「縁(ヘリ)」から日本の農村を変える!? 豊かで持続的な農業の未来

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「縁(ヘリ)」から日本の農村を変える!? 豊かで持続的な農業の未来

2020.05.01

提供:明治大学

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「縁(ヘリ)」から日本の農村を変える!? 豊かで持続的な農業の未来

超高齢社会に突入した現代の日本では、少子高齢化が引き起こすさまざまな問題が取り沙汰されています。農業も例外ではありません。農村では高齢化が進み、後継者不足が深刻な問題となっています。明治大学農学部の服部俊宏准教授によると、これから先の日本の農業の持続性を考えるとき、カギとなるのが「縁」だそうです。一体、縁とは何を意味するのでしょうか?縁と農村の未来との関係について、教えてもらいました。

この記事をまとめると

  • 衝突が発生しやすい境である「縁」に注目することが、農村で起きている問題を考えることに。
  • 農業に目を向けた都市生活者の意識の変化が、都市農地の価値を変えた!
  • 服部俊宏研究室では、フィールドワークを中心に農村の土地利用や地域資源の管理について研究。

農村の未来を握る「縁(ヘリ)」とは?

「縁(ヘリ)」とは、ものの端やふちのこと。何事も中心は安定していますが、周辺に向かうほど不安定になりますよね。「縁は別の何かとの境であり、衝突が発生しやすく、解決すべき問題が顕著になる」と服部先生は言い、農村にも多くの縁が存在すると言います。
「空間的な縁としては、農業と都市がせめぎ合う都市近郊の農業、農村における自然との境での鳥獣害などが挙げられます。また、海との境である沿岸地域では自然災害が問題となることも。一方で時間的な縁もあります。高齢化した現役の農業従事者と、継承に迷う世代との境。同じ農村、同じ世代でも、取り組みの意識の高さが違えば、そこに境が生まれます」(服部先生)
それぞれの利害のために、両側から押し合いやせめぎ合いが起こる境が「縁」。つまり、農業や農村の縁に注目することは、そこで発生している問題を考えることであり、日本の農業の持続性につながるというわけです。

市街地に農地があることの価値が変化!これからの農業の多様性

縁の中でも注目したいのが、都市農地。かつての日本では、都市近郊の農地は最終的には拡大していく都市の用地になると思われていました。また、高度経済成長社会において、農家に生まれた人たちも都市の企業などに就職するようになり、後継者問題が発生し、農業の継続は難しい環境に。
ところが、近年になって状況が一変します。2015年に都市農業の安定的な継続を目的に「都市農業振興基本法」が成立。市街地に農地があることの多面的な価値が認められ、各自治体には計画的に都市農地を保全する施策が義務付けられました。都市農地は「宅地化するべきもの」から都市に「あるべきもの」になったのです。
その背景にあるのが、都市生活者の意識の変化。今や多くの市町村で一般市民に農地を貸し出す市民農園が人気を集め、農家の農作業を手伝う「援農ボランティア」も増えています。そこでの経験をきっかけに、本格的に農業を始める人も出てきているのです。

縁に目を向けて、農村の土地利用や地域資源の管理について研究

都市農地のように、服部先生の研究室では健やかで、豊かで、持続的な地域のあり方を探求し、農村の土地利用や地域資源の管理について研究しています。そのためにアンケートやヒヤリング調査を用い、農村における人や自然、産業と向き合うフィールドワークを中心に研究。過去には、都市近郊における援農ボランティアについての研究や、東京都の新規就農支援の実態把握と評価の研究なども行われました。
「縁は地域の問題だけでなく、私たち一人ひとりの生き方にも関わってくる」と服部先生は言います。
「会社勤めにおいても、中心だけでなく、縁に目を向けると、見える風景が広がり、自分の可能性を伸ばすことにつながるかもしれません。都市生活者が都市農業に目を向けたことで、農業を見る目が変化し、生活を豊かにする市民農園が広がっていったように」(服部先生)
縁で起きていることに目を向けた農村づくりで、自分の可能性を試してみませんか?

【広告企画】提供 : 明治大学

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農学」
はこんな学問です

品種の改良や病害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、人と自然の共生のための方法を研究する学問である。研究分野は広く、食料としての生物を環境にマイナスの影響を与えることなく継続的に確保する方法を研究する「資源生物科学」、食品・農業・化学工業などの生物活用現場で起こる問題をバイオ技術によって解決する「応用生命科学」などがある。

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