Change Maker Awardsを通じて学んだこと
Change Maker Awardsでのプレゼンタイトル:Be Proud
私がCMAに出場するにあたり学んだことは粘り強く議論することの大切さです。
私たちは2人組での発表だったので、毎日パートナーと長い時間話し合いを続けました。
その中で意見の衝突や、相手に言いたいことが伝わらないこと、自分の意見を言いすぎて相手の話が聞けないことなど、普段の授業や課外活動で少しディスカッションする時には生まれない様々な問題がありました。
あまりにも長い時間話し合って疲れると、相手の言い分を理解しないまま、妥協しようとしたこともありました。しかし諦めずに意見をぶつけ合ったことで発表テーマについての認識も完全に一致し、おかげで質疑応答にもすぐに対応することができました。
また、書類選考や原稿の文書の作成にあたっては、少ない文字数の中にいかに自分たちの思いを入れるか、受け手に思いを理解してもらえるかということを常に考えていました。
自分たちが理解していても他人に説明するためには簡潔に簡単に、わかりやすくしなければなりません。そのため本番のプレゼンテーションには劇も取り入れました。表情の動きやジェスチャーを交えたほうが自分たちの思いがより伝わると考えたからです。
その結果、金賞を獲得できたことをとても嬉しく思います。
学習支援プログラムを通じて学んだこと
学習支援プログラムでの渡航先:ケニア共和国
学習支援プログラムを利用して私はケニアのナニュキという町へ行き、世界中の高校生や大学生と一緒にボランティア活動をしてきました。
毎日車で何時間も走って小さな村を訪れ、そこで村に住む人の健康診断をしたり小学校で子どもたちと遊んだりしました。休日にはサファリに連れて行ってもらい、大自然を肌で感じることができました。
日本のメディアでアフリカの国々のことを取り上げるとき、貧困や治安の悪さで苦しむ人々の姿が注目されることが多いように思います。
しかし実際に極度の貧困状態と言われる村に行ってみて分かったことは、みんな幸せそうだ、ということです。不便な生活が必ずしも不幸な生活とは限らないことを実感したのです。
乳児から高齢者まで、村に住む人全員で助け合って生活していました。地平線が見えるような、見渡す限り何もない草原で走り回る子どもたちはみんなが笑顔でした。
病院も学校もトイレもお風呂ももちろんありません。彼らが生きていくためには何かしらの支援が必要かもしれません。
しかし、たとえ支援がなくても彼らの生活が不幸なものとは限らないということをもう一度考えてみると、私たちができる支援も変わってくるのではないでしょうか。