お財布にやさしい駄菓子だけど、10円でもちゃんと儲けがあるの?

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お財布にやさしい駄菓子だけど、10円でもちゃんと儲けがあるの?

2015.12.15

提供元:マイナビ進学編集部

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お財布にやさしい駄菓子だけど、10円でもちゃんと儲けがあるの?

昭和の昔から、子どもたちに人気の駄菓子は、今なおコンビニやスーパー、町の駄菓子屋さんなどで売られており、世代を越えた人気商品も多数生み出されています。
でも、10円や20円で買える駄菓子を売っているお店や製造会社って、ちゃんと儲けがあるのでしょうか? 今回は駄菓子の秘密に迫ります。

この記事をまとめると

  • 駄菓子はいつの時代も安いけど、10円で売って会社やお店はやっていける?
  • うまい棒の値段には徹底的なコスト削減の努力があった
  • 子どもたちを喜ばせたいという駄菓子メーカーの気持ちが根底にある

安くて美味しい駄菓子、でも10円で売ってお店は大丈夫なの!?

コンビニなどでも買える駄菓子の代表格が、「うまい棒」です。うまい棒は、第二次オイルショックが起きた1979年に発売されました。物価が高騰していく中で、子どもが自分の少ないお小遣いで買えるお菓子をつくろうとしたことが、うまい棒誕生のきっかけなんだとか。製造会社の「やおきん」は今もその理念を貫き、増税後も1本10円でうまい棒を販売しています。

「うまい棒」製造会社、やおきんの企業努力がすごい!

では、やおきんはうまい棒でどうやって利益を得ているのでしょうか? まず、やおきんは自社で製造工場を持っていません。商品はすべて契約工場に企画を持ち込んで生産しているため、工場の維持費や人件費がかからないのです。

そうしたコストカットの努力は、うまい棒の大きさにも隠されています。実はうまい棒は原材料の価格によって大きさを変えているのだそうです。原材料の高騰により、もともとの内容量が7~9gのものが、5~6gになるなど、はたから見たらほとんど分からない程度のマイナーチェンジをすることで、コストカットを実現しているのです。

また、真ん中に穴が開いている形状は、運送する際に割れたり折れたりすることがないようにするための構造です。そのため、長距離輸送も可能になります。うまい棒の原価は7円から9円で利益は1本あたり2円程度ですが、徹底的なコストカットや知恵によって、充分に利益を出すことができているんですね。

大きな企業だけでなく、小さな町工場でも駄菓子を作っている会社はありますが、そのいずれもが低価格で製造できるように調理を工夫しています。例えば、昔ながらの駄菓子「梅ジャム」は東京の下町でおじいさんが1人で65年以上もつくり続けています。値段は一度5円から10円に値上げしただけで、現在も変わりません。

努力の源は、「子どもたちの喜ぶ顔が見たい」という気持ち

こうしたコストを考えた調理の工夫を考えるのも、「調理学」の研究対象になります。調理学は食品をいかにおいしく食べられるかという技術を取得するだけでなく、いかにして大量の食品を効果的に調理できるのかを学ぶこともあります。駄菓子の製造過程には、そうした調理学の立場からも学ぶべきところがたくさんあります。

駄菓子は、製造会社と利益は少ないながらも駄菓子を売り続けている駄菓子屋さんの双方の努力によって成り立っています。その努力の源は、「子どもたちの喜ぶ顔が見たい」という同じ気持ちがあるからではないでしょうか。調理学に興味のある人は、低コストと、決して高いわけではない利益で人を喜ばせようとする駄菓子製造と、その調理方法について考えてみると、新しい発見があるかもしれませんね。

この記事のテーマ
メーカー」を解説

日用品から航空機に至るまで、製品として世に出るモノは必ずどこかのメーカーによりつくられています。工業技術を用いてモノを生産する企業がメーカーです。生産技術の基礎は、機械などは物理学、薬や洗剤などは化学、食品などは生物学などさまざまです。自動車会社のように機械、電気・電子、情報などの各工学によりつくられた部品を一つの製品に集約するメーカーもあります。

「メーカー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「食品」
はこんな業界です

米や野菜、肉などの生産物を調理・加工し、安全性やおいしさを考慮して開発・製造する業界。食品産業は生鮮食品、加工食品、外食の3大ルートに分けられ、スーパーやコンビニエンスストアなどを通じて食品を提供している。少子高齢化に伴い国内の食品市場は減少傾向にあったが、介護食市場や電子レンジを使わない節電食品の発展など、注目の高まる分野も。また、中高年をターゲットにした健康維持や美容効果のある健康食品市場は、年々プラスの成長を見せている。

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