【第6回全国高等学校ビブリオバトル・優勝】埼玉県立春日部女子高等学校

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【第6回全国高等学校ビブリオバトル・優勝】埼玉県立春日部女子高等学校

2020.03.11

提供:マイナビ進学編集部

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【第6回全国高等学校ビブリオバトル・優勝】埼玉県立春日部女子高等学校

おすすめしたい本の魅力を語り合う書評合戦「ビブリオバトル」。その高校生日本一を決める「第6回全国高等学校ビブリオバトル」決勝大会が、1月26日(日)に東京・よみうり大手町ホールで開催されました。大会直後、優勝した埼玉県立春日部女子高等学校1年の印南舞さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ろう者をテーマにしながら人間の普遍的な思いを描いた小説を紹介
  • 練習どおりにやるのではなく、聴衆の顔を見て伝えたい思いを伝える
  • ビブリオバトルを始めて人前で話すことが楽しいと思えるように

誰かを真剣に思い、向き合うことの大切さが描かれた一冊

地方予選を勝ち抜いて決勝大会に出場したのは52名の高校生バトラー。最後の決勝戦は予選を勝ち上がった8名で争われました。ルールはシンプル。それぞれがおすすめしたい本を持ち寄り、その魅力を1人5分で発表。質疑応答も経て、最後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に観戦客が1人一票で投票し、グランドチャンプ本を決めます。

今回グランドチャンプ本を獲得したのは、埼玉県立春日部女子高校1年の印南舞さん。印南さんが紹介したのは『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(文集文庫・丸山正樹著)です。ろう者をテーマにした本ですが、ミステリー小説でもあり、印南さんは「よくあるお涙頂戴ものではない」ということを強調。描かれているのは「誰かのことを真剣に思い、向き合うことの大切さ」だと訴えました。落ち着いた語り口と、思いを真っ直ぐに伝えようとする姿勢は会場に大きな印象を残し、トップバッターながら見事優勝を勝ち取りました。

大会の締めくくりには、ゲストの作家・辻村深月さんから「私も10代の頃、本を通じていろんな世界へ行くことができた。みんなそれぞれ大好きな本があって、それをお互いに好きでいられる幸せを感じた」とコメントが。
受賞直後の印南さんにお話を伺いました。

練習は大事だけど、結局は「伝えたい」気持ち

―― 優勝された感想をお聞かせください。

うれしいです。ビブリオバトルは高校から始めました。これまでもチャンプ本をいただくことは何度もありましたが、今回は全国からすごい人たちが集まる大会。ここで勝ちたいという思いがありました。たくさんの方に期待していただいたので、早く報告したいです。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

原稿を書いて練習したりもしましたが、もともと私はビブリオバトルにおいてそれを重視していません。小手先のテクニックよりも、オーディエンスの顔を見て、伝えたいと思ったことを伝えることが大事だと思っていました。今日は会場の反応を見て最後に、「ありがとうございます」という意味の手話をアドリブで入れました。練習もたくさんしましたが、この場に立てば、「伝えたい」という熱意や思いを全部言葉にのせるだけ。今日はそれが伝わったのかなと思います。


―― 今回紹介した本に出合ったきっかけは何ですか?

私は本屋さんが大好きで、学校帰りに毎日通うくらいなのですが、新しい本を探すときはインターネットで調べることが多いです。今回紹介した本もネットで見つけました。他にも読みたい本はたくさんあったのですが、何か引っかかるものがあって、すぐに本屋さんへ行って買いました。読んでみたら「こんな世界があるんだ!」「こんなに素敵な本があるんだ……」と衝撃を受けて。今思えば運命の出合いでしたね。


―― その本を紹介しようと思った理由は何ですか?

これまでも人生の転機になった本が何冊かありました。今日、ゲストで来てくださった辻村深月さんの『かがみの孤城』もその一つ。そして今回の『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』も、読んで人生観がひっくり返りました。そんな本に出合えることってなかなかないですよね。「これは皆さんに伝えたい」と思いました。この大会で勝てば多くの人に知ってもらえる。そう思ってこの本を選びました。

思いを伝えられる場「ビブリオバトル」で人生が変わった

―― 普段はどのくらい本を読んでいますか?

月2〜3冊は読んでいます。いろいろなジャンルを読みますが、ミステリーが一番好きです。きっかけは、今日のバトルでも何冊か紹介されていた貴志祐介さんの本。最近はコナン・ドイルも読みたくなっています!


―― 大会に向けて、どのような練習をしてきましたか?

一度原稿を書いて、それを暗記することから始めます。暗記したら発表の練習をスマホで録画して、手の動きや体の動きなどを確認したり、ボイスメモを使って声の抑揚を確認したりします。
他の皆さんは先生や友達に聞いてもらったりするそうですが、私は絶対に聞かせたくないので(笑)、一人で黙々と練習していました。


―― 練習で一番努力したことは何ですか?

「伝える」ということです。身振り手振りを駆使したり、テクニックを押し出す方法もあると思いますが、私は「伝えたい」という気持ちで望みたい主義。「伝えたい!」という自分の熱意が伝わるよう練習しました。


―― 大会全体を通した感想を教えてください。

素敵な賞をいただけてうれしいです。この本を多くの方に知ってもらえる機会になればいいなと思います。私、中学までコミュ障だったんです。でもビブリオバトルに出合って、人前に出て話すことが楽しいなと思うようになり、人生が変わりました。同じことばかり言っていますが、「伝えたい」という思い。それがビブリオバトルを始めてから私がずっと抱いている思いです。



印南さんの選んだ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』、読みたくなりますね! 当日は著者である丸山正樹さんも応援にかけつけ、「自分の伝えたかったことが伝わっていてうれしい」というコメントもありました。皆さんも伝えたい本に出合ったら、ビブリオバトルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

【profile】埼玉県立春日部女子高等学校
印南 舞(1年)

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