世代間ギャップを越えて… 超高齢社会における看護師の役割とは

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世代間ギャップを越えて…
超高齢社会における看護師の役割とは

2020.05.01

提供:関西医療大学

世代間ギャップを越えて…
超高齢社会における看護師の役割とは

日本はいま、超高齢社会。将来的には人口比で高齢者の割合が若年者の割合を越えるという状況も予想されています。そんななか、医療現場を支える看護師たちには、時代に応じたスキルが求められています。患者さんの多くが高齢であるならば、若い年代の新人看護師が世代間のギャップを越え、高齢者と円滑にコミュニケーションを行うことが大切。看護師を目指す学生たちが、こうしたコミュニケーションスキルをつけるために必要なことは何でしょうか。関西医療大学 保健看護学部の岩井教授にお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 超高齢社会では、看護師は高齢者と接する機会がさらに増える。
  • 関西医療大学では、地域の高齢者と学生が触れ合う機会を用意。
  • 看護師に今後、何が求められるのを見据え、学ぶ姿勢が大切。

超高齢社会で、看護師に求められるコミュニケーション力とは。

日本は超高齢社会です。65歳以上の「高齢者」の人口が人工全体の21%を越え、「超高齢社会」となったのは2007年。2025年には高齢者の割合は約30%に、2060年には約60%にも達するという見通しがあります。
医療現場でも今後、ますます高齢の患者さんが増えることが見込まれるなか、看護師も時代にあった役割を果たさねばなりません。
問題となるのは、患者さんと看護師の世代間ギャップです。看護学校や大学の看護学部を卒業した新人看護師の大部分は20歳前後ですが、核家族化の影響などで、高齢者とのコミュニケーションを図る機会をあまり経ることなく現場に出ることが増え、スムーズに対応できないことがあります。
現場で経験を積んでいくことはもちろん、学生時代に豊富な現場実習を行い、高齢の患者さんと接する機会を増やすことは大切なことです。
看護を学ぶ看護学部では、どのような取り組みがなされているのでしょうか。

地域の高齢者と看護を学ぶ学生が交流を図り、双方に良い効果を。

関西医療大学 保健看護学部 保健看護学科では、知識や技術を修得するだけではなく、「自分で考えることのできる看護師」の育成に取り組んでいます。そのため、学びにグループワークや演習などアクティヴラーニングを積極的に取り入れていることが大きな特長。周辺地域とも協調し、学生たちに様々な学びの機会を提供しています。
「老年看護学実習」の一環として、地域の高齢者と交流を図るための催し「和の会」などがその実例です。
そのなかでも岩井 惠子教授のゼミは、「老年看護」がテーマ。学生と高齢者の世代間ギャップを改善するため、2015年から地域に住む高齢者の方々に、学内での演習で模擬患者さん役を担ってもらうSP(模擬患者)参加型看護教育を実施。
「この取り組みによって、学生たちは高齢者とのコミュニケーションを学び、高齢者の方々にとっては生きがい作りになるなど、双方に効果が生まれています」と岩井教授は語ります。

今後の社会を見据えて、看護師に何ができるのかを考え、学ぶ。

近年、岩井教授のゼミでは、高齢者の退院後生活を支えるため、さまざまな他職種との連携を学生たちが考察し、その中での看護師の役割について発表を行いました。
「4年間本学で学んで興味をもったことを発展させ、今後に活かしてほしいと考えています」と語る岩井教授。
また、教授ご自身は、限界集落における高齢者の生活を研究テーマとされています。和歌山県にある集落の高齢者の方々の生活を調査し、看護の観点からどのような支援ができるのかを検討。実際の支援につなげるためのフィールドワークとして月1回のペースで現地を訪問し、地域の高齢者の方々と交流を図っています。
高齢化はこれからの医療を考えるにあたり、避けては通れない問題。看護師には時代のニーズに対応して活動することが求められます。卒業後、看護師として働くために自分がどんな役割を担えるか…そんな長期的な視野を持ちながら看護を学ぶことが大切です。

【広告企画】提供 : 関西医療大学

この記事のテーマ
医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」を解説

病気やケガなどによる身体機能や生理機能の変化を治療し、健康な生活が送れるようにするのが、医療の役割です。今日のように高齢化が進んだ社会では、健康で長生きできるようなサポートも重要です。これらの役割を担うのが、医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの専門家です。医師であれば解剖学や病理学、薬剤師であれば薬学など、それぞれが専門的な知識と技術を身につけ、連携することで医療の質を向上させる方法も学びます。

「医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「看護学」
はこんな学問です

看護学は、看護師などを養成するための学問である。具体的には、専門科目は「基礎看護学」「臨床看護学」「地域看護学」の3つの科目から構成されている。「基礎看護学」はすべての学習の基本となる看護理論と看護技術を学ぶ。「臨床看護学」では実際に患者と接する臨床という場を視野に入れた看護理論を扱う。「地域看護学」はさまざまな生活スタイルや病状の患者が混在する地域社会の中で患者の生活の質を上げていく看護理論を学ぶ。

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