
この記事のテーマ
「語学・国際」を解説
外国語を自在に使い、海外との良好なコミュニケーションを図ります。今後、社会のグローバル化が進む中で通訳や翻訳の仕事は、ビジネスや文化交流などあらゆる場面で求められてきます。この分野の仕事をめざすには、国際情勢などの知識や情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に必要です。
この記事で取り上げた
「大使館スタッフ」
はこんな仕事です
日本にある外国の大使館に勤務するスタッフ。大使館にも経理や広報、政治、文化、ビザ発行など、多様な部署があってそれぞれ働く人がいる。大使の不在時にも大使館の業務を維持し、新任大使には的確な情報や知るべき日本文化を伝える業務を担う。職種は秘書や通訳から事務職員、ドライバーなど幅広い。採用は欠員が出たときのみの不定期が基本だが、短大や大学で国際関係、政治、経済などの勉強をし、検定や留学で英語や諸外国語を学んでおこう。採用時に即戦力が求められるので、希望職種に応じたスキルを養っておくべきだ。
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