【シゴトを知ろう】空間デザイナー 編

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【シゴトを知ろう】空間デザイナー 編

2020.06.18

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】空間デザイナー 編

内装・外装を問わず、空間をデザインするのが空間デザイナーの仕事です。今回は、株式会社スペサンでデザイナーとして、結婚式などのパーティ会場や企業のイベント・オフィス空間をはじめとするあらゆる空間をデザインしている大巾博史さんにお仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • デザインで人を幸せにできることが、大きなやりがい
  • 友人の結婚式の手伝いをきっかけに、空間デザイナーの道に進んだ
  • デザイナーには、自分の立ち位置を柔軟にコントロールできる力が必要

空間をデザインし、その空間にいる人を幸せにする

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
株式会社スペサンは、「人を幸せにする、心震える瞬間の創造」を理念として個人のお客様に対するオリジナルウエディングのプロデュースと、法人のお客様に対する空間デザインや映像制作・イベント企画などを行っています。私は空間デザイナーとして、複数のプロジェクトに関わっています。

デザイナーというと、CADを用いて図面を引いたり、デザインパースを作成したりといったイメージがあるかもしれませんが、私の場合はコンセプトを考えるところからお手伝いさせていただくことが多いです。例えば、オフィス移転を考えている法人のお客様に対しては、単に使いやすい空間をデザインするだけでなく、その会社に適したデザインはどのようなものなのかから考えます。どのような仕事をする人がどれくらいいて、どのような考えを持っている人たちが働いているかによって快適なオフィス空間は異なるからです。

<一日のスケジュール>
10:00 出社。メールおよびSNSをチェック
10:30 社内のプロジェクトメンバーとミーティング
11:30 ミーティング内容を基に、コンテンツならびにデザイン検討
13:00 ランチ
14:00 協力会社への発注業務
17:00 お客様とデザインコンセプトについてミーティング
19:00 イメージイラスト作成、コンセプト考案等の作業
21:00 退社

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

実際にお使いになるお客様に感動を与えられる空間を、お客様と一緒に作り上げられることが最大の喜びです。ウエディングであれば、お客様と相談をしながら空間を演出して、ウエディング当日に会場で新郎新婦や招待されたゲストの気持ちを間近で感じられたり、オフィスであれば働く人の労働環境を提案・改善した後に仕事をしている様子を拝見してパフォーマンスを上げられているかを確認したりしています。自分のデザインで人を幸せにできているという実感があり、大きなやりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

人の思いを形にするのは一筋縄ではいかなく、正解がない仕事であることへのジレンマを常に感じています。時間をかけてお客様のご要望をヒアリングしたとしても、後日、デザイン案をお見せする頃には気持ちが変化しているということも少なくありません。人の感情という移ろいやすいものを相手にするのは、なかなか大変です。

またウエディングの仕事では、新郎新婦お二人の考えが異なる場合もあります。まずはお二人それぞれの気持ちを丁寧に引き出し、そろえるところから始まります。じっくりと腰を据えて、時間をかけて挑まなければならない仕事です。

友人の結婚式の手伝いから、ウエディング業界での空間デザイナーに

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

友人の結婚式の手伝いを頼まれたことがきっかけです。新卒で入社した会社では、商業施設のデザインを主に手がけていました。そこでは、クライアントの要件を満たす施設を作り、クライアントに引き渡したら仕事も関係性も終了。「100%満足してもらえる空間が作れているのか」「この空間を使ってくれる人は、本当はどう思っているのか」と疑問が生まれ、その空間で過ごす人にもっと寄り添いたいという気持ちが生まれていました。

ちょうどその頃に、友人の結婚式の手伝いを頼まれました。式場はすでに決まっていたため、私はムービー作成やペーパーアイテムのデザインをするくらいでしたが、友人夫妻に想像以上に感謝してもらえました。結婚式当日もゲストの前で紹介してくれ、「大巾君がいなかったらこの式は成功しなかった」とまで言ってもらえた程でした。

私自身も大変感激し、得られた満足感の大きさに驚きました。「これが仕事になったらどんなに楽しいだろう」と心を動かされ、しばらくして会社を辞めてウエディング業界に転身しました。数年間は「ウエディングプランナー」として修行した後に、「空間デザイナーとして」仕事をするようになりました。

Q5. 大学では何を学びましたか?

美術大学でコミュニケーションを軸としたスペースデザインを学んでいました。「ある空間において、人がどのようにコミュニケーション行動を取るのか」というテーマで課題に取り組んでいました。現在の仕事は、まさに大学時代に学んでいたテーマそのものを扱っていて、当時の知識が非常に役に立っています。美大の学生はクリエイティブな意欲にあふれた人が多く、大学の外でも各自創作活動をしている人が多かったです。非常に刺激を受けた4年間でした。


Q6. 高校生のとき抱いていた経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校では野球部に所属し、野球に明け暮れた毎日でした。部活に追われて将来のことなど考える暇もなく、高校卒業後は浪人生活に突入。1年間の浪人を経て、普通大学よりも美大に進学したいと思っている自分の気持ちに気付きました。祖父が趣味で絵を描いていたこともあり、小さい頃からものづくりには興味があったようです。その後、アルバイトでお金を貯めて美大受験の予備校に入り直しました。回り道はしましたが、浪人時代に自分がやりたいことについて真剣に考えたからこそ、今の自分があるのだと思っています。

他人の気持ちに寄り添うことと、立ち位置のコントロールが求められる

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?

他人の気持ちに寄り添えることが必要です。見た目のきれいさだけでなく、「その空間で過ごす人がどう感じるか」「そこで過ごす人にとって快適な空間デザインとは何か」という命題を考え続けられる根気強さが、当社のデザイナーには欠かせません。

また、デザイナーをはじめとするクリエイターは個性が強く、自分の意見を前面に押し出しがちですが、仕事によって立ち位置を柔軟にコントロールできる器用さも求められると思います。時にはお客様の考えを立てたり、また逆にデザインのプロとしての意見を主張したりと、切り替えを上手にできるといいですね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

真面目に野球に打ち込んできた自分の高校時代を振り返ると、もっと“やんちゃ”をしておいてもよかったかもしれないと思います。当時は野球しか見えていませんでしたが、いろいろ経験していれば、他の道もあったかもしれません。

先生や親に「あれやれ、これやれ」と言われたことを受け身でするのではなく、自分のやりたいことに貪欲にチャレンジしてみてください。人の目を気にせず、自分本位にさまざまなチャレンジをしてみてください。


「空間=人が過ごす場所」という考えを大切にしながら、さまざまな場所のコンセプト設計に携わっている大巾さん。空間デザイナーという仕事の幅の広さを、大いに実感させてくれました。ものづくりに関心があり、「自分が作ったもので誰かを幸せにしたい」という気持ちがある方にはぴったりの仕事ではないでしょうか。
 

【profile】株式会社スペサン HAKU 取締役CCO/デザイナー 大巾博史

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「空間デザイナー」
はこんな仕事です

ショーウインドーやディスプレー、マンションなどの建築物のエントランス、屋外でのイベントなど、さまざまな空間をデザインする仕事。具体的には、まず利用目的をしっかりと把握することから始まる。その上でインテリア、ディスプレー、展示、ビジュアル表現など多岐にわたるデザイン要素を組み立てていく。斬新なセンスのあるアイデアや企画力が求められる他、完成までには多くの人との共同作業が必要なため、コミュニケーション能力はもちろん、全体を指揮するリーダーシップも必要とされる。

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