社会とつながる学びが、社会を動かす力になる

2020年4月に開設された京都先端科学大学の工学部ではいち早く実践の場で活躍できる、世界を揺るがすグローバルエンジニアの育成をめざしています。企業の課題に向き合うなかで自分の目指す分野を見つけ出し、専門性を強化するキャップストーンプロジェクトを始動。「自立力」や「洞察力」を養いつつ、工学のための数学や物理、英語力・13分野の専門知識も修得します。産業や社会と深くつながり、機械・電気分野の枠を超えたあらゆる場面で活躍できる実践力を養います。
この記事をまとめると
- 各領域のエキスパートによる13分野の専門科目で、自分のめざす分野が見つかる
- 英語で行う専門科目授業により、グローバルなビジネスシーンで通用する語学力が身につく
- 企業で即戦力となりうる技術職としての力が修得できる
キャップストーン × 英語 で、世界で活躍する人材を育成します
工学部ではいち早く実践の場で活躍できる、世界を揺るがすグローバルエンジニアの育成をめざします。企業の課題に向き合うなかで自分の目指す分野を見つけ出し、専門性を強化するキャップストーンプロジェクト。「自立力」や「洞察力」を養いつつ、工学のための数学や物理、英語力・13分野の専門知識も修得。産業や社会と深くつながり、機械・電気分野の枠を超えたあらゆる場面で活躍できる実践力を養います。
企業が、社会が研究対象。「キャップストーンプロジェクト」
“キャップストーン”とは、ピラミッドの頂上に最後に載せる石のこと。工学部で取り組んだことの総仕上げとして、3年次と4年次に行います。これは、国内外の企業が抱えているグローバルなビジネス課題と向き合い、解決に近づくための方法を探るというもの。自分が学んでいることは、どんな社会課題にヒットするのか。これを知ることは、非常に重要なことです。企業の方々と協働しながらプロジェクトを進めていくリアルな体験は、究極のインターンシップとも言えるでしょう。
例えば電気自動車、ロボット、部品。部品が軽くなれば車体が軽くなり、電池の負荷が下がり稼働時間にも貢献できます。
「だけど、強度はそのままで」。さあ、あなたならこの矛盾をどう解決しますか?
早速、夏期休暇に入ると取り組みがスタートします。企業を訪問し、軽量化の背景や、その部品に何が求められているのか、素材は、許されるコストは…などを緻密にヒアリング。「解決のカギは現場にあり!」突破口のヒントをどこまで探れるか…勝負はもう始まっています。
秋学期が開始されると同時に、分析・試作にかかります。現代のモノづくりは、複合技術の掛け合わせ。素材や加工による力学的な耐久力向上だけではなく、「どう他の部品と組み合わせるか?」という工学的アプローチも重要。好きなときに使える「工房」で試作を重ねましょう!
どんなに優れた部品でも「組み立てにくい」「環境に良くない」と、量産には不適格。他にもデザイン(意匠)や特許、寿命などさまざまな観点から「アイデアをブラッシュアップ」します。
最後には企業エンジニアを前に、プレゼンテーションを行います。企業内で自分たちのアイデアを「実現」させるためには、あらゆる人の疑問や不安をすべて払拭し、「それいいね!」と思わせること。「学生だからここまで」なんて、ここでは無し。真剣勝負、だから面白い。
3年次のプレキャップストーンは企業から課題が提供されますが、4年次のキャップストーンは課題が提供されません。企業を訪ね、自分で探します。自分たちの提案が実際に企業の製品に採用されることも夢ではありません。
【広告企画】提供 : 京都先端科学大学
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「工学・建築」を解説
工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。
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「機械工学」
はこんな学問です
生活と産業に使われる機械類の仕組みを研究し、新しい機械を創造するための学問。目的に適した原理を力学的に研究する「設計工学」のほか、機械の安全・安定性を研究する「計測・制御工学」、空気や水の中で働く力について研究する「流体力学」、材料加工をテーマに研究する「加工工学」「材料工学」など研究分野はさまざま。このほかにも「精密工学」「熱力学」など、機械工学といっても、その研究範囲は多岐にわたっている。
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「電気工学」
はこんな学問です
電気をエネルギーとして捉え、発生などの性質を研究して応用に結び付ける学問。電磁界や電気回路、電気システムの理論を学び、これらの応用について研究を進める。電気エネルギーの発生や変換を研究して活用方法を考える領域や、超電導応用の領域、制御・計測についての領域もある。石炭、石油に代わる新しいエネルギー資源として、地球環境に関することなども学習、研究し、これからの社会を支える学問でもある。
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「情報学・通信」を解説
情報通信産業には、通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業の5分野があります。近年は各分野の垣根が取り払われつつありますが、なかでも注目されているのが、インターネットに代表されるコンピュータを介した情報通信工学でしょう。高度に情報化が進んだ現代において、安全保障や経済政策はもちろんのこと、日常生活に至るあらゆるシーンで必要とされる、活躍の場の広い学問です。
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「情報工学」
はこんな学問です
情報工学の研究対象は、コンピュータ端末のハードとソフトに始まり、情報通信を数学的に考察する情報理論、さらにさまざまな通信技術、マルチメディア技術に及ぶ。研究する分野も幅広く、コンピュータを設計してコンピュータシステムを構築する「計算機工学」、情報システムの設計・プログラミング・データベースなどを扱う「ソフトウェア」、現実の問題をコンピュータと数学を用いて解決する「数理情報工学」などがある。