コンサルタントでもコーディネーターでもない!
管理栄養士が健康で豊かな「まち」をつくる!?

少子高齢化が進み、超高齢社会に突入した日本。子どもから大人、高齢者まで、あらゆる世代が豊かで幸せな暮らしを送るために、「まちづくり」は重要な要素の一つです。それを支え、今後ますます必要とされるであろう職業が「管理栄養士」。まちづくりと管理栄養士の関係とは?今の日本が抱える課題とともに見ていきましょう。
この記事をまとめると
- これからの「まちづくり」では、医療や介護施設の充実、自治体の取り組み、QOL向上の環境づくりなどが重要。
- 「まちづくり」のあらゆるシーンで、「食」を支える管理栄養士が活躍する。
- 桐生大学栄養学科では、ライフステージ別の栄養管理、医療と食に関する専門知識と共感力を兼ね備えた管理栄養士を育成。
あらゆる世代が健康で幸せに暮らせる「まちづくり」には、管理栄養士が必要!?
日本人の平均寿命は年々延伸を続け、「人生100年時代」と言われるようになって久しい現代。平均寿命より自立した生活を送れる「健康寿命」の重要性が問われるようになっています。そういった時代にあって、あらゆる世代が健康で幸せな暮らしを送るための「まちづくり」は日本全国の課題です。都市開発による医療機関や福祉施設の充実、地域の人々の生活習慣病を予防する自治体の取り組み、QOL(生活の質)を高めるための環境づくり、地域に人々の居場所を設けるコミュニティづくりなどが、今後のまちづくりでは重要とされています。実は、それらすべてに関わるのが「管理栄養士」の仕事。人々の健康と生活を「食」から支えるための栄養管理、栄養教育・指導を行う専門家、管理栄養士は、まちづくりでも活躍するのです。
管理栄養士は、まちの中のさまざまな場所で人々を支えている!
管理栄養士というと、学校や幼稚園、保育所などで給食の献立を考える人というイメージが強いかもしれません。しかし、それだけではないのです。同じ学校でも、管理栄養士の免許に加え、栄養教諭免許状を取得すると、2005年に新設された「栄養教諭」として、子どもたちに食育を推進し、家庭や地域の栄養・食生活の支援も行います。病院や介護福祉施設などで、医療知識を持つ専門職として、重症化の予防を栄養面からサポートするのも管理栄養士の仕事です。
また、近年増加している行政主導による生活習慣病の予防や健康増進の取り組みにおいても、管理栄養士が活躍します。国や都道府県の行政機関に所属し、地域住民との交流を深めながら、食・栄養の面から地域の健康づくりに貢献するのも管理栄養士です。「食」は一生を通して人々に必要なものであり、管理栄養士は人々の暮らしが営まれている場すべてに必要とされると言っても過言ではないでしょう。
食や栄養の分野から医療に関する専門知識まで備えた管理栄養士を育成
健康で幸せなまちづくりでは、あらゆる世代が対象です。そこで桐生大学栄養学科の「応用栄養学実習」では、新生児、幼児期、思春期、高齢期など各ライフステージ別に栄養管理を学び、実際に計画から調理までを経験します。
「臨床栄養学実習」では、栄養上の欠陥がもたらす疾病や栄養食事療法が有効な疾病についての概要、栄養食事療法の意義や方法など、より専門性の高い知識を学習。実際の栄養・食事管理を行うとともに、患者のQOL向上に貢献する食事の提供を試みます。
このように、桐生大学栄養学科では栄養教育の知識と技術はもちろんのこと、食や栄養の分野にとどまらず、病気の治療、健康維持に貢献できる知識とスキルまで習得可能。高度な専門性と人の心に寄り添う共感力を兼ね備えた管理栄養士を育成しています。
生きるために欠かせない「食」を通して、みんなが豊かに暮らせるまちづくりに貢献しませんか?
【広告企画】提供 : 桐生大学
この記事のテーマ
「栄養・食物」を解説
食べることから健康な生活にアプローチすることを目的としています。ただ生きるために食べるのではなく、より良く生きるために食べるという考え方です。栄養学は食物に含まれる栄養素について学び、生理学の知識を踏まえ、適切な栄養指導を行います。そのためには栄養学や病理学などの広範な知識も必要です。食物学では人によっては摂取しにくい食材を食べやすくしたり、よりおいしく食べるための調理方法の研究なども行います。
この記事で取り上げた
「栄養学」
はこんな学問です
栄養と健康との関わりや調理・加工方法などについて研究する学問。食を通じて人々の健康維持や医療分野に役立てることを主な目的としている。学ぶ分野には、解剖学や病理学を用いて研究を行う「医学・科学分野」、医療現場での栄養指導など臨床的な視点から栄養を学ぶ「臨床栄養学分野」、公衆衛生学など社会と栄養との関わりを学ぶ「社会環境分野」、材料化学や調理学、加工学などを学ぶ「食品品質分野」などがある。